Uooの三日坊主Diary

どちらも、胸の悪くなるような事件。

運用の始まった赤ちゃんポストに、3歳くらいと見られる男の子が入れられていた。
Uooは、赤ちゃんポストの理念に基本的に賛成。
これで助かる命が一人でも増えるなら、と思ったから。

だけど、運用に向けてメディアでなされる議論を見聞きしながら、
そして、毎日のように起こる悲しい事件の数々を知るにつれ、

「赤ちゃん殺しちゃうような人は、
最初っから、はるばる熊本までやってきたりしないんじゃないかな」

と思うようになった・・・(-_-;)

だって、最近耳にする事件って、
ホントに人間がすることかと思うような（とゆうか動物の方が本能的に親らしいことしてる）
身勝手きわまりない親による子供の虐待・殺人ばかりで、
果たしてこの人たちが、
わざわざ子供の命を救うために、日本に1個しかないポストに向かうだろうか、
と考えてしまうんだよね・・・

病院の方にも、運用するまでに、
いろんな可能性を考えておく責任があったのでは？

運用直前、マスコミに
「２，３歳の子が入れられたりした場合は？」と聞かれて
「そういうことは考えたくない。あったらその時対応する」
と言っていたらしい。
・・・現実に起こっちゃったよ～～～

「赤ちゃんポストは、子捨てを助長する。」
この考えは、現代日本においては、正しい主張だったようですね。
その本来の目的が達成されるためには、
性善説ではなく性悪説にたって、
善意を悪用しようとする人々がたくさんいることをちゃんと踏まえた上でないと
きっと成り立たないんだな。
悲しいことですが。

一番の問題は、
そこに「人と人との交わり」がないことだと思う。
赤ちゃんポストのニュースが広まって、
相談が一気に増えたことは確かに良かったことだ。
だけど、本当に子供をそこに入れようと思ったら、
今回のように、なんの相談もなく、ポン！と入れることが出来ちゃう。

交わりつながりで思うこと・・・

17歳が母親を殺して遺体を切断して・・・
想像するのも恐ろしい事件。

例によって、この少年も、学校では孤立していたらしい。
人は、人との交わりが途絶えるときに、
必ずおかしな方向に行ってしまうんだね。

交わり。心と心の交流。
支えあうこと。愛し合うこと。

人間が生きていくために、何より大事なことなんだな・・・