テーマ:政治について(20207)
カテゴリ:経済
「為替を経済目標の指標にするべきでない。市場によって決められるべきだ」
G7共同声明が発表された。 当たり前の内容の様だが、此処には日本の現在の経済政策を批判する「市場によらない圧力」が含まれているのは明らかだ(声明直後の日経OLの記事は温過ぎる)。 自動車産業を抱える欧州ユーロ加盟国が主に懸念を表明していて、G7協議での共同声明を提案したらしいが、何を世迷いごとを言っているんだ?と思う。 同じユーロ圏内のギリシャを始めとする破綻寸前の国家群は彼等自身が食い物にした。その上、其の結果加速したユーロ安で圏外国相手にも稼ぎまくっていたのだから日本が「無秩序」だのと言われる筋合いは無い。 日本はもう我慢する必要は無いし、すべきでは無いと思う。 「G20では日本に非難が集中するだろう」と何処かの国の高官(おそらくユーロ圏の国)が発言したらしいが、G20で日本は「円安では無く円高の是正途中だ」と堂々と主張して欲しい。 固定相場制の時代なら兎も角、変動相場制下での自国通貨の為替の不都合は当事国当局の責任だ。日本も為替対策に失敗したのだと思うし其の修正が始まったばかりだが、これまで他国の通貨安政策に少なくとも国家レベルで難癖をつけはしなかった。ユーロ加盟国は単独で通貨施策をとれない気の毒さは感じるが、それは通貨統合を選んだ彼等自身の宿命で我々の考慮の範囲では無い。 今度は日本の番(円安)だ!! 現在、未明のG7声明時点から1円50銭程の円高に振れている。 リーマンショック以前の3分の1程度の戻しで我慢しろと圧力をかけられるのだから、日本も舐められたものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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