テーマ:政治について(20208)
カテゴリ:政治
・小沢、鳩山切るべし
小沢一郎は旧自民党政権での悪しき部分を具現集約したような政治家。 鳩山由紀夫は旧自民党政権下で非現実的な理想論で党利を守る事に汲 々としていた「愚かな野党」の政治家を具現集約したような政治家。 まさしく両対極の様であるが、実は対して変わりの無い二人が日本中 から集中砲火を浴びている。 菅政権も愚図愚図だが、この二人を切れない様では政権としての存在 意義さえ失うだろう。この場に及んでは民主党が割れて政権を失う事 になったとしても良いではないか。この二人にNOを突き付ける事そ のものに日本国を担う者としての意義があるし、再生民主党として国 民の求心力を再び得る可能性も模索出来る。 ・ 政権交代は間違いだったのか? 菅政権・民主党への支持率が下げ止まらず、政党支持率は自民党と逆 転した。 個々の失政失策や、野党を含めた幼稚で馬鹿げた国内政局の在り様を 一々論っていたらキリが無い。内政・外交両面で我が国が尋常ならざ る状態である事が政権支持率にそのまま反映されているのは確かだろ う。 旧政権時代に感じた、行き場の無い閉塞感・虚無感が再び日本を覆い 始めており、民主党への政権交代劇自体への否定論まで出る始末だ。 現在の菅政権と日本の現状には、「政権交代」を選択し希望を託して きた私でさえ呆れるものがあるのは確かだが、「政権交代」そのもの が否定されるべきでは無い。 いま見える結果だけを捉えて無責任な「それ見た事か!」的論調には 本当に辟易とする。 あの時点での政権交代という選択は必然であり、当然の選択肢であっ たという事は間違い無いものであったと私は思っている。 幻想かもしれない民主主義にしか頼れなくなった我々はトライ・アン ド・エラーを恐れず、諦める事無く「個」としての「公」へのコミッ トを繰り返すしかないのだ。 創り直したと思っていた現在の仕組み枠組みが駄目なら、再び創り直 す事で其処に希望を見出す事を何度でも何度でも懲りずに繰り返すし か無い。全体主義、独裁主義、祭政一致を国民が望まないのであれば 他に考慮の余地は無いのだ。 広く世界の状況を見渡せば日本国内だけでは無く、まさしく地球規模 での「永劫回帰」に、人類は気概と覚悟をもって対峙しなければなら ない状況となっているのだろう。 全ては人間の必謬性に端を発するポストモダン的な「個と公」「社会 と国家」の関係性の混乱が不可避であるという現実認識への欠如が問 題だ。為政者も国民も、何かスッキリとした「釈然とした形」を求め すぎている様に感じる。 ガバナンスとしての「規範」や「秩序」を国家が一方的に一般化する 事が出来なくなった現代社会においては、国家に正義としての明確な 物指は無くなった。 「個」や「社会」側からそれらの形成・成立を国家へ促し、しかも、 それが必ずしも正当性を持つもので無いかもしれぬという覚悟を市民 側が持つしか無い。それは政治機構が置かれる器としての社会・市民 の在り様こそが最大の問題だという認識だ。 受動的な懐古・絶望・諦めからは「永遠に続く不平、不満」しか生ま れない事だけは肝に銘じておかなければいけない事だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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