本音と建前
本音と建前。下心を成就するため、行動のよりどころとなる大義名分を振り かざすことは、日常茶飯事行われています。 企業の目的が利益の追求であることは、誰もが承知しています。それでも必 ずと言っていいほど「企業理念」という大義名分が存在します。 そこには、まばゆいばかりの社会貢献が謳われています。 成功哲学でいうところの黄金律「自分がして欲しいと思うことを、何よりも まず、他人にしてあげなければならない」ということが規範になっているか らでしょう。 企業が、「利益の追求」という泥臭い部分を、「企業理念」で浄化している ともいえるかもしれません。 個人についてはどうでしょう? 営業マンは、「お客様の為に・・・」といいながら、自分の成績を一番気に しています。それを見透かされている営業マンは成績が上がらず、本当に顧 客の利益を願っていると感じさせる営業マンは、トップセールスです。 素が出てしまう役者はダイコンで、なりきれる役者は名優なんです。 しかし愛される人には、愛されたいという下心があるのでしょうか? 多分、赤ちゃんに下心は無い。という意見には、賛成していただけると思い ます。強いて言うなら、その愛くるしさそのものが下心なんでしょうか。 「3歳にまでに、子供は一人前に育ててもらう代償を親に支払ってしまう」 と言った人がいるぐらいです。 親にも普通、下心はありません。子供の存在そのものが喜びなのです。その ように感じるように、DNAに書き込まれているんです。 こういう当たり前のことが、狂ってしまった事件については、今回は触れま せん。 偽善的なことを嫌い、「お金を馬鹿にしすぎる!」と、報道陣に怒ったホリ エモン。確かに世の中、偽善と欺瞞に満ちています。 このメルマガだって、キレイ事ばかり書いてますが、管理人の経済状態は火 の車。なんとかネットで収入を得ようと試みていますが、私もホリエモン言 うところの「お金を馬鹿にする」感覚から抜けきれていない人間の一人で、 お金をいたわる心を修行中です。 さて下心は、本人を前にして言ってしまえば、悪口が陰口で無くなるように、 安心できるものです。 正常な営業活動は、顧客が営業マンの目的を良く分かった上で成り立ってい るのです。 例えば、「今日すごくいい健康食品の説明会があるんだけど一緒に行こうよ」 っていう友人からの誘い。これならまだ、健康食品を売りたいんだなという 察しがつきます。ひどいのになると、何の説明会かも告げられずに分けの分 からない事業説明会に連れて行かれたりします。 そんな経験ありませんか? ほとんどが、MLM、連鎖販売取引、ネットワークビジネスと呼ばれる、ク チコミのサイドビジネスへの誘いなんですが、法律が変わったんです。 このような特定商取引の場合、勧誘する際には自分の氏名、商品はもちろん のこと、主催会社名及び、特定負担を伴う契約が目的であることを事前に告 げなければなりません。 守らない人が多いと思いますので、間違った誘われ方をしたら、教えてあげ てください。法律であることを知らないことも多いと思います。 このビジネス形態そのものは、違法でも何でもありませんので、興味があっ たら説明会に参加してみるのもいいと思います。あくまでも自己責任です。 依存心の強い人は止めたほうがいいです。 事前に肯定的なもの、否定的なもの双方の書籍を読んでおくといいでしょう。 こんな本があります。 <肯定的なもの> 21世紀は「クチコミ」と「自主性」の時代―船井幸雄が斬るネットワークビ ジネス → http://tinyurl.com/6sqvk ザ・バイブル → http://tinyurl.com/6wubw <否定的なもの> 睡魔 → http://tinyurl.com/52323 ワンダーゾーン→ http://tinyurl.com/5nw7c