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カテゴリ:釣り雑談
以前・・・実釣経験から「引き釣り」についてオモリ使用感と共にまとめてみました。
今回は「泳がせ釣り」についての雑感なのですが、実は泳がせをあまりしておらず・・・推測が多いのはご了承下さい。 ベタ竿の引き釣りで攻めて、どうにも太刀打ちできなかったケースを例に思いつくままに書いてみます。 ≪渇水時の釣り≫ 渇水時の泥をかぶったトロ場やカガミのポイントでは「泳がせ釣り」でないとまったく釣れませんでした。 (後半、トロのような場所でもチビ玉+遅引きで釣れるようになりましたが・・・泳がせの方が短時間で攻略可) 恐らく止水に近いエリアでは流れがないため、横滑り状態となりやすく・・・「引き」はかなり難しく、游がせが有効でした。 ≪白川での釣り≫ 垢が僅かに残っている場合、残り垢狙いで引けば掛かりますが、完全にトンでいると・・・とても苦しい展開。 活きた筋を引いていても全く掛かりませんから・・・お手上げ。残り垢を探しながら、釣り場をウロウロした記憶があります。 それ以外は【アユの通り道】を見つけ、ピンポイントで止めて游がせるしか効果ありませんでした。 もちろん、石裏など鮎の溜まり場を予測して・・・留めながら游がせて掛けることも。 ≪水温が急変したとき(水温低下)≫ 何回か経験があるのですが、高水温時から強い雨が降った後などの水温低下は・・・やっぱり追いが悪くなる気がします。 こちらも同様で以前は游がせに切り替えないと掛かりませんてしたが、今は引き釣りでなんとか掛けられるようになりました。 ≪まとめ≫ 以上の事から「游がせ釣り」の方が、アユを游がせて釣る関係上・・・【活性の状態】が掴み易いのではないかと考えられます。 つまり「引き釣り」の場合・・・引いていても鮎が泳いでいないと掛かからないのは当然なのですが、それ以外に釣り人が【変化している釣場】に合わせる必要があると思うからです。 生きたオトリ鮎をオバセで操作する「泳がせ釣り」の方が【変化している釣場】に合わせ易く・・・結果、上記のような悪条件の際に「泳がせ釣り」が有効なのではないでしょうか。 (泳がせで一匹を掛ける迄が大変で・・・その後はポンポンと連続して掛かる場合など) そういう理由から、「泳がせ釣り」を意識しつつ「引き釣り」で苦手なポイントを攻略する上で意識した事は特に・・・【引き上げスピード】、【遊泳層】の二つでした。 と、具体的に考察していきます。 引き上げスピードについては「引き釣り」でも何度か異なったスピードで引き上げることにより調整していますが、釣り人が泳ぎをサポートしているので・・・上手く引き上げられなかった場合など、実は鮎が居たのに見切る勿体ない経験が多々ありました。 もちろん、流れの筋の細分化(平坦な流れでも意外と筋は分けられる)をおこなったうえで、引き上げスピードの変化に対応する必要がありますし、午前中高水温で午後低水温時になったときなどは明らかに午前中の引き上げスピードで引くと午後の釣果が落ちる事などがよくありました。 もちろん、上述した悪条件の状態ではより遅く引く事(または止める)で野鮎を確保できるようになってきましたが・・・「泳がせ釣り」の場合が効率良い場合があると考えます。 遊泳層=タナではありますが・・・実は私、昨年まで知りませんでしたが・・・鮎は常に底に定位しているばかりでないのはご存知だと思います。 瀬などではナワバリ鮎を釣るために底に沈める補助具などを用いますが、白川状態などでは浮かせたほうが良い場合が多々ありました。 白川時の石裏の白波や、ヨレがあったりする場所では沈める前に「ギュ!」っと掛かったのは、ジャレ鮎が様子を見にきているのでしょう。 というのも鮎には群れる習性もありますから・・・上述したように、やはり自然に游がせてジャレを待つのが有効なのでしょう。 その場合、まだ上手く引けない「上方テンション」を利用したり姿勢制御を試みますが・・・自然に泳いで、お気に入りの遊泳層を漂うようにはいきません(苦笑) また、「泳がせ釣り」をする上で皆さん気を使っているのがハナカン周り。オバセに関係する・・・特に「付け糸~ハナカン迄」を重要視されているようです。 (ハナカン~逆さ針・・・以前中ハリスを0.4号にしたり試しましたが・・・オバセに関連する付け糸~ハナカン迄の方が重要とのこと) 実は「引き釣り」で釣っていても流れがある場合は、凧揚げの糸が風圧で弛んでいるように・・・オバセが存在し、鮎は引かれながらも影響を受けていると推測されます。 (以前の横滑り説明と重複する部分があるので・・・省略します) ということは引いていてもオバセの影響を考慮した仕掛けが必要なのかも・・・と最近は考えています。よって「泳がせ釣り」とハナカンの形状についても考察してみます。 (A:金属で出来た泳がせハナカン、B:ワンタッチハナカン) A,Bを実釣の「泳がせ釣り」で比較したわけではありませんが、泳がせ名手の仕掛けを拝見するとAの形状に近いハナカンが多いことに気が付きました。 1.ハナカンを付けた鮎は引かれていない限り・・・ハナカンの重さと表面抵抗の分損失となります。(渦流発生)よって、真円に近いAのハナカンの方が左右均等に負荷がかかるのではないか? (もちろん、重量の左右均等化も影響があると思いますが・・・さて) 2.Bのワンタッチハナカンを使用する際・・・多くはハナカン移動式。Aの場合、固定式が多い。よって、Aのハナカンで固定式にする事は・・・ハナカンから垂直に付け糸が出ることでオバセが正確にコントロールできるのではないか? 3.2の捕捉として・・・ハナカン固定とする事で中ハリスの長さを最小とする事ができる。よって、中ハリスによる水切れ抵抗を最小化としている。 今年は「泳がせ釣り」を殆ど練習しませんでしたが、来期は上記の検証をしつつ・・・「引き釣り」と組合わせて取組んでみようと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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