テーマ:政治について(20206)
カテゴリ:政治
毎度の事ですが久しぶりの更新となってしまい申し訳ありません。
参院選の投票率は51%強だったそうで私の予想を大きく超えました^^; 下手をすると45%にも届かないのではないかと思っていたのですが、山本太郎氏の予想外(失礼)の善戦や共産党の躍進が、ある一定の層の投票行動に変化のあった事を物語っていた様に考えます。 山本氏や原発問題に関してはコチラで書いてみました (共産党の躍進) 実は私は共産党系の産別組合で地域の役員をやらされたりしているのですが、少なくとも国政においての同党を現在は評価してはおらないのです。地域レベルでの弱者救済への精力的な取り組みには大いに賛同する処なのですが、国政においての同党は某氏の言葉を借りればナイーブでロマンティクに過ぎるというところでしょうか^^;・・・ただ、今回の選挙結果やネットにおけるマルクス・資本論等の取り上げられ様を見ているとイデオロギー的な難しい話では無く、実社会における「貧困」や「格差」に当事者性を覚える層が確実に多くなっているであろう事が感じられます。アベノミクスの行きつく先は成功しても失敗しても曾てよりは格差の大きくなる社会だと思われます。今更に社会主義でも無いのでしょうが、自分が不利益を受けるであろう自民政権への批判票が明確な対立姿勢を表明している共産党に流れるのは至極健全な構造なのかもしれません。 ただ、他力本願的な憲法やTPPに対しての姿勢をそのままにして戦後民主主義のネガティブな部分を継承し、組織防衛に終始しているだけでは「死に票を増やす」だけの様にも思われます。 (96条改正案) 私は此処で9条をメインに幾度か改憲論をぶっていますが、96条改正への肯定論は拙速に過ぎたかもしれぬと己の浅学を反省しております。永年「変わらぬ政治」「変えられぬ政治」を見続けて来た故に発議要件の緩和はデメリットよりメリットの方が大きいとの直感からの書き込みでしたが、私が拝読し参照している法学研究者の殆どが改憲派護憲派を問わず発議要件の緩和に反対の立場を表明しておられました。普通決議二分の一と特別決議三分の二の違いが持つ意味は大きい様で、実は二分の一にした後に三分の二、或いは四分の三にされた時のテクニカルな怖さには感動すら覚えます。 「それでも変化そのものが必要なのでは・・・」という気持ちが無い訳ではありませんが暫くは専門家の論議を注視したいと思います。 (9条改正) 「日本をとりもどす!」とのたまう安倍首相。 誰から、何を、如何取り戻すのか解りませんが、憲法で道徳観を押し付ける手法は結局余計な反感をかって改憲を不可能なものにするだけです。シンプルに9条だけに手を付けて長年の懸案を解消する事に集中して欲しいと考えます。 (TPP) 三年遅れの交渉参加。多くの日本人が結局は参加以外の選択肢は無い事を感じながらズルズルと無為な時間を過ごして来ました。如何にも日本的過ぎる途中参加ですが、今後は日本国の経済規模を背景に日本的では無い「ゴリ押し」を展開して欲しいですね。米国に有利な条約になるのは致し方ない処ですが、極力国益を守る為の他国との連携を模索して欲しい・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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