楽しい未来のために

忘れないうちに・・・

１０日の試合、デュースデュースと粘りましたが

惜しくも負けてしまいました。

試合経験の少ない１年生が緊張の為か？

ミスの連発。

それと必要以上に徹底的に殿がマークされました。

サーブもアタックもフェイントも全て殿が狙われます。

唯一の攻撃力のあるアタッカーの殿に１本目を取らせることで

攻撃のポジションに入るのを遅らせて崩す作戦です。

地区予選ではそこまで徹底的にマークされる事は無かったけど

さすがに勝ち上がってきたチームばかりですので・・・

でも元々後衛に下がるとレシーブの要でもある殿は

日頃から通常の人の守備の３倍を守り、そしてバックアタックを

打っているので後衛の時はいつもと変わりません。

ただ、思いっきり攻撃できる前衛に上がった時も

徹底的に１本目を殿に拾わせ、ブロックは３枚つかれました。

殿には、常日頃から３枚つかれても怯むな。

ヨッシャー！俺の実力が認められたと喜べと言ってます。

どうでもいいアタッカーに

３枚のブロックはつかないからです。

殿の調子は良かったと言ってました。

でも負けました。

試合後、自分たちの力が出し切れなかった。

いつものプレーが出来なかったと子どもたちが

口々に言いました。

力が出しきれなかった事が今のあなたたちの実力なんだと

私は言いました。

負けたチームが次々と帰って行きましたが

決勝戦まで残って見たいとチームの全員が言いました。

みんなが悔しい思いなんだ。みんなが勝ちたかったんだ。

と感じました。

その悔しい気持ちがきっとチームを強くしてくれると思う。

負けたけど収穫はあったと思う。

それは、「今年の○○中（殿たちの学校）は、今までとは違う。 」

「あのエースは誰だ？去年からいた？ 」

と他のチームに思わせた事です。

まだまだ弱いチームですが、油断できないぞという印象を

与えられたと思います。

殿は去年からレギュラーでいましたが、ただニコニコと

バレーを楽しんでいた殿の事を覚えている人は居なかったのでしょう。

各チームの顧問たちが集まって話していたのを

うちのコーチが聞いてたそうですが

この大会注目の３人のエースに殿があがっていたそうです。

１人は、優勝したチームの180センチ以上あるエース。

準決勝まで噂に聞くけどそこまでなくない？と

正直思っていたのですが決勝戦まで本気を見せていませんでした。

決勝では別人かと思うほどの素晴らしいプレーでした。

文句なし誰が見ても断トツのエース。

2人目は、3位だったチームのエース。

島育ちで足腰がしっかりしていて体格は大人なみにがっちり。

パワフルなアタックは、中学生のブロックなんて無いも同然。

アタックが決まる度に野性味あふれるゴリラのような雄たけびをあげます。

3人目が殿。小学校低学年からバレーをやってるこの二人に比べたら

経験も無いし足元にも及ばないけど名前を上げてもらえたことを

自信にしてまだまだ頑張らなきゃ。

でも実は、私は殿はこの大会の4番目だと思っている。

殿が練習に行かせてもらってるチームのエースが

やっぱり小さいころからバレーやってて凄く上手い。

殿もこの子を目指して目標にしてる。

 当日、チームもその子も調子が良くなかったのか

たまたま目にとまらず名前があがらなかったのだろう。

周りから見たら練習段階では

うちのチームが余裕で優勢だったらしい。

間違いなく実力はついてきてる。

新年正月明けにあるアシックスカップでは勝ちたいな。

アシックスカップは、いろんな地区の中学から

参加します。

今年は、運よく姫の高校の体育館で開催されます。

歩いてでも行ける距離。

この前の大会のように朝6時とかに集合しなくてもいい。

それだけでもありがたいです。