テーマ:政治について(20207)
カテゴリ:政治
チュニジア、エジプトの市民蜂起によるデモがイランに飛び火した。 イスラム原理主義勢力の台頭を懸念していた私には想定外の展開だ。 イランのデモはかなり大規模なものであるらしく、米国が真っ先にその 市民蜂起を支持する声明を出している。 この3つの国でのデモをアジテートしたのが何者で何れの勢力なのか? 同一勢力なのか、それとも複数勢力による綱引きなのか? 本当はネット情報等を端緒にする純粋な市民蜂起なのか? エジプト騒乱の際には当初懸念を表明していた米国とイスラエルが、 イランの市民蜂起に間髪要れずに揃って支持を表明したのは何故か?
これまでの国際社会を考慮して考えると・・・ 「イスラエルや米国との関係が良好なチュニジア・エジプトにおいてイ スラム原理勢力が画策して混乱を起し掌握を図ったのだが、それに対抗 したイスラエルと米国がモサドを使ってイラン市民を扇動し、当初のイ スラム原理主義勢力のチュニジアやエジプトでの思惑を逆手にとって一 気に「民主化気分」の加速を図った。」 というところが妥当かもしれないが・・・ 最初から全て折込積みで米国とイスラエルの思惑通りであったのなら怖 い事だし、逆に純粋な市民蜂起なら、リーダー無き革命が烏合集散を繰 り返す理に倣ってそれはそれで恐ろしい、
イスラエルは反イスラエル勢力の動向をコントロールしたいのだろうし 、米国の関心事がサウジアラビアで反米的政変が起きる事への懸念なの は誰の目にも明らかだ。 民主化の波を演出するのは良いが、それに乗じてのイスラム諸国の取り 込みに失敗した時のリスクは計り知れないものがある。
イスラム諸国が民主化自立して、その自然資源の権利を大きく西側諸国 に主張した時に利益を一番得る国は何処だろう? ロシア?・・・ 私は謀略小説の読み過ぎかもしれない^^;
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