|
|
|
2012.01.25
日曜日、練習試合でした。 ところが金曜日から38度5分の発熱で 関節痛（特に首と背中が痛い） 頭痛、のどがはれて声も出せない。 そして立ち上るのがやっとで 布団からはって出てくるほどの状態。
県大会出場の４チームの練習試合に顧問がかなり無理言って ねじ込んでくれた試合でした。（やっと顧問やる気になった？） でも殿が行けないとなると試合にならないので 相手チームに失礼になるから恐らくこちらから辞退することになる。
もしそうなると、恐らく二度と呼んでもらえなくなる。 殿抜きで試合に行っても、相手チームの練習にもならず 県大会前の大事な練習時間の無駄となる。
当日の朝、殿と随分話した。 親としては、絶対に行かせられる状態ではない。 最悪 試合後に病院に行ってそのまま入院の可能性もありうる。 でも殿は、試合をキャンセルにするわけにはいけない。 今の自分の状態ではいつもの２～３割しか実力は出せないかも しれないけど補欠の子が出るよりかは、まだマシだと 言い張って聞かない。
普通の練習試合ならきっと殿もこんなに言わないだろう。 こんな強敵と出来る事はなかなかないし 次のステップアップを考えると強い相手と練習試合できる パイプを自らの手で壊すわけにはいかない。
私は、殿を説得できず仕方なく保険証持って試合へ。
真っ青な顔で目もうつろですが、自分を奮起させるためか いつも以上に、オーバーアクションで飛び込んで ボールを追ったり、大きな声を出しています。
試合中、肩で息をして顔を下を向いたまま顔をあげれなかったり タイム中座りこんでなかなか立てなかったり、ラリーが続くと フラフラしたり、私は涙ぐみながらただ1試合1試合早く 終わって欲しいと願うことしかできませんでした。
試合と試合の間には、誰かからの大丈夫？に答える気力もなく 誰からも話しかけられないように頭からタオルをかぶり 座りこんでいました。
午後、私の目からみてもう本当に無理だと思ったので 声をかけに行きました。 殿がはじめて「もう限界かも・・・」と。でも頑張るしかないと。
本当に無理になったら先生に自分で言いなさい。 周りに俺は無理だから助けて欲しいと言いなさいと言いましたが 絶対に言いたくないと。
実は、殿がこんな状態にもかかわらず、試合での 負担の殆どが殿にかかってる状態でした。 殿がきつくて動けないのは分かっていても 他の子たちは自分のプレーに自信が無く、声も出せずに アタックは殿に回ってきます。
後衛に行った時くらい少し休ませて欲しいのですが 誰も声を上げず、殿が一人大きな声で「バック！！」と叫び バックアタックを打ってる状態。
緊張でサーブさえ入らない１年生がいるなか 本当に限界なんだろうなと思える場面でも ここで１点取れば流れが変わるという時には 体力を使うのにジャンプサーブを打ったり。
チームの為に本当に気力だけで頑張っていました。 この自分の頑張りをみて他の子がカバーしてくれるだろうと 期待していた殿の思いとは逆に 思いはあったんだろうけど動けない他の子たちに 頭にきてる様子。
「俺がここまでやりよるんやけもう少し動いてくれてもいいのに」 そういう殿に心を鬼にして 「そんなこと思うならもう試合に出るな。 殿のこの様子をみて心が痛まんような人はいない。 それでも殿の負担を少なくするために頑張ろうと 思ってもらえんってことは、殿がそれだけの器って ことなんよ。誰も試合に出てくれと頼んでいない。 自分で出ると決めて自分で頑張ると決めたんだから 自分でなんとかしろ！きついのに良く頑張ってると思うけど キャプテンとしては最悪だ！」と言いました。
殿は凄く悔しそうな顔をしてましたが 一言も言い返してきませんでした。
殿が戻って行ったあと、涙が止まりませんでした。
身体が思うように動かない歯がゆさ、 周りがもう少しがんばってくれてもいいんじゃないかと 期待するあまりのイライラ。 ここで１セットでも勝てたらチームの自信に繋がるのに という焦り。 そして強敵相手にビビってなす術を無くしてるチームメイト。 最悪の状態です。
こんな最悪の状態でも強敵相手に２０点近く取れたので 調子がいいときであれば、１セットくらい取れたかもしれません。
朝８時から午後４時半までの長丁場、１セットも休むことなく 試合を終えました。 （試合と試合の間は審判してましたので昼食以外は休みなし）
周りに随分と迷惑をかけてしまいましたが 殿の根性を再認識した１日でした。
そして、県大会に行くには 殿以外の子ももっとレベルアップしなければ いけないと思い知らされました。
本当に長い長い１日でした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[ｷｬﾌﾟﾃﾝとしてｴｰｽとして（中3男バレ）] カテゴリの最新記事
|
|
