テーマ:徒然日記(23461)
カテゴリ:思想
福本伸行の麻雀漫画のキャラである赤木しげる(アカギ)の10回忌 法要が墓碑開眼と共に9月27日(実際の命日は26日)に開催されるらし い。私と家族もこの漫画のファンで「カイジ」と共に全巻揃えて持って いる。漫画のキャラの法要と聞くと私の世代は「明日のジョー」の力石 とおるを思い起させるが、彼もまた「生きる事そのもの」を戦いの中に しか見出せない狂気を孕んだ精神性を体現していて、その天涯孤独な身 の上を含めて二人は重なる部分が多い様に思う。 己の全ての存在を掛けて戦う人間の何処に我々は惹かれるのか・・・ 力石の法要の時には寺山修二を始め多くの文化人がその存在性について 論評したが、是非ともアカギに関しても多くの論客の論評を見聞したい と思っている。
漫画の表題に「麻雀サイコミステリー」とある様に、超能力者じみた アカギの存在は現実離れしてはいるのだが、その「揺ぎ無さ」と、 「格言」と評される台詞に含まれるアカギを支えている「美意識」に読 者は共感する。到底自分には到達出来ないが「かく在りたい自分」をそ こに見出すのだろう。特に病に冒されたアカギが死闘を繰り広げた仇敵 達と語りあいながら最期を迎える下りは必見である。私はこのシーンに ニーチェに端を発する思想群の存在を感じたのだが、もう一度読み返し て詮議してから新たな切り口でUPしたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.03 01:23:00
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