カテゴリ:梅子への手紙
うちの妹は娘(マメコ・4歳)が一人いて、出産直後子育てしながら美容師の資格を取った。とても偉いと思う。マメコが2歳になったとき、家計のために美容院のパートに出た。子育てがあるので美容院の正社員にはならずパートをしている。自分が働きに出るから、マメコを保育園に預ける。でも保育園に預けると高い保育園代が家計を圧迫するため、さらに妹はもう1つカレーハウスのパートを始めた。
カレーハウスも美容院も割と理解があり、大分融通利かせてもらっているらしい。とはいえ、多忙な日は簡単には休めない(妹の気持ち的にも)。 明日妹と会う約束をしていたが、今朝10時にキャンセルの電話があった。電話の向こうの妹は、ぜーはー言っている。何をそんなに急いだのだ?聞くと、マメコが高熱を出したらしく、保育園から迎えに来いとの連絡がたった今入り、迎えに向かっている途中だという。 実は、マメコの熱は昨日から出ていて、39度あったという。今日土曜日はカレーハウスが混む日なので妹はパートを休めず、それで仕方なく熱のあるマメコを保育園に預けた。今朝保育園に預けるときに、熱ではーはー言っている娘に向かって、「マメコ、ごめんね」と謝ると、「ううん、ママのせいじゃないよ」と言ってマメコは教室に入って行ったらしい。泣きもせず、ダダもこねず。マメコは親が仕事に行かなければならないことをちゃんと理解している。もう2歳くらいのときからずっと。 働きながら子育てする場合、こういうことはしょっちゅう起るのだろう。特に、近くに子供を預かってくれる人がいないとさらに厳しい。 子供のいる女性は、働かなくてもいいけど働きたい人、働きたくないけど働かざるを得ない人などいて、働く背景は様々だ。 私に子供が生まれたら、おそらくしばらくして働くと思う。理由は間違いなく「自分が働きたいから働く」になる。「働かなくていい」ほど経済的余裕はないが、少なくとも妹よりは厳しい状況ではない。私は子育てしながら働く方法についていくつか選択肢を持っている。そして、「収入を得る」方法が「働く」ということ1つでないことを知っている。この違いは大きいと思う。 働きながら子育てする女性を助けたい。妹みたいな人は沢山いる。 私にできることは何だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/02 10:52:48 AM
コメント(0) | コメントを書く
[梅子への手紙] カテゴリの最新記事
|
|