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2014.09.24
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カテゴリ:政治
タイトルは村上龍の小説が頭に浮かんだだけで他意はありません^^;

米国の空爆がはじまりましたね。
国連総長とシリアのアサド大統領が容認の意向を示し、サウジやヨルダンといった中東勢の参加もありますので「自衛権行使だ」と主張するオバマと米軍の大義はそれなりに担保されていますが、今度ばかりはイラクやアフガンの様に中途半端で引き上げる訳には行きません。万が一シリアがイスラム国に支配される様な事があると地政学的にイスラエルの状況が一気に深刻化します。米国が一番懸念するのは其処ら辺かもしれません。
イスラエルVSイスラム国という図式にしてしまうと、現在の中東イスラム教国家群の動向は予測できない方向性を持つ可能性があり、米国は何としてもテロリストをシリアから一掃せねばなりません。

しかし、テロ組織相手の空爆は効果が薄く長期化しそうで嫌な予感がしますね。
地上軍の投入も当然あるのではないでしょうか。
米国大統領は軍事行動に弱腰だと非難されますが、米国兵の被害が多くなると其れ以上に叩かれますので、次期大統領選が絡んでオバマが判断を誤る可能性は大きいかもしれません。

ロシアがシリア空爆を非難する声明をだしています。
現在、フランスとドイツが限定的に米国支援に回っていますが、基本的に欧州各国はウクライナへのロシア侵攻の牽制の為に米国の作戦には参加出来無いでしょう。
戦局が長引けば、日本政府と自衛隊にも支援要請が来ることは必至です。
米国は「自衛権行使」を前提にしていますので、これは立派に集団的自衛権が該当するケースですね。

海の向こうで始まった戦争ですが、日本も無関係ではいられないのです。
安倍政権は大きな決断を迫られる事になるかもしれませんね。

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最終更新日  2014.09.25 01:56:23
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