テーマ:中学生ママの日記(17681)
さて、学校では県大会出場有望の部活として 注目されていただけに殿の骨折の噂はあっという間に 流れ、左手を三角巾でつった殿の姿に驚き 次々殿の所に なんでこうなった?大丈夫?など 聞きに来たそうです。
骨折して最後の大会に出れずに 残念やね~と言うみんなに
「え?俺 バリ痛かったけど骨折した後も 最後まで交代せんで試合出たよ。 めっちゃアタック打って決めまくったし ブロックも決めたよ。」と言うと
「嘘~~凄い。俺 絶対に無理。そんな根性ない」
「え?今ドラマの話?作り話やろ? お前カッコよすぎるやろ~。」
「バレーのマンガの話やろ?普通ドクターストップで試合出れんやろ?」
等等驚きと称賛の嵐。 ちょっとしたヒーローのようだったそうです(笑)
こうして殿先輩の伝説がまたひとつ増えたと 後輩たちが言ったらしい(笑)
学校内で会う先生会う先生に骨折しても 最後まで諦めずに戦い、コートに立ち続け 活躍した事を頑張ったね。凄いねと言われるらしい。
元担任が、殿の姿を見て駆け寄ってきて
「殿!!よ~頑張ったね。骨折は大丈夫ね? 殿の武勇伝で職員室中の話題持ち切りよ。 関わった事ある先生たちは、まるで自分の手柄のように 殿の自慢をしよるよ」と言ったらしい。
学校中の知らない先生までもが殿の姿を見掛けると 声をかけてくれるらしい。
殿の「中学生活の全てを懸けた最後の大会」は こうやって本当にドラマのような 結末で終わってしまいました。
最後の試合に勝っていれば 上の大会には行けていたわけですが 行ったら行ったで、また殿は出ると言い張るわけで 私もその想いを叶える方法を考えるわけで 無理をして怪我の完治が遅れてしまう。 しかもそんな骨折してるエースのチームが勝てるほど 上の大会は甘くない。
それなら、十分に勝てる可能性がある他のチームに 頑張ってもらった方がいい。 なんせ激戦区だったのでうちの地区からでた3チームは 全チーム 上の大会も勝ちあがり3チームとも 県大会に行ける可能性が大きいのです。 (県大会には5チームいけます)
21、22日が次の大会。 自分たちが行くはずだったこの大会を見に行こうと 殿に言ったのですが
月曜日の朝までは、まだこの状態を受け入れられなかったのか、 行きたくない。 関係ない。 興味ない。って言ってたけど バスケ部の応援に行った時に最終試合をしたチームの エースも応援にきていたようで 会って話をしたみたいです。
どういう話があったのかわかりませんが
それでこのチームと武者修行させてもらっていたチームを を応援したいから大会を見に行くと言いだしました。
ここからが殿の新たな第一歩。 第2章に向けてまた1から一緒に頑張ろうと 私も決めました。
逆境なんて無ければ無いにこしたことは無い。 でも殿のバレーも私の人生もそんなこと起こる?って ことの連続。
「栄光に近道なし」 部旗に掲げたこの言葉どうり いつでもすんなり成功とはいかない。 地道に頑張り続けるしかないのだ。
でも殿の最終地点はココでは無い。 この先のバレー人生、その先のまだまだ続く人生で 今回の辛い経験がいつかきっと殿のためになる時が来る。 殿をまた一周りも二周りも大きくしてくれた。 そう信じて私も前に進もう。
さて、引退したはずの殿。 骨折してバレーもできないのに 部活に行ってます。
昨日も終業式でしたが弁当持って(笑) 殿は、今はまだバレーはできないけど 次のステージへと歩きだしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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