モロッコは思っていたよりも暖かく本当にちょっとしかいれなかったけど、好きな国になって、そんな哀愁に浸っていた私にこの事件が襲い掛かるとは予想せず・・・

モロッコについてすぐに両替をした。
小さい村では両替が難しいというどこからかの情報を信じて、ちょっと多めに。後でまた再両替すればいいと思って。
で、思ったよりお金を使わなかったから、また戻そうと。
あ、モロッコの通貨ディラハムは国外では両替できません。

「ユーロ」
「No.ユーロないから隣の両替所に行きな。」
素直に横の両替所へ移動
「ユーロ」
「No,隣で変えてもらいな」
また素直にその隣へ移動
「ユーロ」
「No」
さすがに温和な(?!)私も
「なんで？そこに買取レート書いてあるじゃんか」
「小さいユーロないから。横の両替所で聞いて」
はぁあああ、毎日多くのユーロ圏の人々が両替してんのにユーロない？？？？何いってんだよ！！
で、すったもんだしてたら、フェリーの時間が迫ってきちゃって、あえなく退散。
まあいいや、船の中にも両替あるって聞いたし。


で


船のなかの張り紙ですよ、
「ただ今ディラハムからユーロへの両替はできません。」
はぁああああ。何が「at the moment（今）」じゃあああ。
間違えなく「for a long time（ずっと）」だろうが！！いや、下手すると「forever」かも。
ってことで、もう私諦めてこれは土産として持ち帰ろう。
こんなことになるんだったら、革製品の土産でも買っておくんだったよ。あぁあああ

モロッコでは予想外に騙されることもなくみんなに親切にしてもらって胸キュンとしてるとこに最後にこれかい！！全く。


そういえば、船からクイーンエリザベスが見えた。
船長が英語で「遠くに見えるのはかの有名なクイーンエリザベスです」って言ってて、
確かに遠くて小さくてよくわかんなかったけど、船発見
しばらく経ってスペイン語で同じこと言って、やっと乗客みんなが必死に騒ぎ始め。
いやーヨーロッパ初の優越感。スペイン語少ししかわかんないから今までちょっとバカにされてると感じたことも多だあったし。
そんなことに気を紛らわせ、寂しく帰った私です。


あ、ホントに遠くてわかりずらいね・・・

あーしかし、引き出しに眠ってるディラハムとベトナムのドンを見るたびに悔しさが取れない私です。

みなさんもお気をつけをm(_ _)m