「夏炉冬扇」

日によって寒暖の差が大きい日が続きます

私も、体調を少し崩してしまい、連休も重なったため

日記の更新も随分とサボってしまいました・・・m(__)m


寒くなってきて、温泉とか鍋とかが恋しい季節ですね

毎日のように伊豆の馴染みの温泉民宿にでも行きたいと

思い焦がれるばかりで、なかなか行く機会がありません


てな訳で３連休でしたが、ずっと東京に居りました(T_T)

でも少しは面白い事もありましたよん♪


まず今日は、木曜日の夜！の話

三線の妹弟子である某三線倶楽部情報部員のピチ隊員の仕入れたタレコミ情報

新宿にある朝花という呑み屋で

「唄あすぃびぃ」という集まりがあるという情報をキャッチしたとの事

この店は奄美の唄者森田照史さんがやっているらしいとの事で

我々は急遽現場に直行し、新宿で奄美が体験できるという

ホットなスポットに潜入してみました・・・^^;


もうね、風邪でちょっとばかり具合が悪かったのですが

なかなか生で聞く機会が少ない奄美の唄や三線に間近で触れる絶好のチャンス

かつ情報部員のピチさんと一緒ですからね、そりゃもう這ってでも行きますよ


・・・だって、後が怖いし（爆）

でもね、マジで潜入って感じでした（笑）

なんたって、まずお店が判り難い！（爆）

靖国通りの新宿区役所前交差点から新宿区役所に向かい

新宿区役所正面を通り過ぎて一本目の路地を左に入り

すぐ左にある雑居ビルの地下2階なんです・・・

って、言葉にするとこんなもんなのですが

実際はじめて行くとなんとも判り難いお店でして・・・

しかもね・・・無茶苦茶ディープな感じなんですよ（笑）

お店の扉を開けるのに勇気のいる事ったら・・・（汗）


思い切って扉を開けて、店に入ってみると・・・

それほど大きくない普通の薄暗いスナック？^^;

カウンターが8席位と奥にテーブルで8人も掛ければ一杯って感じ

もうね、新宿で、歌舞伎町で、雑居ビルで、地下2階で、薄暗いでしょ・・・

そういえば、昔こんなとこで痛い目にあったなぁ・・・(-_-;)

なんて思い出しちゃってね・・・（苦笑）


しかも火事にでもなったら確実に逃げ遅れそうなビルでしてね・・・（汗）

第一印象としては、「潜入」と言う言葉がまさにぴったりなんですよ（笑）


でもね、入ってしまえば、もうアットホーム（笑）

「唄あすぃびぃ」と言ってもライブとかではなくて

この呑み屋でやっている奄美の三線教室？の仲間や常連さんが集って

奄美の民謡を唄って飲んで談笑して・・・みたいな

基本的にこの日は会費制。おひとり3,500円也で飲み放題食べ放題風？

食べ物は奄美的な肴が数品って感じです。でも黒糖焼酎飲み放題♪

基本は仲間内の「唄遊び」のようですが

この日は私たちのような飛び入りさんが2組と

奄美から、マスターの昔の唄仲間の素敵なお母さんがいらっしゃっていて

満席と言うかすし詰め（笑）予想外の入りのようでしたね


ご存知のとおり、奄美唄は沖縄の三線より弦が細くて（津軽弦と同じとか・・・）

唄も使われるオクターブの幅が広いから

ファルセット（裏声）が綺麗に出ないと唄いこなせない難しさがあります

奄美といえば、元ちとせさんや、中孝介さんが活躍していますが

二人とも声が凄く綺麗ですからね・・・奄美の唄はああいう発声が出来ないと^^;


この日は最初物静かな感じの若者が三線を弾いて

数人の生徒さんらしき方々が歌っていたのですが

もうね当たり前ですが、奄美の風味は充分出てましたゾ！

聴いてるコチラがあまり理解していないので、申し訳なかったけど^^;A

この若者。千葉出身だそうで、三線は2年目なんだそうです

三線のキャリア的には私めと同じなんですが・・・(-_-;)

いつ差が出たのでしょう(笑)てか、おいらがサボりすぎ？



ところで、私的な感じ方なので正しくはないかもしれませんが

奄美のシマ唄三線というのは、少し津軽にも繋がる鳴らし方のように感じてしまいます

打音や掛音を微妙にこなして、かつ聞こえる以上に左運指は早いような感じがしました

バチも、いわゆるアップピッキング(掛音)を多用する仕様なためか竹ベラでして

右手と左手のシンクロと言いますか(笑)この辺は少し勉強したいところですね

唄もね、大体が掛け合いのうたで、上・下（カミシモ）があるのだそうで

多様な歌詞の中からちゃんと返さないといけないみたいな雰囲気もありました

難すぃ～～～～・・・(-_-;)

言葉は琉球に関わる感じですが、唄(曲)の印象は本土の民謡に近いかなと感じました

音階的にも琉球音階ではありませんからねぇ・・・律音階でしたっけ？


さて、さっきも少し書いたけど、この日は奄美から出てきた唄者のお母さんもいて

もうね、町で何かイベントがあると必ず唄者として呼ばれる方なんだそうです

そんな唄をすぐ横で聞かせてもらったけど素朴な感じで楽しかったですね

とても良い勉強になりました

そして、マスターの森田さんも唄いだして、雰囲気も最高潮に達したところで・・・

お開き(笑)



しかし、唄や三線の弾きかたなど、後学のためにまた観に行きたいと思いましたね

お店が小さいのであまり大勢では押しかけられませんが・・・（笑）

朝花のみなさんには突然お邪魔し申し訳ありませんでした


てなことで、長くなったので今日はこの辺で

でゎでゎ