楽しい未来のために

なでしこキャプテン澤。
いつも先頭切ってみんなをグイグイ引っ張っていってるけど
PKが苦手であの決勝のPKの順番を最後にして欲しいと
言ったそうですね。

いつでも自分について来い。自分がやってやると
言うんじゃなくて苦手な事は苦手だと言って
仲間を信頼して任せる勇気も素晴らしいと思いました。

1.殿は、LDなので書くことが苦手です。
　人の話を聞きながらそれをメモるなんて
　高度の技は殿には不可能です。

2.目立つ事も苦手です。
　でも昔からいつでもどこでも
　あの楽しくて人を和ませるキャラと
　背の大きさで目立ってしまいます。

3.人前で話すのも苦手です。
　自信が無いのだと思います。
　授業参観を見に行っても
　手を上げたところを見た事がありません。

キャプテンになると目立ちたくなくても目立ちます。
人前で話すのが苦手でも毎日みんなの前で
話さないといけません。
試合や練習試合になると選手宣誓することもあります。
相手チームの監督やコーチの前に
チームのみんなを並べて自分の言葉で
挨拶しなければなりません。

2と3はきっと数をこなすことや自信を持つことで
できるようになるでしょう。

1 は、難しいのでそういう場面があれば
誰かに手伝ってもらう。

苦手だと伝える勇気があれば周りに支えられながら
キャプテンとしてもやっていけると思うよ。

と伝えました。

そしていつもいつも強くてみんなをひっぱって行く
強靭なキャプテンである必要はない。

澤のようにチームメイトを信頼して
自分が苦手な事は、正直に声に出して伝えて
みんなでいいチームにしていけばいいんよ。

キャプテンになる決意をした殿に私はそう言いました。

わかった。と殿。

不安だらけだと思うけど1年間キャプテンとして
エースとしてしっかりチームをまとめて
引っ張って行って下さい。

先輩が引退してはじめての練習だった昨日。
突然顧問からキャプテンの発表があったそうです。
今までの顧問のように、やりたい人を尋ねたり
やれるか？と確認があったりはなく

キャプテンは殿。と言われたそうです。

どうしてもキャプテンになりたかった子が
いたのですがその子も
殿がキャプテンなら俺も支えると
納得してくれたそうで満場一致の
拍手と歓声をもらったそうです。


顧問・副顧問・前顧問・コーチ
先輩・2年生・後輩・保護者
全員一致の沢山の人の

「キャプテンは殿に」の声に応えて

キャプテン殿の誕生です。
頑張れ殿！

キャプテン殿にどんなチームにしたいかを
聞きました。

みんなで支えあって助け合える
チームワークのいいチームにしたい。
そう答えました。
（先輩たちチームワーク悪くて
各々の実力はあるのに勝てなかったからね。）

バレーボールは、チームワークのスポーツ。
いいチームになるといいなぁ。