テーマ:政治について(20207)
カテゴリ:政治
巷では民主大敗との連呼だが、比例の得票率を踏まえると民主党 は私の予想よりは踏ん張ったと思う。今回の参院選は結果バランス のとれた選挙となったのではないだろうか。 未だ再生の気配が無い自民党が数を伸ばしたのが不満といえば不満 だが、これは民主批判票であり自民党支持に直結する投票行動では 無かったのであろうと私は認識している。 野党気分が何時までも抜けない民主党も少しは目が覚めただろう。 国政では民主政権の方向性を支持している私だが、今回は白紙投票 も考えた末に少しドキドキしながら他党に投票した。結果だけみれ ばこれで良かったと思う。
私自身は参議院など要らないと思っているが、衆参のネジレた状況 こそ参議院の存在価値なのだろ。 現段階で衆参が「未熟な民主党」一色で無条件に何でも構わず提出 法案が通ってしまうなどという図式は国益の為に良くない。 ただ、有権者は今回の選択によって「有権者の責任」が大きくなった という認識を持つ事が大事だ。 参議院に回った法案が論議される際に、野党が政局による権力闘争 的な無駄な時間の停滞を国会に齎さぬ為の国民の監視と批判は必要 だし、否決されて国会が空転しても辛抱強く待つ冷静な国政への視 点が望まれる。 政治家も国会というものが「話し合いの場」であり、反対勢力同士 が互いに数少ない合意点を見出しながら政策を形成していく場所で ある事を衆参のネジレの中で再認識すべきだ。 大前提は「国民生活」であり、その為に自党の主張の妥協と修正に よる調整など厭うていてはいけない。政党も政治家も、「国民生活」 の為に存在する。 くれぐれも、過去に倣って国民不在で党利党略に奔走する馬鹿丸出 しの姿を国民に見せないで欲しいと思う。
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