テーマ:政治について(20208)
カテゴリ:政治
「金融危機あれから1年世界はどうかわったか」
ご覧になった方も多いと思いますが、「死亡債」には驚きましたね。 デスボンドというのだそうですが(死亡保険金を受け取る権利)を債 券化してマトめて売買するのだそうです。 自国の存亡を対象にしたドル建ての「アメリカ債のCDS」の高騰に 群がったアメリカのファンドのやる事ですから納得は納得ですが、世 界的な金融収縮と混乱を齎した張本人であるウォール街とその住人が 、「他国の後遺症」と「自国の不況、失業」を置き去りに、逸早く活 況を帯びて来ているという現実には釈然としない不条理なものを感じ ますね。 ただ、私はこの流れを支持しないし、人間として「救われないもの」 を感じてはいるのですが、こいつ等が次にどんなモノを証券化して商 売するのか興味が無いと言ったら嘘になります。 一歩離れて観てみれば、滑稽な笑い話にも成りそうな彼らの経済活動 が莫大な資金を動かし、世界規模で影響を与えている現実は認識して おかなければいけない事なのでしょう。
一方で、米国の実体経済の凋落と中国経済の急進が日本経済に与え る影響についての放送の部分は深刻でした。 高次元での製造管理・熟練技術の必要な「日本でしか出来ない」とさ れてきた「モノ造り」そのものまでの海外移転を企業は迫られていま す。私の数回前の日記の「民主党・企業の海外流出を防げ」でも書い たのですが、民主党は早期に「産業の空洞化」防止策に本腰を入れて 取り組まないと、他分野の政策も巻き込まれて如何し様も無い事態を 迎えかねません。法人税の引き下げ位では対応出来ない程の「大波」 が日本を飲み込もうとしている様です。
私の専門家で無い感覚では「経済特区」の設置とか、話は大きくな りますが中国をメインターゲットにした「東アジア経済ブロック」の 構築(の提起)等を思いつくのだがどうなのだろうか?。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.13 01:26:09
コメント(0) | コメントを書く
[政治] カテゴリの最新記事
|
|