海翁の初めての三線選び講座・・・なんちゃって(笑) その7
おお!もう7回目ですか!頑張りますねぇ・・・ってσ( ̄^ ̄)か・・・。今日は、カンカラ三線などについて私も持っているのですが、このカンカラの感想や功罪・・・そもそも、カンカラ三線は物のない時代に唄に渇いていた人たちの工夫で作られた楽器。それを本物の三線と比べて批評する事って言うのはおかしな話なのですが、三線を始めるに当たってカンカラから始めるか?という方もいる様なので、敢えて自分なりの考え方をば・・・(というか自分もカンカラから始めるか本気で迷った口です)なぜカンカラを買ったかというと・・・前回の日記の最後の方で紹介した消音ウマ(商品名:忍び駒)の代わりとその時は三線が一本だったので気軽に外に持ち出し出来ると思って・・・三線と比べるとかなり響きません。屋外で弾こうものなら悲しくて情けないです。この時点で外に持ち出して・・・という目的がほぼ的外れでありました・・・。ま、練習程度ならOKです。ということで、木造集合住宅でなければ音はそれほど迷惑にはならないかも(かも!←ここ重要 笑)ただし!カンカラをメインにするといろいろ支障がありますまず、大抵は棹が短いので勘所(指で弦を押さえるところ)が違います。棹が細いものや弦が浮き気味(棹の表面から弦がかなり離れている感じ)のものなどがあり、棹も塗りが施されていないため、本格的な三線と比べると演奏感の違いが大きいです胴が小さくまん丸で滑りやすいため、胴の押さえ方などの感覚も全く違いますこう言ったことから、深夜にちょっと練習したい時や、採譜やコピーなどの工工四を作っていて譜を確認したい時などには良いですが、メインとするにはちょっと無理があると感じました。まぁダメではないけどお勧めはしませんって感じですかね。カンカラのほかにも、板三線(ウッディ三線)とかASIHBI三線といった簡易で価格の安い「三線模造楽器」がありますカンカラよりも本物の三線に近い音がそれなりに鳴るので、三線を始めるに当たって試しでやってみるというならカンカラよりも、まだこういった物の方がいいかもしれません特に板三線はいまや、様々な柄のものも販売されています。また胴が木の板で張られているので、オリジナルでペイントしたり、いろいろ楽しめるかもしれませんただ、幾つか触ってみた感じでは、ちょっと弾き辛いものもありました。やはり弦が浮いていたり、棹の細さとか短さとか・・・と言うことを踏まえて、これから始める方に勧めるかと言うと、やはり普通の三線を買われることをお勧めします。これらの簡易三線は1万円しないもの(ほぼ2,000円~8,000円)がほとんどですがそれでも出費は出費です。最初はこれでと始める方のうち大半は、三線を買いなおす事になります。(断言します 笑)これに最初の簡易三線にかけた数千円を足せばもう少し良いものが買えるはずです。また部屋が狭かったりして、もし本格的な三線を買ってしまったら、カンカラ三線等が邪魔になります(体験談)今は、三線も非常に人気があります。仮に挫折してしまっても、欲しい人は沢山いますので、お店でよく話をして、きちんと選んだ三線なら誰かに譲ることも出来るのではないでしょうかね。因みに、ここの日記仲間で三線収集癖のあるマニアもいますから(笑)次回は、2番目の三線を買ったときのことつづく・・・。