カテゴリ:ねこ
いつもよくしてもらっている(毎年玄米30kg送ってもらっている)お寺のご住職から心温まるお手紙をいただいて目頭が熱くなりました。「年末に飼っていたネコちゃん(16歳)が亡くなって悲しいです。」と、お手紙に少し書いただけですが、本当のところを見抜いていらっしゃるんですね。お寺には12匹猫がいるそうです。
【お手紙】 16年はよく生きました。可愛がられた一生は幸せだったのではないでしょうか。 でも、忘れられませんね。 息子の家族が猫を欲しいというので、10年前田んぼの中で餌をあさっていた野良の子猫を拾って川崎へやりました。事故にでもあったのか前歯と下あごをケガしていましたが、「これ、ネコですか?」「といわれるほど大きく7.5kgのやさしい大猫に育ちました。 デブではなくほんとに大きいのです。 セビーと名づけて可愛がっていましたが4月14日朝起きたら死んでいたのです。 泣きあかしているという孫に送ったメールです。 *** セビーのことは悲しい思いでいっぱいです。 猫でも犬でもペットは人間より短い命ですから、ペットを飼うと何度も悲しい思いをしなければなりません。 少し短いと思える命でしたが、セビーは幸せな一生でした。田んぼで餌をあさっていたのを拾ってきたのですから川崎へ行かなかったらもっと短い命で、悲惨な一生を送ったかも知れません。皆に可愛がられて生きられて良かったと思ってください。 たくさんの、いろいろな思いでも残してくれたではないですか。 猫も死ぬのがわかるのか、どこかへ姿を隠していなくなることがあります。どうしたのかといつまでも気にかかりますが、セビーは一番居心地が良かった家の中で命を終えたのもよかったのではないですか。 セビーが死んでよくわかったでしょうが、猫でも犬でも鳥でも人間以外の動物は神々しいほど、粛々と死んでゆきます。人間は苦しいだの、痛いだの、医者につれていけ、救急車を呼べだの、助けてくれなどといいますが、動物はそんなこと訴えません。本当に静かに、自然に従い死んでゆきます。何も言えないのが可哀そうには思いますが女々しい人間に比べなんと立派な死に方でしょう。よく生きたね、とほめてやってください。楽しい思いをさせてくれてありがとうと、いってやってください。 縁があって人間に生まれ変わってくるかもしれません。また猫の生をもらってくるかもしれませんが、また私たちと会える縁があればいいですね。 庭の桜の下にでも葬ってやれば、やがて、土に返っていきます。 *** 去年はもう一匹亡くなりました。15歳くらいだとおもいます。 これは、川崎から新幹線に乗ってこちらに来た猫です。 事故に遭ったのでしょう、川崎の自宅のドアの前に前足がグチャグチャの状態でへたりこんでいたのです。階段を上がってきたのか、誰かが置いていったのかわかりませんが、娘が見つけ、すぐに病院に預けグチャグチャで蛆がわいていた前足を切る手術をして錆び色だったので茶色のミーで、チャーミーと呼んで飼っていましたが、外国へ行くことになってこちらにつれてきたのです。 広い庭を三本足で駆け回っていましたが、これがけっこう速いのです。人なつこい猫でしたが野良の本性も残していました。 娘へのメールです。 *** チャーミーのこと チャーミーは8月に入ってから紙のように痩せてきたので肉や魚を食べさせてやり初めはよく食べていたのですが、だんだん食べる量が少なくなりました。 もう体が受け付けなくなったのでしょう。 8月30日夕方マグロ缶のご飯を食べて出て行ったきり帰ってきませんでした。 どかかでひっそりと、生涯を閉じて逝ったと思いましたので、行きそうなところを探したのですが、なかなか見つかりませんでした。 お彼岸の23日山門からすぐの紅葉の下で見つけました。参道の脇でいつも通るところなのにどうして見つけてやれなかったのか不思議です。毛色が砂利と同じ色だったからでしょうか。 体はそんなに傷んでなく、毛も皮もしっかり残っていました。さすがに目は落ち窪んでいましたが頭も体も崩れておらず耳もしっかり立っていました。 早速、裏のトチの木の下に埋めてやり花と香を供え、お経を読んで葬ってやりました。 爪とぎの取説を読まずに使っているペコノ助 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年02月18日 17時04分03秒
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