カテゴリ:バングラデシュ
前回,バングラデシュのテクナフ手前の仏教寺院をUPした。’10年に「地球の歩き方 バングラデシュ編」も出て,以前よりは行く人もいると思うので,テクナフの町を’08年3月にUPしていたもののリニューアル版だ。
行ったのは,’04年8月。最近行った方は比べてみて下さい。と言っても,行く人はめずらしいと思うが… バングラデシュ南部の町コックスバザールから約70km南の町テクナフ。ミャンマー(ビルマ)は,すぐ近くだ。コックスバザールから車で来た。 私を連れてきたガイド(ホテルの従業員兼ドライバー兼ガイド)が,車を止めた小さなホテル(画像右側)の部屋を見せてもらった。「うわ~」たいへん汚い…広さは十分なのだが,カーペットはめくれ上がっているし,壁もボロボロだ…1泊何百円ほどのホテルだが,それにしても… 井戸水を掘っているのか?? 足踏みミシン。すぐ前は,水浸しだが… 街を歩く 私に声をかけてくる。下に,食用のニワトリがいる。 店が並ぶ 中心部 リキシャーなども走る。ブラックマーケットが多くあるそうだ。 「このあたりはブラックマーケットだ。」とガイドが言う。ミャンマーからの密輸品が多く入っているそうだ。警察も頻繁に見回りに来るそうだが,賄賂を受け取って黙認しているとか。「仕事がない人があふれているのに,政府は,無策だ。だから,みんなこんなことをするんだっ!」,「きちんと開発して,観光客を呼べば,もっとみんなが潤うのに,それもしない。」等々,熱く語っていた。 外国人はめずらしいので,みんなが見てくる。 雑貨屋 お菓子やらパンやら 雨が降ったら,通りは一気に水浸しだ! 日常的なことなので,誰も動じない 少し町外れに歩くと,船着き場がある。 バングラ最南端で観光地のセント・マーティン島へ行くボートも出ている。 向こうから荷物を持った人々がどんどん歩いてくる。裸足の人もいる。 家の前で,遊ぶ子どもたち。 漁師の家 ほんとうに質素な民家が続く。 漁船や,人がいっぱい乗っている船も結構あった。 さらに進む。ナフ川の運河になっている。 また船着き場がある。ナフ川対岸は,ミャンマーなのだ。奥には,小さな小屋がある。 これでもイミグレだそうだ。役人か兵士らしき人がいる。ミャンマーへ行く人をチェックするそうだ。かなり往来はあるそうだ。 外国人もいくらか払えば,2,3時間は行けるそうだが,おそらく賄賂になるんだろう。でも,雨季でどしゃ降りなのでやめた。行ってみたかったんだが。他のサイトを見ると,行けないとも書かれていたが… さて,最近は緩和されてきているだが,お国柄アルコール類は一切御法度だ。例外的に,高級ホテルでは飲めるところがある。「ビールが手に入る」と言われた。「じゃあ頼む」と私。先ほどのホテルの小さなロビーに入り,しばらく待たされた。そこへ,ビールビンが2本入った紙袋を持った人が現れた。お金は事前に払ってある。非合法だけに高い。日本の方が安い。コソコソとやり取り。「すぐにカバンにしまえ!」まるで麻薬取引だ!外国人の飲酒は問題ないのだが,地元の人が扱っていることが違法なのだ。 その後,コックスバザールへ戻る車内で,「ビールを飲んだら?」…で袋を開けた。ラベルは,ほとんど剥がしてあるものの,ミャンマーのマンダレービールだ。 1本開けて飲んだ。常温でぬるい…ラッパ飲みだ。と,もう1本をガイドが開ける。「えっ??」そのまま飲んでしまった。飲酒運転やん。おいおい!一口飲むたびにビンを足下に置いて隠す。 で,飲んだ後,おもむろに車外に投げ捨てた。「ビンが転がってたら,まずいやん!」と私。「大丈夫。誰が放ったかわからんし,そんなん誰も調べへん。」と言う。なんちゅうこっちゃ!あちこちに検問所があり,実際,降りて調べられた時もあった。 ビールは,ミャンマーから来る船に隠してあるそうだ。他にも,海外から来る船に,ヨーロッパのビールが隠されて運ばれるらしい。どこへ行っても,裏というのがあるんやな。 海外旅行(アジア) ブログランキングへ にほんブログ村 クリックで,本サイトへ! 本サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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