テーマ:徒然日記(23454)
カテゴリ:科学
「超球と超ヒモ」 超球理論
失礼な話なのですが全く聞いた事の無かった理論であり、読む前は「超弦理論のパロディーかな?」と思ってました^^; 実際に読み進んでみると私のレベルでは専門家がこの理論を如何評価するのか判断出来ないのですが、文系脳の私にも理解し易い幾何学モデルであり、しかも量子力学が抱える様々な不都合な問題(観測問題・発散の困難・一般相対性理論との不親和性etc・・・)もクリア出来るという興味深い内容でした。 「代数的モデル」で書かれた波動方程式を「幾何学的モデル」で捉え直すという事だと思うのですが、その理論を展開していく過程で諸問題に解決策を与えていきます。エーテルという言葉も使われていますが、19世紀に想定されたエーテル理論とは全く違うもので、「玉突きモデル」のアイデアは超球理論の中核を成しています。 ブライアン・グリーンの「エレガントな宇宙・M理論」を読んで以来、文系脳なりに量子物理学関連の書籍に触れる機会が少しずつ増えているのですが、「4つの力」の内で課題となっている重力の「量子的理解」を知る過程で、「実は重力の正体に関して我々は、本当は何も解っていないのではないか?」という疑問が湧いて来ていました。 ヒッグス粒子の発見で素粒子の慣性質量の仕組みは明確化されました(と私は思うのですが)が、それが古典力学では同等とされていた重力質量を別物として扱う根拠と如何関連するのか?・・・門外漢故のこうした初歩的な部分で立ち往生していたところで「超球理論」の此のサイトへ辿り着いた訳です。 量子力学の抽象性は文系脳には突っ込み処満載で、派生するパラレル宇宙や余剰次元などの仮説も科学哲学分野から考察する「数式を伴わない物語」はとても面白いのですが、やはり限界があり、いい加減飽きてしまうのですよね^^; で、この処ある意味では量子力学の全てである「波動方程式(シュレティンガー方程式)」そのものにチャレンジしています。40年近く前に経済学部を中退しただけのオッサンに何処まで出来るか解りませんが、ノンビリと取り組んでいこうと思っています。 この超球という「幾何学モデル」は、其の理解を深める助けとなる様な気がするんですよね。 取り組み始めから、いきなりオイラーの公式に叩きのめされて前途は多難ですが 「楽しいからマァ良いかっ!」という感じですかネ^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[科学] カテゴリの最新記事
|
|