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カテゴリ:映像
え~~。ちょいとばかり愚痴になりそうなので反転。
以前もここで少々触れた映画「真夏のオリオン」。新しい情報はないかと検索かけてみたら東宝のサイトでストーリーが公開されてた。…そうか、だからタイトルが「真夏のオリオン」か、と納得しつつ、タイトルも中身もいじり倒すのなら原作要らないだろ、と。福井さん書き下ろし作品でいいんじゃないか? 米駆逐艦VS日本潜水艦てシチュだけなら私が大好きな某架空戦記の方が原作にあってるよ。 使ってるのは登場人物名だけでしょう。それも一部。そして、やっぱりヒロインは必要なのか。男だらけの戦争映画だけじゃ駄目なんだな。「愛するものを守るため」とか分からなくもないが、あんまり出張りすぎても…まぁ、作るからには売り上げ見込まなきゃいけないし、人気俳優で客ひきつけも分かる。潜水艦・戦争云々じゃなく、俳優さん目当てで見る方だっているでしょう。別にそれをどうこう言うつもりはない。福井さんを脚色にってのも狙いではないのかな?このままいったら映画版小説出そう… 「現代」と「過去」を絡めたところが「男たちの大和」っぽい。遺品が云々てのもそう。原作に色々要素を追加し…とか書かれたりしてるけど、追加どころじゃいなぁ…というか。「ローレライ」じゃきちんと「伊507」という、正規な順で付けられた艦番号できちんと納まってるのに「伊77」と「伊81」って…100番台を態と抜いたとしても、映画の舞台である昭和20年にはすでに存在していません。その2艦の艦長である倉本・有沢にしたって、設定そのまま原作から持ってきているなら海兵59期。艦長としての経験は決して多いほうではなく、「数々の駆逐艦を沈めてきた」ってのには無理が…(そもそも駆逐艦には敵わない。)まぁ、公式サイトではないので、なんともいえないけど。 ただ何に憤りを感じるかって。原作の意味がなくなるってこと。完全「別物」として観るつもりではいるけれど… 実際にあった戦争末期の戦闘を元にし、色々加えて書かれたこの作品「雷撃深度一九・五」。だから共通登場人物である倉本艦長にはモデルになった実在の人がいるわけです。さらにこの小説の参考文献として、この艦長が書かれた本が挙げられてます。もちろん乗艦している潜水艦も映画と原作じゃ違います。さらに米巡洋艦とその艦長であるマックベイ艦長の立場がないじゃないか… 史実を元にして書かれた小説を、なぜここまで変えてしまったのか。原作にして映像化する必要があったのか。(福井さん書下ろしってのと売れっ子俳優使ってるので宣伝すれば、それだけで売れそうだと思うんだけど)このお話を使うのであれば、このままやって欲しかった。日本にとっては最後の大型艦撃沈記録となり、米軍にとっては史上最悪の惨事。 ……なんだかなぁ。 東宝サイトはこちら。 実物大セットに実物米駆逐艦使用。他はCGだらけになるのかな… 早く公式サイト出来んもんか。 昨日ストーリー読みながら思ったことぶちまけてみたけれど。観るのは決めてるんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.26 23:46:46
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