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2010.07.07
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カテゴリ:政治

最近「盗人に追い銭だな」と感じたもの・・・

     潰してしまうべきだったJALへの国費支援

     相撲協会の公益法人格存続

     現状での消費税論議

「怠け者の節句働き」と言われながら、ここ一ヶ月の激務であった

作業を乗り切った後の身としては、なんだか無力感に苛まれる事柄

群だ。JALを潰して清算整理してしまう事の必要性と、下らぬ角界擁

護の風潮は過去の日記に書いた。特にJALを始末出来なかったツケは

将来に大きく影を落すだろうと思う。

 

消費税は先行き上げなければならぬ事は多くの国民が理解している

らしいが、政治家が日本という国家の行きつく先の具体的イメージ

を国民に提示出来ず、無駄の削減も未だ模索の段階で予算化もされ

ていない現状では、引き上げ分が「何に使われるか解からない」と

いう国民の不安を払拭する事は出来ない。

3%・5%と導入し引き上げられて来たこれまでの消費税が具体的

に国民生活にどう寄与してきたのかの実感も無い。

他の税金と同様に「特定の人間達の為に無駄に費やされてきた」と

いう思いの方が国民には強いのではないだろうか。肝心要の政権政

党である民主党が、結局権力闘争と混乱する政局に終始して求心力

を失いつつある現状は嘆かわしい事だ。国会会期を延長せず目先の

利得で選挙戦に突入した事実は良識ある市井の人々にとっては失望

の種となった事だろう。

 

無駄の削減と契機抑揚策の目処が立たぬ内の「税負担増」の話は、

そのイメージだけで国民の意欲を大きく削ぐものだ。民主党は直近

の導入では無く将来の引き上げに備えた論議を超党派で始めなけれ

ばならぬというが、それを表明してしまう事自体が景気停滞の契機

になる事は容易に想像出来る。それに配慮出来ない落ち着きの無さ

は、先のマニフェストの項目の多くを履行出来なかった現実と、

形骸化したマニフェスト選挙そのものに拘り過ぎる事の不整合故の

弊害なのかもしれない。

 

プライマリーバランスの障害となっている国債の償還だが、諸外国

と違いその国債の債権者は殆どが日本人である事は衆知の事だろう。

債権者と債務者が殆ど同じであり、その債務の履行の為に債権者で

もある日本国民が消費税・所得税の引き上げによる負い銭を続け負

担を増やしていくという図式には違和感を覚える。

将来的な消費税・所得税の引き上げは止む終えない事としても、そ

の前に国債償還に関しては大規模な発想の転換と、政治主導による

国家的な合意の上での解決策への模索が必要だと思うのだがどうな

のだろうか?

 

 






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最終更新日  2010.07.07 12:08:49
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