テーマ:政治について(20208)
カテゴリ:政治
本日の朝刊一面に「原発再開まず国が判断」とあった。
今頃、この場に及んで何を言っているのだと唖然とする。 この状況で政府以外の何処の誰が判断するというのだ。 東電任せか? 国民投票でもしようと思っていたのか?・・・ 市民運動家気分の抜けない民主党政府の実態を見る思いがする。 此の政党は野党にあればまだ国民に寄与する処もあったのだろうが 、歪な戦後民主主義が生んだ此の鬼子達は、自分が「衆人知に依拠 する似非善人」である事に気が付いていない。 国民に委託された責任政党の立場を如何心得ているのだろうか? 民主党政権発足以来、この不心得が万事の迷走の原因となっている。 政府が決断し物言わなければ、嘲笑の対象にこそなれ喧嘩(論議論 争)の発端とはならず、其れは何も前へ進まない事を意味する。 その同じ朝刊の2面には「23離島国有財産化」に伴う尖閣除外の記 事があった。 「やらかしてしまったなっ!!」と思う。 中国内政に配慮したとあるが、それならば「23離島国有財産化」そ のものを見送るべきではなかったのか? 客観的にみれば、これでは日本政府が「尖閣だけ国有化を見送った」 という事実しか残らないではないか。 領土問題においては「理」より既成事実が最優先されるという歴史 的現実が此処では全く考慮されていないのだ。 民主党政府は国家を担う者としての断固たる姿勢を国際社会に示さ なければいけない。 国の姿勢が曖昧では、国内でも無責任に動く輩が増えて纏まりに欠 け、その混乱は必ず他国に付入る隙を与える。 嘗て、北方領土問題解決の為の現実的な方向性を見失わせたのは、 日ソ間の緊張感の維持こそが自国の利であり外交カードだと認識 した米国が、日本の一部の強硬的世論を利用したプロパガンダで あったという事を我々は忘れてはいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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