カテゴリ:日常生活
いきなりですが、トマトジュースについてどう思いますか?
「不自然に赤すぎる?」 「腐りかけた売れないトマトでつくってる?」 「高温で処理してるからビタミンCがない?」 そんな考えを持ってる人は、下の文章を読んでしっかり勉強して下さい!! *「不自然に赤い!着色料では??」 って思ってる人!トマトジュースはトマトオンリーですよ! でも普通に店で買ったトマトを煮詰めてもあんなに赤くはならないですよね。。 それは、、 トマトの種類が全く違うからなんです。 普通に店で売られているトマトは「桃太郎」という品種のトマトです。 このトマトはピンク系トマトといって、消費者や流通過程を重視してつくられたんです。 「桃太郎」のようなピンク系トマトは、まだ熟していない、緑色のうちに収穫します。 熟していたら、流通の途中で傷がついてしまうからです。 そして「桃太郎」は完熟していなくてもピンク色になり、糖分が多いので甘く感じる。 また、生で食べやすいように皮も薄いです。 切りやすいように完熟はさせません。 というわけで「桃太郎」が日本の八百屋の店頭を占めているのです。 でもピンク系トマトは、完熟した赤いトマトに比べて、リコピンの量が3分の1しかないんです。 見た目や食べやすさはよくても栄養が足りてないんです。 これに対してトマトジュースに使うトマトは、見た目より中身重視! 完熟させてもグチャグチャにならないように皮が硬く品種改良されてます。 だから生で食べるとおいしくないけど、真っ赤でリコピンたっぷりなんです。 このように、トマトの種類が違うから赤いんですよ~。 しかも赤い方が栄養たっぷり!! トマトジュースってすごい☆ *「じゃあ、店に出せない腐りかけたトマトを使ってるの?」 って思った人!そんな失礼な!! さっきも言ったように加工用と生食用ではトマトの種類が違うので、 店に出せないから加工するわけではありません。 腐りかけたトマトを使うなんて事してたら法律で罰せられますよ! 販売されているトマトジュースは2種類あります。 日本産のトマトを使うフレッシュパックと、 海外で収穫したトマトを使う濃縮還元タイプ。 「フレッシュパック」というトマトジュースは 収穫してから24時間以内にジュースができるんです!! トマトは熟す時間がはやいので、味を損なわないようにしてるんです。 ただ、日本でトマトを収穫できるのは夏のみ。 だから夏しか飲めないんですよね~。 その他の時期につくっているのが外国産トマトを使った濃縮還元タイプ。 フレッシュパックのみでは需要においつかないんです。 でも、海外からトマトを輸送するとなると、トマトが傷んだり、輸送費がかかったりする。。。 ということで、技術開発を重ねた結果、濃縮還元という方法がとられています。 詳しくは説明しませんが、加熱せずに濃縮するので、 味も香りも損なわれないという方法です。 どちらの場合もトマトの種類は、一番おいしくなるように、ブレンドしてあります。 トマト以外の調味料をいっさい使わないので、トマトの品種の少しの違いにも こだわりを持ってつくっているんです。 トマトジュースは細かな気配りとこだわりを持っているんです!! *「ビタミンCが損なわれてる??」 いえいえ、そんなことありません。 加熱して濃縮していないことはさっきも言いましたが、 加熱するのは殺菌のときのみ。 でも加熱殺菌は高温で短時間なため、ビタミンCが壊れるほどの時間がないのです。 それどころか、リコピンやカロチノイドといった栄養素は、 加熱した方が吸収率が高くなるんです!! ってわけで、栄養が悪くなるどころか、よくなるんです!! わかりましたか!? トマトジュースって自然がくれた栄養ドリンクなんです!! ちなみに前回、野菜の栄養素が少なくなっているというコメントをいただきました。 その通り!! 野菜の本来の味には、「苦み」や「酸味」「渋み」といった味があって、 その味があってこその栄養やおいしさがあったのです。 しかし、最近は何でも「甘み」がよいとされる。 グルメリポーターも、「この野菜甘くておいしい」とコメントする。 甘ければいいとなってしまっているんです。 そしてその価値観にあわせて、甘くなるように品種改良される。。。 かくいう私もその一人で、小さい頃は好き嫌いが多くて、 単純な味を好む子供でした。 でも最近は野菜が好き!! ちょっと苦みのある菜の花も大好物♪ こんなに野菜にこだわった会社にいくのだから 私もこだわりをもっていきたいと思います☆ 長くてわかりづらい文章になってしまいましたが、、 トマト革命、わかってもらえましたか?? まだいろんな事が書いてあるので、おいおい書きます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|