テーマ:政治について(20206)
カテゴリ:政治
政府の「原子力災害対策本部」の議事録が作成されていなかった事
がニュースで流れていた。 これは議事録を残さない事が、招集されたメンバー全ての利益とし て一致した事を意味する。 それはどんな利益か? 一つは、招集された政府関係者・学者・原発関係者・技術者達全て が事態に対して「無策」であり、成す術が無い状況で自分が発する 言葉の「無知」と「無責任」を覆い隠す為。 もう一つは「国民の犠牲」と「汚染の拡大」を容認せざるおえない 発言をするしか無い事が解っていたからだろう。 姑息で愚かとしか言い様がない。 其処にあるのは自己保身のみで、己の無知を曝け出しても後世の教 訓としようという当事者性も、気概の欠片も感じられない。 こんな連中がよく「原発再開」を口に出来るものだ。 ニュースでの「将来同じ失敗を繰り返さないようにするための財産 が失われたという意味で、国民的な損失だと思う」という指摘はそ の通りなのだ。 現在でも安全が保たれているとは言えないが、小康状態まで至った 現在の状況は「運が良かっただけ」であり、奇跡に近い結果である という認識は必要だ。 現状把握さえ出来ず、誰も効果的な対策を知る人間が居なかったと いう現実から目を逸らしてはいけないのだ。 私は「脱原発」の方向に向かうとしても、「原子力の可能性」とし ての研究を捨ててはいけないと繰り返し書いてきた。 しかし、こんな連中に絶対に任せ続けてはおけないのだ。 この部分に関しては「原発存続」や「原発推進」の立場をとる人々 にも真剣に考えてもらいたいと切に願う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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