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2014.02.06
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テーマ:徒然日記(23461)
カテゴリ:音楽
ゴーストライターの存在だけなら未だしも、「聴覚障害偽装」も真実であれば此れは余りにも姑息で人間として情けの無い話になってくる。
佐村河内・新垣の両氏の社会性と人格に対する糾弾は方々で遣られているので其れは其方に任せるとして、私自身の興味は不謹慎ながら新垣氏の創った曲に向いています。 残念ながら?私は佐村河内守氏もその音楽も全く知らなかったのですが「マーラーのコピー」という表現は気になるところで、時間が出来たらジックリと聴いてみたい。


音楽に限らず、あらゆる芸術作品の価値は其の由来に拠らないと私は思っています。 強依存症の気弱な音楽講師が傲慢な詐欺師の為に創った曲であったとしても、其れが秀作であるのなら作品自体は評価されるべきであるし、後付の倫理観の様なもので消し去ってはいけないと思う。 「佐村河内守作曲だと思っていた新垣音楽」が本当に音楽的に良いと感じて聴いていた人々も相当数は居たハズなのです。

現代のデジタル化の波は芸術作品においても多くの才能が関わる共同制作の流れを加速しています。特に音楽の分野はデジタル化されてからの歴史が長く同様の制作手法をとりながら代表者一人の作品として認知されているものは意外と多いのではないかと私は感じています。 今回の問題も尾ひれが付かなければ「佐村河内プロデュースで作曲者は別に居た」というだけでファンが怒って仕事を失う程度で済んだ事なのかもしれない。


佐村河内氏は社会から抹殺されるのだろうが、カミングアウトして「うだつの上がらない音大講師」から一躍表舞台に登場した新垣氏にとってはチャンス到来だ。もし其処まで計算済みでのカミングアウトなら其れは其れで大したものだが所詮は才能だけがモノを言う世界、話題性だけで永く持たない事は今回の騒動自体が証明している。

「モノの価値」より、その背景や話題性にぶら下っていたのは佐村河内氏と新垣氏だけでなく、関係者やファンの一部も同様だったのかもしれないですね。





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最終更新日  2014.02.07 01:44:33
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