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テーマ:食べ物あれこれ(50336)
カテゴリ:グルメ
想像してみてください。
ここに1枚の霜降り肉があります。 さっと、塩コショウをして、炭火コンロの上で、焼いてみましょう。 ジュ~~。肉汁と油がしみでてきます。裏返すとまた、ジュ~~。狐色にこんがり焼け、香ばしいにおいがたまらない。 ジュジュ~とアツアツのお肉を口の中へ。口の中で、肉のうまみと一緒にとろけて行く。 「ああ~、○○○」。 「○○○」は、10人中9人。いや10人が「うまい」でしょう。 私も、これを書いてて、ご飯前もあってか、唾液がでてお腹がグーと鳴ってます。 これも、梅干と同じで、霜降り肉を食べてるのは日本だけです。 梅干は、昔からの伝統的な食べ物ですが、霜降り肉は近年作られたものです。 いつの間に、霜降り肉がおいしいものとすり込まれたのでしょうか? 岐阜県の飛騨地方に「安福」号という伝説の種牛がいたそうです。 この牛の血を受け継ぐ牛からは良質の霜降り肉がとれ、品評会では賞を総なめ、飛騨牛を一躍全国ブランドにしたそうです。 現在、肉用牛試験場では「霜降り遺伝子」の解析が急ピッチで進められているそうです。 霜降り肉が高い理由は、珍しい遺伝子と言うだけではないんです。 この霜降り肉を作る為には、長期の飼育と大量の穀物が消費されています。この飼育期間の長さと餌代が価格に反映するわけです。 日本は、輸入大国と言われていますが、この日本の輸入されている穀物の3分の2が霜降り牛などの家畜の飼育量になっているそうです。 豚とか鳥とかにも穀物が使われてるわけですが、特に霜降り牛は飼育量が多いとされます。 貧しい国で安く作られたすごい量の穀物が、おいしいとされるお肉を作る為に消費され、それを飽食している日本人。 なんだか、ゆがんだシステムなんじゃないでしょうか? おじいちゃんが肉屋のお仕事をしてるので複雑なのですが、食糧危機が訪れると言われている今、このシステムはいい事がないのでどこかで断ち切らないといけませんね。 私にできることは、もったいないことをしないことぐらいです。 そして、子供にも、もったいないを教えていくことですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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