テーマ:政治について(20219)
カテゴリ:政治
もうすぐ12月13日がやってくる。
都知事選と衆院選の投票日の3日前だが、この日が選挙に大きく影響を与えるであろう事について言及する記事は少ない。 この日は中国では南京大虐殺の記念日となっている(従軍慰安婦問題と同様に日本としては客観的事実を基に抗弁すべき性質の問題なのだが、今、此処では語っても仕方無いので一先ず於いて置く)。先だっての中国での騒乱を思えば再び一騒動あると考えるのが普通だが、政治不在となる選挙期間中に如何いった対応が出来るのか大きな不安を覚える。有効な手立ても無いのに口先だけの対中強硬路線を訴える議員が続出し、それを支持する有権者という図式が今から目に見える様だ。此れを切掛けに大きく国を誤る事が無いよう祈りたい。 現実を見据えて「何をすべきで、何をしてはいけないか?」と「それが実現可能なのか、不可能か?」のバランスをとって国民を説得するのが政治家の仕事なのだが、ザッと見渡しても我が国に相当する政治家の顔は浮かばない。 そんな状況下で、解散前に民主党では離党する議員が続出しているらしい。 己の保身の為に敗北濃厚な泥船から逃げ出す此れ等のクズ中のクズ議員はリストアップしておいた方がいい。この連中が再び国政の場に戻って来る様なら少なくとも此の連中の選挙区の有権者は己の愚かさを自覚しなければならないと思う。 民主党は大敗し野に下る大きな傷を負うだろうが、覚悟を決めて泥船に残る事が唯一の死中に活を見出す手立てだろう。慌てふためいて保身を図る事が、国民の信頼を更に失う行動である事に何故気が付けないのか・・・国家の非常事態も認識出来ず、己自身の愚かな損得勘定さえ出来なくなっている此の連中は本物の馬鹿なのか? 中国では習近平国家副主席が総書記に選出された。 彼は米国で教育を受け米国政府にも数多くのパイプをもっている。彼自身の子供も留学中らしいが、現在米国に留学している中国人学生は20万人(日本人は10分の1以下)近くに及びまだまだ増えて行く傾向にあるという。牽制しあいながらも米中関係は将来を見据えて密度を増して行く事だろう。韓国も米韓FTAの締結などで同様の方向性を見せている。それに比べて米軍基地やTPP問題等への対応に見られる様に日本政府は余りにも無策だ。アジア地域の地政的変化は経済の疲弊と共に米国にとっての日本の存在感をいよいよ希薄なものとしていく。日米安保など、米国にとっての経済的利便性を失えば米国側から解消を迫られるだろう。残念ながら日本は米国の後ろ盾無しの外交では本当に無力である現実を考えれば、これはそのまま国際社会での存在感の喪失と同じ事だと思う。 本来は国内で揉めて選挙などしている場合では無いのに解散を迫り続けた野党野合連合。国難を前に内政にも外交にもまともに対応すら出来ず泥船と化した政権与党。幾度選挙を繰り返しても政局の枠組みが変わるだけの状況に絶望する有権者・・・ この衆院選はいったい誰の為の選挙なのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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