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[無線機器] カテゴリの記事

全171件 (171件中 101-150件目)

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• モービル機の電源改修

  　昨日固定機の電源電圧を測ってみて、電源ラインの電圧降下が思いのほか大きいことがわかりました。　車に積んであるIC-706は、以前電源電圧を測って、送信してもほとんど電圧が落ちないことを確認したつもりになっていましたが、もう一度念のためにしらべてみました。　結果は恐ろしいものでした。無線機の電源コネクタ位置の電圧は、電源オフの状態で13.2から13.5Vほど。706の電源を入れると、それだけで0.2Vほど低下しました。送信するとさらに電圧はがっくり低下し、送信電力30Wで11.5V、50W送信だと（実際には50Wも出ていないと思われますが）、10.5Vまで落ち、スピーカからはハムが出てきます。これまで706の不具合は、回り込みが主因と思っていましたが、電源電圧の低下が問題だったようです。バッテリ電圧とほぼ等しいと思われるシガーソケットの電圧は送信時もほとんど変化ありませんでしたので、無線機の電源ラインの問題のようでした。　そこで、電源の引き直しをしました。これまで使っていたケーブルはおそらく2sqのあまり太くないもので、途中に車のACCに連動してオフするためのリレーと、自分で巻いたコモンモードフィルタを入れていました。これを、3.5sqのケーブルに変更した上で、途中の抵抗を避けるためリレーやコモンモードフィルタを省略して直接706につなぎました。　電源改修の効果はすばらしく、7MHzのモービルホイップで試した限り50Wフル出力でも無線機の動作は全く安定しており、固定から安定化電源とダイポールで運用しているような感覚でした。　思えば、ダミーロードで動作が安定することから回り込み自体は確かにあったのですが、過去の、電源電圧が落ちていないという間違った測定結果から電源電圧には問題なしと思い込んでいたのがいけませんでした。一番基本的な電源系の問題を解決するのに何年もかかったことになり、われながら恥ずかしい限りです。　でもこれで、また移動運用に出かけるのが楽しみになりました。なお、電源を切り忘れてバッテリをあげるとまずいので、706のオートパワーオフ設定をしておきました。初めて使う機能です。

  2009.11.29

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• 電源ケーブルの抵抗

  　どこかのサイトで導線の抵抗に関する記述を見かけました。　2sqでも1kmあたり10オーム近いとのこと。10m引いて10アンペアとれば1Vも電圧が落ちることになります。車に積んでいるIC-706では、同じくらいの線を電源に使いながら、途中にリレーやコネクタ、コモンモードフィルタがあるので1V程度は平気で落ちそうです。　以前テスタで送信時の電圧変化を確認したときにはほとんど変化なしだった記憶があるのですが、腑に落ちないので、手元のTS-440で電圧降下を計ってみました。電源ケーブルは純正の2本パラのもので、長さはざっと2mほどと思われます。100Wフルパワー送信時には、無線機側で0.7から0.8Vほど電圧が落ちました。　706はパワー（電流）が小さいとはいえ、電源ケーブルの長さはおそらく440の倍はあり、かつコネクタやフィルタを考えると、今日計ったのと同じくらいの電圧降下はありそうです。以前の電圧計測が不確かだったような気がします。　動作が不安定になりがちな原因もひょっとすると電源系の問題がまだ残っているかもしれません。706送信時の電圧も、再チェックしてみる価値がありそうです。

  2009.11.28

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• IC-706のデジタルモードインタフェース

  　RTTYの移動がはやってきているようです。丁度新しい遊び方を探していたところなので、私もこの流行に乗ってみたくなってきました。　移動で使っている706で使うインターフェースを用意しようとしたのですが、確か無線機を買ったときについてきたはずの、アクセサリ端子用13ピンのプラグが見当たりません。　US版のマニュアルには、AFSKの運用にマイク端子を使う方法も載っているので（日本版のマニュアルにマイク端子の使用について書いていないのは回り込みがひどいからか？）、とりあえずモジュラージャックを使ってインターフェースを仕立ててみるつもりです。　週末の三連休に試してみます。

  2009.11.16

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• 釣竿ホイップ好調

  　連休最後の今日は、釣竿ホイップを使ってみたくて、夕方から江田島までドライブしてきました。　周辺の環境や、ちょっとしたエレメント位置の違いで必要なコイルのインダクタンスが変化するとふんでいましたが、3.5MHzも1.9MHzも前回試したときとほぼ同じタップ位置でチューニングが取れました。　最良点のSWRはほぼ1.0で、しかもCWバンド全体を実用的にカバーできるほど帯域も広く、なかなかFBです。　前回西区では1.9MHzで飛びの悪さを感じましたが、今日はコンディションがよかったのか、ストレスなく運用できました。一時間半ほどの運用で両バンドのQSOはあわせて80弱でした。全エリアによく飛んでいることが確認でき、満足して帰ってきました。

  2009.10.12

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• ローバンドホイップ試験運用

  　昨日巻いたコイルを使って、坂町の海沿いの駐車場で送信テストをしてみました。　コイルはルーフキャリアに取り付けた基台に固定し、エレメントには後席窓からつきだした9m釣竿で持ち上げた、正味7.5mほどのワイヤーを使いました。エレメントは少し短めにして竿の先端をおじぎさせ、竿との距離を稼いで動作の安定化を図りました。　コイルのピッチが狭いので、タップはワニ口でなく、先端がU字型をした、シンクロスコープ等のプローブで使われるのと似た形状のクリップの小さいもの(名前がわかりません）で取りました。　3.5MHzと1.9MHzとも計算どおり共振点を見つけることはできたのですが、インピーダンスは50オームからかなり外れているようで、IC-706の読みでいずれのバンドもSWRが3ほどありました。14MHzのホイップのマッチングに使っているコンデンサを入れてみたところ、3.5MHzではむしろSWRが悪化し（インピーダンスが50オームより高い?）、1.9MHzでは効果がなかった（容量が足りない?）ため、とりあえずこのまま運用しました。　3.5MHzで移動局を呼んだのですが、何度も呼び負けたので、SWRが悪いまま、無線機に悪いと思いながらも50ワット丸々突っ込んで運用しました。　最初数局移動局を読んだ後、1時間ほどCQを連発して3.5MHzで40局、1.9MHzで10局少しとQSOできました。一応電波が出ることは確認できたので、どうにかマッチングをとってさらに快適な移動ができるアンテナを目指します。

  2009.10.04

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• ローバンド用コイル

  　しばらく製作が止まっていた、ローバンド移動用アンテナのコイルを巻きました。　直径が13センチほどの円筒形容器に銅線を20mほど巻いて、インダクタンスは145μHほど、ほぼ狙い通りの値を得ることができました。　時間が取れれば明日にもエレメントをつないだテストをしてみます。

  2009.10.03

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• ローバンドアンテナ作戦変更

  　手軽なローバンド移動用に、ハイバンド用の釣竿アンテナにコイルを追加して3.5MHz化することを考えていました。　追加分コイルを仮固定して狙いの3.5MHzで使えそうなことまでは一度確認したのですが、直径が13センチほどある空芯コイルの固定でひっかかりました。風もある屋外で使うので、釣竿に対するコイルの位置をある程度しっかり決める必要があり、またハイバンドの運用や車のトランクに積むことを考えると同時に取り外しもできねばならず、なかなか良いやり方が思いつきません。　あれこれ考えながら参考になりそうなサイトを覗いて廻り、以前ハイバンドアンテナの参考にさせていただいたJO2ASQさんのページに再び目が留まりました。　私は漠然と、コイルはアンテナと一体にしてしまうことを前提に考えていましたが、ASQさんのアンテナでは、コイルとエレメントを別々に支持、つまり基台ではコイルのみを支え、エレメントは別途持ち上げる工夫をされています。　3.5MHzならともかく、1.9MHzでは今回使おうとしていた3mの釣竿ではエレメントが短すぎます。しかし、エレメントをもう少し長くした上で、コイル一体型をあきらめれば3.5と1.9の両方に出られるアンテナに仕上げられる可能性もあるので、アンテナ全部を無理に一本にまとめなくても良いような気がしてきました。　ということで3m釣竿の3.5MHz化は中止し、コイル-エレメント分離型で、エレメントには10m釣竿を使った、1.9と3.5MHzの両方に出られるアンテナにねらいを変更することにしました。　そこで今日は、とりあえずコイルに使う銅線と円筒状の容器を入手しました。ただ、ここまで短縮率の高いアンテナは初めてなので、まともに動作させるためには苦労しそうです。

  2009.09.21

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• 釣竿ホイップ3.5MHz化の実験

  　計算上、手元のコイル追加で釣竿ホイップを80mにも対応させることができそうなことが確認できたので、実際に試してみました。　コイルは直径が12,3センチあるのでうまく支持するのは意外と難しそうです。とりあえず今日は釣竿から紐で吊りました。これを元からあるコイルと直列に入れ、タップ位置をあれこれ変えて調整しました。　結果、ほぼ予想したタップ位置でねらいの3.51MHzくらいに共振点をもってくることができ、またSWRもしっかり落とすことができました。ただうまくないことに、今日は風が強かったため、3箇所もワニ口でつまんで接続しているせいかとても動作が不安定で、すぐSWRが跳ね上がってしまいます。　テストしたのは、このバンドがようやく開き始める4時半くらいでしたが、受信は甚だ良好で、移動各局が599+で聞こえました。送信はSWRがふらつく中で強引に20Wくらいで肝属郡移動のJE6BPKさんをコールし、聞き返されながらも無事このアンテナの初QSOが成功しました。これで少なくとも鹿児島までは飛んでいくことが証明されました。　アンテナ本体との接続法やタップ位置等もうすこし試行錯誤した上で、ちゃんとしたコイルの固定方法を考えようと思います。

  2009.09.19

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• モービルホイップの3.5MHz対応

  　コンディションが秋冬型になってきたので、そろそろ冬物のアンテナ準備を始めています。　昨年まで全バンドで使っていた全長20mほどの逆Lとアンテナチューナーの組み合わせに対し、今年は14MHz以上向けに作った釣竿ホイップでほぼ同等の性能に加えて圧倒的な機動力を得ることができ、私としてはかなりの成果を収めることができました。　これまで特に手薄だった3.5MHzと1.9MHzのうち、まずは3.5MHzを狙ってみようとしています。このバンドで20mのLWをアンテナに使うと、ほぼ1/4波長になるためか飛びは申し分ないのですが、受信はむしろ良く受かりすぎて、無線機が706だと複数の局から呼ばれると受信機が飽和してし符号がまったく了解できなくなってしまいます。　そこで送受信のバランスを考え、今夏ハイバンドで使った釣竿ホイップの3.5MHz化を画策しています。正味の全長は2.5mほど、つまり7MHzの一般的モービルホイップの倍ほどあるので、パフォーマンスも7MHzの既製品ほど出るのではないか、と皮算用しています。　以前、巻き数が多すぎてタップを取って使っていたこのバンドのベランダアンテナ用コイルは、MMANAで計算してみると釣竿ホイップとの組み合わせでも3.5MHz程度までは共振周波数を下げることができそうです。　週末には世間よりやや短いながら連休があるので、この机上の空論を実践してみるつもりです。

  2009.09.15

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• サイドトーンの周波数ずれ

  　チューニングインジケータを使いながらTS-440でCWを聞いていて、ふと気づきました。　何気にキーダウンしてサイドトーンを出しても、インジケータが反応しません。インジケータの周波数は、この無線機のサイドトーン周波数である800Hzに調整してあるはずです。受信信号とサイドトーンを聞きくらべてみると周波数がずれているようでした。　そこであらためてPCのフリーウエアでサイドトーンの周波数をみてみると、何と60Hzも高いほうにずれていました。さしてゼロインの精度にはこだわっていませんでしたが、これほどずれているのには参りました。　回路図をみてみると、独立したサイドトーンの発振回路があり、これがずれているようです。経年変化のせいでしょうか。800Hz程度の周波数で60Hzもずれるというのはひどすぎです。　同様のずれが心配になったため手元のIC-821とFT-817のサイドトーンの周波数も測ってみました。IC-821は10Hz強のずれ、FT-817は設定周波数ぴったりでした。サイドトーンの周波数など、1Hzの狂いもないのが当然と考えていただけに、440と821のずれは驚きです。いずれの無線機も、サイドトーンの回路には周波数の調整要素がないようなので、受信信号とサイドトーンの周波数がずれた状態で使うことになり、なんだかいい気分ではありません。　サイドトーンとのビートをとれば1Hzオーダーの精度でゼロインできると思っていましたが、古い機械の場合、肝心のサイドトーンずれの可能性があるということです。ひとつ勉強になりました。

  2009.09.07

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  自信作

  　昨日買ってきたICを使って早速チューニングインジケータを作りました。　コンデンサマイクで拾った音声信号をトーンデコーダに入力してCWのピッチがゼロイン状態になっていることを検出し、周波数があっていれば符号にあわせてLEDが点灯するものです。　最初オペアンプのグランドを、教科書に書いてあるとおり本当にアースに落としたため信号がひずんでうまく動作しないというミスをやりましたが、これ以外は特に問題なく意外とすんなり動作しました。　写真左がA1クラブのキット、右がこのたび新しく作ったものです。　この新作インジケータのパフォーマンスは、期待以上です。A1クラブのキットに比べ、ノイズ下の弱い信号の検出能力はずっと高く、耳でコピーできる信号ならほぼ拾ってくれます。AF信号の入力がマイク経由ですが、デコード能力にはほとんど悪影響がなさそうです。　また、CWフィルタをはずしてSSBのフィルタで受信しても少なくとも20Hz程度以下の精度でゼロインが簡単にできます。これだけ帯域が狭いのに、無線機のチューニングに対して動作する周波数がクリティカルで扱いづらいということがなく、とても快適です。LM567の能力と、今回まねをした八重洲のパラメタ設定が優れているのだと思います。　外付けのCW用のインジケータがほしい方は、ぜひ似たものを作ってみるとよいと思います。超お勧めです。

  2009.08.30

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• LM567入手

  　CWのチューニングインジケータに使うためのトーンデコーダICを買ってきました。　通販でないとまず入手は無理だと踏んでいたところ、奇跡的にパーツ屋さんの箱にただ一個、お目当てのICを発見して小躍りしました。何と350円、一緒に買った三端子レギュレータとあわせてたった二つの部品で500円近いという法外な高値も、地方では仕方のないところです。　OPアンプを使った音声信号の増幅とトーンデコーダの組み合わせで仕立てようと目論んでいます。　先のブログでA1クラブのキットは可聴周波数全域をPICに入れていると書きましたが、計算間違いでした。SSBフィルタの通過帯くらいのようです。私も増幅部はこれに近い定数で組んでみるつもりです。

  2009.08.29

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• CWチューニングインジケータ

  　週末に買ったA1 Clubのチューニングインジケータを組み立てて試しています。　7つのLEDが、CWの符号に応じてゼロインできていれば中央が、ずれていればずれている周波数に応じて左右のLEDが点灯します。ずれている方向と量がわかるのでFBです。　ただ実際には、ノイズで符号とは異なる点灯がかなり激しいため、中央のLEDの色がちがうとはいえ、特に弱い信号ではどのLEDの点灯が符号に対応したものかよくわからなくなります。そこで、ちょっと勿体無いとは思いつつも、中央のLEDを残して左右の6つのLEDをかくして見えなくすると、かえってゼロインがわかりやすくなりました。ダイヤルをくるくる回しながらチューニングするので、周波数のずれ方向やその量の情報はなくても実用上あまり影響はなく、むしろ左右のLEDがちらつくことによる見づらさが解消される利点のほうが多きそうです。　さて、中央のゼロイン時にのみ点灯するLED一個にした状態というのは、FT-1021についているインジケータと同じ動作です。FT-1021のインジケータと比べると、点灯する周波数ずれの幅が多少広いのが気になります。左右のLEDの点灯との連続性を保つための設計でしょうか。もうひとつ気になること、これはある意味致命的なのですが、信号が弱いときに符号とノイズの区別がつかなくなるのが1021と比べて相当早く、ある程度強い局でないとうまく表示してくれません。　回路図をみるとこのインジケータは、音声信号にフィルタをかけた後（といっても可聴域全部が通過する程度）にオペアンプを飽和させることで振幅情報をなくした0-5Vのオンオフ信号に変換してPICに入力しているようです。このためノイズに埋もれるような信号成分は分析できないのではないかと推測しています。　これに対しFT-1021は、サービスマニュアルを紐解いてみると、オーディオ信号をNE567というトーンデコーダの専用ICに入力してゼロインを判別しているようです。このICのデータシートには、例としてSNが-6dBでもはっきりとトーンの存在が検出できる様子が載っています。振幅情報をなくす形でデジタル化するよりも、このNE567を使う方法は相当デコード能力が高そうです。さらにこのIC、検出周波数のほか検出周波数幅や検出出力の時定数も自由に設定できて、使い勝手のよい特性にするのが簡単そうです。　このICを使ったインジケータも作ってみたくなってきました。週末に気が向けば探してみようかと思います。

  2009.08.26

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  スピーカの周波数特性

  　ずうっと以前、車のドアスピーカを取り替えた際に取り外した純正のスピーカが余っていたので、しばらく前から簡単なエンクロージャをつけて無線用の外部スピーカに仕立てて使っています。　CWで使う分には音の癖を特に感じませんが、ラジオ放送をこのスピーカで聞いてみると、かなり低音が強調されて聞こえます。違いを目で見てみたい、ということで周波数特性を測ってみました。　PCのサウンドカードの左右チャネルに、TS-440のAFSK端子からとった低周波出力と、コンデンサマイクで拾ったスピーカからの出力音声をそれぞれ入れて録音し、汎用のソフトウエアで伝達関数を計算してみました。比較のために、TS-440の内蔵スピーカの特性も計測しました。算出されるものはTS-440の低周波回路やコンデンサマイク、また部屋の特性も含む特性になりますが、両スピーカ特性の差はみることができそうです。　周波数特性をみてみると、この自作スピーカの一番の特徴は、無線機の内蔵スピーカと比べて低域がよく伸びることで、300Hz以下がよく出力されていることです。この部分が放送を受信したときの低音の豊かさの印象につながっているものと思われます。　またこのスピーカは低域が良く出る印象ばかり強かったのですが、1-3kHz付近の比較的高い周波数特性が盛り上がっていることがわかりました。低周波成分の少ないSSBを聞いてみると、確かに内蔵スピーカよりも高音が強調されています。放送を聞いた印象で、低域が目立つイメージばかりあったのですが、肝心の無線に使う場合は逆に高周波が強調されているようです。実際にはほとんどCW専用になっているので、内蔵スピーカとの違いはありませんけれど。　TS-440内蔵のスピーカの特性をあらためてみてみると、SSBで使う300Hzから3kHz弱の特性がほぼフラットで、さすが通信機としてよい設計がしてあるなあと感心しました。素人が適当に作ったスピーカとは違います。

  2009.08.15

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• 

  移動用ポールの整備

  　このたびの固定からのQRVでも3.5MHzのアンテナ支持に使っている、コメットの移動用ポールCP-60Lは、収納時の長さが短いので車につみやすく、また高さも6mとそこそこあるので重宝しています。　ところがこのポール、雨にぬれた後の水の抜けが悪く、伸ばした際に内側から出てくるロック用のピンが、錆や滑剤の劣化でスムーズに動かなくなってきました。今回も、一箇所は対向して出てくるはずのピンが片側しかひっかかっていない状態で使いました。　このままだと早晩本格的にだめになりそうなので、一足先に3.5MHzのアンテナを撤収したタイミングでモリブデングリスのスプレーにて最潤滑し、どうにか再びピンがスムーズに動くよう復旧しました。　水抜きの穴が石突にあいているので水がたまることはないのですが、構造上収納状態ではポールの中にはほとんど風が流れないので乾燥しづらく、またピンの部分は各段の最下部にあるため一度雨にぬれてしまうと長期にわたって水分にさらされるのが原因だと思われます。雨天の使用は移動では普通にあるので、このポールを使っている人は、同様の不具合を経験している方も多いのではないでしょうか。今後は、雨天使用後の乾燥や、定期的な注油をするように気をつけたいと思います。　さて、固定からの追いかけも、今日の午後までとなります。移動の皆さんと、そこそこのコンディションに助けられて、結構稼ぐことができました。特に昨日は、JE6BPKさんの宮崎移動とサテライトでQSOでき、KCJAがひとつ増えてFBでした。　残りの休み期間中に、一度くらいは自分でも移動してみようと考えています。

  2009.08.13

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• アンテナ切替器のトラブル

  　以前作った3系統のアンテナ切替器を実戦に投入し、無線機を切り替えるのに使っています。　セパレーションもまずまずで、2台の無線機を切り替えるのに、しごく便利に使っています。今日は午後に入ってからコンディションもあがらず、暇になってきたので、久しぶりに7MHzのQRPリグを3番目の系統につないでみました。しかし、なぜかほとんど信号が聞こえてきません。　自分で組んだ無線機なので、受信機の問題だと直感して気が重くなりかけましたが、アンテナを直接つないでみるとうるさいほどよく聞こえます。アンテナ切替器の問題でした。　製作したときに切替器の動作は検証していたはずでしたが、今一度テスタで確認してみると、今回初めて使った系統を非選択時グランドに落とすリレーが動作しっぱなしになっていました。ケースに収める際、ロジック回路の一部がアースとショートしてしまったようです。　切替器の修理は簡単でしたが、アンテナでなく無線機の切替に使っているため、動作不良のモードによっては、受信機に送信パワーを突っ込んでしまう事故にもつながりかねず、少々肝を冷やしました。電源遮断時と非選択時には端子が接地するように作ってあるので、こうしたケースがおきる可能性は低いはずですが、それでもしばらくは運用前に動作を確認することになりそうです。

  2009.08.10

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  アンテナ切替器

  　以前FT-1021のバンドに連動してアンテナを切り替える切替器を作成しました。無線機側も複数を切り替えたくなってきたので、リグとのバンド連動機能を除いた、単純なアンテナ切替器を追加で作りました。　3系統の無線機をつなぎかえられるものです。スイッチングのリレーには手持ちのものを利用したのですが、うち2系統に使ったLY2というパワーリレーは、内部の配線がループ状になっているため、そのま使うと28MHzではインダクタンスが無視できずSWRが1.15程度まで上昇してしまいました。　そこでこのリレーについては、2回路ある回路をON時に交差するよう逆相に配線してインダクタンスをキャンセルし、HFの周波数ではほぼSWR 1.0を実現しました。　店で売っているアンテナ切替器のように、UHFや数kWの電力を扱うことはできませんが、せいぜい200WまでのHFには問題ありませんし、コネクタの数もひとつ少ないので精神衛生にもFBです。

  2009.05.30

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  釣竿ホイップのマッチング

  　Es用に作った釣竿ホイップ、コイルを巻き足して最低周波数を14MHzまで拡張しましたが、インピーダンスがかなり低いらしく、SWRがよくありませんでした。そこで、マッチング回路を追加してみました。　共振点のSWRから推測するに、インピーダンスは20オーム程度になっているようでした。コンデンサをパラに入れるLCマッチとすれば、コンデンサのリアクタンスは40オーム、300pF弱です。　手持ちには適当なコンデンサがなかったので、有効期限のすぎた図書館の利用カードに銅箔テープをはって作りました。後で面積を小さくするつもりで適当に作ったにしては、幸運にも200pF超になったので、これをそのまま使いました。　マッチング回路のコイルは計算上0.3μH弱で、ローディングコイルの一部がこれにあたるわけですが、ローディングコイルのインダクタンスがもともと3μH弱と、マッチング部分の10倍程度しかないので、共振点のずれが少々心配でした。　実際にコンデンサを追加してみると、はたして共振点は14.35MHzのバンドエッジ付近まで上昇してしまったので、コイルをさらに追加して周波数を調整しました。　結果、最良点のSWRは1.2程度、バンド幅も広く良好な特性になりました。このアンテナで14MHzに出ることはほとんどないのに、不恰好なコンデンサをつけたりコイルを巻き足したりして、見た目が悪くなってしまいました。が、430の八木アンテナの設計のときと同様、SWRが落ちて気が済みました。目的と手段が逆転している感は否めませんけれど、hi.

  2009.05.16

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• サテライト八木なんだかおかしい

  　ALL JAのあとで仮設した、サテライト用の小八木'FOX-727'が不調です。　固定からサテライトに出るとき、これまでは5エレと12エレの組み合わせで使っていました。これに対して、この休みは少し横着をして普段サテライトの移動で使っている、この144-3エレ/430-5エレをあげました。　ところが、今回は受信性能がとても貧弱で、同じアンテナを使っている移動時よりもあきらかに劣っています。FMでは送信しているのはわかっても話している内容がとれないことが多く、またCWも少し弱い局は存在さえわからないことが幾度もありました。　同軸や無線機の固体が違うくらいで移動時と根本的な違いはないはずなのに、なんだか変です。このたびの連休、固定からQRVできるのはあさってまでなので、トラブルシュートをしていたら運用するひまがなくなりそうだし、このたびののサテライトは不完全燃焼のまま終わりそうです。

  2009.04.29

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• FT-817 送信改造

  　私が所有する無線機の中で、FT-817が7MHz帯の拡大に対応していなかったので送信の禁止を解除する改造を行いました。　改造といってもチップ部品をはずすだけなので、正味の作業は事実上ケースの脱着くらい、10分もかからずに完了です。　たいした内容でないとはいえ、改造後のリセットでメモリが消えるのが惜しかったのですが、だめもとで試した、FT-817 Commanderなるコントロールソフトで復旧できました。　改造後にバンドをワッチしてみましたが、コンディションはいまひとつのようでした。改造817での初QSOはお預けです。

  2009.04.11

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  ハイバンド用移動アンテナ

  　桜の花も開いてますますコンディションの上昇が楽しみな季節になってきました。　初夏のコンディションがよいとき、手軽にHFで運用するにはこれまでHM-6を使ってきましたが、わずかでも高性能化をと考えて、ASQさんの事例を真似た、全長が長めのホイップを新調してみました。　Es時期のハイバンド用なので、18MHzから28MHzに出られることをめざしました。手作りでしかも周辺の環境が変化する移動での使用ですから、バンドの切り替えは広めの間隔で巻いた裸線のコイルを直接ワニ口でつまむようにして、チューニングに融通が利くようにすることにしました。短縮GPなのでインピーダンスが低めになるのが心配でしたが、ASQさん曰く、マッチング回路なしでも50Ωくらいになるとのことでしたのでとにかく作ってみることにしました。　エレメントは釣竿（3m弱の中国製グラスファイバ竿）で支持することにしました。石突をはずしてみると、内径が手持ちの10DFB用Mコネクタのそれとほぼ同じだったので、樹脂パイプを間に入れて’印籠継ぎ’でつなぎました。　コイルは、前に作ったアンテナの塩ビパイプが少し長すぎたため端を10センチばかり切ってこれに銅線を巻いて作りました。　調整もASQさん同様、コイルなしで28MHzに同調するようにエレメント長をあわせてから、それ以外のバンドで同調するコイルのタップ位置をディップメータとSWR計をみながら決めていきました。短縮率が小さいのでいずれのバンドも帯域が広く取れてFBです。　コイルの端を使うと15.0MHz付近で共振するようなので、コイルに数ターン追加して14MHzまで拡張しようかと考えています。

  2009.03.28

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  塩ビ管アンテナの加工精度

  　私が初めて作った高ゲインアンテナである塩ビ管アンテナは、現物が完成してしまったのでもう気が済んでもいいようなものですが、エレメントの向きがあちこち向いていて少々不恰好なのが気になっていました。設計にシミュレーションを使ったので、出来の悪さが性能に影響しているのかどうかも、ついでに計算してみました。　正確には、なんらかの理屈にしたがって寸法誤差に対する感度を計算すべきなのだと思いますが、ラフな傾向をみるだけと割り切って、モンテカルロ法(ランダム誤差を与える方法）でやってみました。　誤差は、設計値を中心にして、製作の際にこれくらいは値が違っているかもしれない、と感じた値を標準偏差とする正規分布で与えました（誤差の内容は以下のとおりです）。角度: エレメント先端の平面位置(X&Y) 15mm水平位置: エレメント平面位置（X&Y) 5mm垂直位置: エレメント高さ（Z) 5mm長さ（Di/Re): ラジエータ/ディレクタ長さ 2mm長さ（Ra): ラジエータ長さ 2mm　MMANAは残念ながら私の能力だと外部ソフトウエアからの制御が難しいため、Excelで生成した一様乱数から必要な擬似正規分布に変換し、手でこれを寸法として入力して計算しました。これが思いのほか面倒な作業だったので、計算はそれぞれの誤差について5ケースのみとしました。なお、エレメント角の誤差は、後で気づきましたが長さについても1.5mm程度（ただし伸び側のみ）の誤差も同時に与えていることになっていたようです。結果的にこれは結果にたいした影響はありませんでしたけれど。　ビームパターン（フロントゲインとFB比）を決めるのは寄生エレメント（ディレクタとラジエータ）のようです。また寄生エレメントの製作で重要なのはその軸直方向位置（今回の計算ではブーム直角方向と分離していませんが、直感的に重要なのはブーム方向？）で、エレメントの長さと軸方向位置はさほどクリティカルではないようです。私のようにブームに穴をあけてエレメントを差し込むやり方だと、穴の角度誤差が最も性能にダメージを与えることになります。エレメントがあちこち向いているのは手作りの味、とばかりは言っていられないようです。　SWRは、ラジエータの長さはもちろん、すべてのエレメントの長さ、位置（エレメント方向位置を除く）、すべてに影響されるという結果になりました。　結局実際のアンテナ製作にあたっては、エレメントの配置、特にブームへの取り付け角に注意して組み立て、最後にラジエータでインピーダンス（SWR)を調整するのがよい、ということのようです。　このたびの結果、改めてみてみると教科書に書いてあることを確認したようなものですが、あらためて自分で計算してみて納得しました。　この計算で、塩ビ管アンテナについては気が済みました。たぶん。

  2009.03.16

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  塩ビ管430MHzアンテナ改修

  　先月塩ビ管アンテナを作った際、事実上初めてMMANAをビームアンテナの計算に使いました。　これ以降MMANAで色々と試す中で、最適化の機能でこの塩ビ管アンテナの改良もやってみました。たいして混信もない田舎ですからゲイン重視で、かつ2mの塩ビ管ブームに収まる大きさをねらいました。　エレメントの形状パラメタを過剰に最適化対象にするとすぐ局所解に収束してしまう傾向があるようです。なので、最適化ルーチンがあるとはいっても適切な変数選択や初期値の選択、さらには目標関数の選択など、使用者のさじ加減が結構重要と感じました。　色々試す中で、元の13エレだと最適解付近ではブーム長が2mを超えることがわかりました。2mのブームに収めるのであれば、11エレ程度が適当のようです。　最終的に、エレメントの間隔が1844mmの11エレで、フロントゲイン14.9dBi、FB比18.7dBの仕様をみつけることができました。ブーム長と比べたゲインでは、マスプロやダイヤモンドのアンテナより大きく、Radixよりは劣る数字です。　元の13エレはゲイン14.8dBi、FB比19.5dBでしたから性能的にはほとんど同じなのですが、少しでもエレメントが少なくて移動先で組み立てやすいことと、何より’最適化してある’という自己満足のために、実物のエレメントも新しい設計仕様に組みなおしました。　実戦投入が楽しみです。

  2009.03.14

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  144MHzプリアンプの改良

  　以前寺子屋シリーズのキットを使って作ったIC-821用の2mプリアンプ、もちろんゲインはとれるので小さなアンテナで衛星の信号を受信するには効果的なのですが、トランシーバ単体に比べてSNが悪化するように感じていました。　昔秋月で買ったFETのデータシートをみると、バイアスのかけ方でずいぶんNFが変化するようです。私が買ったキットのFETは、3SK129の代替として3SK121が使ってありますが、ネットで調べてみても特性が見あたりませんし、トランジスタ以外のところは設計を変えてある様子もなくて気味がよくありません。　秋月SGM2006MのNFは800MHzで1.2dBと、3SK121の1.5dB@800MHzと比べても良好なので、FETをこれにとりかえてみました。あわせて、データシート上もっともNFがよくなるよう直流部分の定数を変更しました。　定量的に計測できる装置はありませんが、この改造で体感上のSNはかなり改善し、少なくともIC-821単体と同等にはなったようです。　私の場合ほとんど移動専門なのでさして長い同軸ケーブルを引き回すわけでもなく、このアンプのご利益については疑問符がつきますが、春からのシーズンで地上波に出るのが楽しみです。

  2009.02.15

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• HM-12 回りこみ再び

  　以前、回り込みでブーンというハムが送信波にのるという不具合がIC-821に使っているハンドマイクのHM-12でおきたことがありました。　このときは理由ははっきりしないものの、マイクを分解してコンデンサマイク本体をつけはずしするとほとんど問題なくなっていました。ところが久しぶりに821とこのマイクを使ってみたところ、またハムが乗るようになってしまいました。　前回同様マイクをばらしてマイクエレメントを触ってみるとハムの乗り方が大きく変化するものの、完全には消えてくれませんでした。マイクの信号ラインにフェライトビーズを入れてみましたがこれもほとんど効果はありません。　よくみるとマイクエレメントの半田パッドの境界に、半田かすがついていました。だめもとで、鏝でこのカスを取り除いてみると、回り込みがまったくなくなりました。カスの除去とハムの解消の因果関係は確実ではないものの、とりあえずマイクを組みなおしても、送信電波からまったくおかしなノイズはなくなりました。　再発しないことを祈るばかりです。

  2009.02.08

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• 13エレ シェイクダウン

  　春からのシーズン向けに塩ビ管で作った、全長2mの430MHz塩ビ管アンテナを試しに呉市の山に登りました。　ハンドドリルであけた穴にアルミ棒を挿して作った13エレは、ブーム方向にみるとエレメントの向きがきれいにそろっておらず、手作りの味たっぷりです。　この時期の430ですから、山からとはいえバンドはかなり静かで、CWはもちろんSSBでも聞こえる局は皆無でした。アンテナを東西に振ってレピータのアクセスを試したところ、広島以外で応答があったのは大分/山口/愛媛/高知/岡山の局と、モービルホイップと似たような感じでした。　寂しいながらも一時間半ばかりの運用の結果、FMでいずれも愛媛の2局とQSOできました。モービルホイップと比べると確かに信号は強くなるのですが、ホイップで聞こえないのに八木で聞こえる局はわずか、しかも100km超の遠距離の局はほとんど入感がなく、少々期待はずれに終わりました。　設置高さやアンテナの支持方法など、いくつか思いつく点をぼちぼち改善して行きたいと思っています。　呉への道中、東広島からサテライトにも出ました。こちらはSSBも含めて多くの方とQSOできてFBでした。10:31 東広島市 VO-52JG5WLV JA7KJR JA3FWT JA2JTN JJ1KXB JA8JXC JF2UEDJF1CQH JH0RNN JO3MQY JA1PHE JA1BML JH4RNY JH0RNN10:40 東広島市 FO-29JF2UED JA1COP JO3MQY JH4RNY JA7KJR JH0RNN JF1CQHJA2MYA JH1BSK JE2QPS JA1PHE(SSB) JG5WLV JO3MQY

  2009.02.07

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  バグキーの低速化

  　かなり前に手に入れたバイブロのStandard、おもりをもっとも遅い位置に調整しても私の技量では少々早すぎるためあまり活躍の機会がありませんでした。　これではもったいないので、正月ののんびりしたQSOをきっかけに実戦投入の機会をふやしたいと考え、デチューンしてみました。　まずは、手持ちの大きめのナットをオリジナルのウエイトに縛り付けてみました。すると私がコンテストや移動でなく普通のQSOをする程度の速度か少し早いくらいまで減速できました。しかし、不慣れなバグキーですから、少し遅めの符号にしたいと考え、さらに振り子の先端部分にボルトナットで大きめのワッシャを追加しました。　速度はこれでちょうどよくなったものの、今度は振れる部分が重くなりすぎてダンパの効きが不足し、ワードの最後の文字が短点で終わるときに（たとえばJE4QGFと打った直後）余分な短点がひとつ出るようになってしまいました。そこでダンパにも振り子先端とおなじウエイトを追加してこれを解消しました。　結果はすこぶる快調で、のんびり和文をたたくにはちょうどよい速度になりました。気のせいか、短点のかすれもおきづらくなったようです。試しに2局ほどQSOしてみて、すっかり気に入りました。　最後に、皆さん今年も何かと大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。私の新年はバグキーを使った交信で始まることになりそうです。

  2008.12.31

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• ローテーター注油

  　昨日より休みにはいりました。今年はやけに仕事の忙しい年でしたが景気の悪化でこれから来年にかけて多少時間ができそうです。また年明け早々にも予定されていた出向もこの年末になって結局なくなることがきまり、ひきつづき広島拠点で無線ができることになりました、hi.　今日は久しぶりの休みを使い、前々から気になっていたローテータのメンテナンスをしました。2年か3年前台風の直撃をうけた後で回らなくなっていたKR-400の分解修理です。　このローテータ、回らなくなった後はインターフェアの要因にもなり得ると考えてケーブルをちょん切ってしまい、ルールタワーのマスト固定具に成り下がっていました。久々に屋根に上ってみると、マストブラケットのボルトがどれも真っ赤に錆びていてはずせるのかどうか心配になりましたが、ルーセンをひっかけてメガネでまわすと難なく取り外せました。　はずしたローテータを部屋に持って下り、故障の具合を確認しようとケーブルを再接続してみると、なんと問題なくくるくる回ってくれました。台風の荷重でギヤの欠けでもおきたのではないかと想像していたのでなんだか拍子抜けしました。　せっかく屋根からおろしたので、とふたをあけてみると、中の機構部はきれいなもので、特に問題のありそうな部分はありませんでした。以前回らなくなった原因がわからないので再発の不安はあるのですが、とりあえず回転部の清掃と再注油をして組みなおしました。　このあとケーブルをつなぎなおして屋根にもどしました。今のところロータリダイポールしかあげていないのであまり回転の意味はありませんが、動作は良好、気が向いたら衛星用のアンテナか50MHzの小さな八木でも追加しようと考えています。

  2008.12.28

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  IC-706のフューズ

  　日曜日の移動では、車のバッテリから電源を取って運用しました。これまで無線用の独立したバッテリでも時々起きていましたが、パワーをあげていくと送信時に回り込みのような症状（受信スピーカからバズが発生）が現れました。以前似たような現象が起きた際にフューズホルダの端子を磨くことで改善したものですが、今回もフューズの端子を両側から押し付けると改善することからどうも再び接触不良がおきているようでした。　電源ケーブルの取り回しで症状が改善するものの完全ではなく、また過去におきたものと同じ問題なので、前回同様の端子の掃除程度だと再発すると判断し、フューズを取り替えることにしました。　IC-706には、もともと本体近くのプラス/マイナス側ケーブル双方に管フューズがついていますが、マイナス側を廃止し、かつプラス側も面接触で接触抵抗の問題が小さそうな、自動車用のブレード型に変更しました。　結果、変更前には20Wか30Wで回りこんでいた7MHzのモービルホイップに50W入れても問題なく運用できるようになりました。2時過ぎの運用でしたが、コンディションがよかったようで、30分ほどの運用で9エリア以外の9つのエリアに加え、HL3局、さらに有名なビッグガンのN6TI局ともQSOできました。

  2008.12.09

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• VX-5水没

  　この土日は疲れて動く気がせず、全市全郡も結局電波を出すことはありませんでした。　連休も最終日になってようやく元気がもどってきたので、広島-山口県堺の寂地山にハンディ機を持っていきました。　いつものとおりメインを聞きながら歩き、いつものとおり？QSOなく下山しました。そして帰ってきて着替えを洗濯機に放り込んで一息つくところまでいつものとおりでした。が、夕方、洗濯機からものすごい異音。いやな予感を感じつつ洗濯機を止めて確認したところVX-5でした。　このハンディ機、簡易防水構造のようですが、ディスプレイの中は水が入ってちょっとした水槽のようになってしまいました。ケースを開けてみると中から水があふれ、スピーカやファイナル周辺等袋状になっているところに息を吹いてみると水しぶきがあがりました。　乾燥させて復旧する可能性に期待しつつ、とりあえずふたをあけたまましばらく置いてみます。ただもっとも高価な部品であるバッテリは、ケースに隙間があって中に水が入っているのはほぼ確実ながら分解できない構造で、しかも電圧は正規の7.2Vに対して4Vをきっており、これはおそらくだめだと思われます。　元をとるという意味では十分使ったTRXですが、それゆえこのまま捨ててしまうのは心情的にも惜しく、洗濯物をよく確認しなかったのが悔やまれます。

  2008.10.13

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• ラジオの受信アンテナ （その２）

  　先週、ラジオ近くで使う電圧コントローラだけ作っていたラジオ受信用のループアンテナを、この連休で完成させました。　回路はネットにあったものほぼそのままです。製作中、ループアンテナ部のバリキャップに電圧を供給用するケーブルのショートと思われる原因で、電源に念のため入れていたフューズを2度ほど飛ばしてしまいました。そこで同調範囲を少し犠牲にして電源オンのままケーブルの抜き差しをしても壊れないようにしたのが、ほぼ唯一の変更点です。　ループはとりあえず１辺１mの三角形の中波用のものを作成、ベランダに出して自慢の通信型受信機（FT-817)で聴いてみました。地元のNHK2局と民放1局はもちろんSメータ振り切れで入感します。日が落ちるのを待って東京のTBSやニッポン放送、文化放送等100kW級の局にダイヤルを合わせてみるといずれも良好に野球中継が聞こえました。　もう少し欲張って色々な周波数を聞いてみると、鹿児島のMBC(20kW)や仙台のTBC(20kW)くらいまで受信できました。今日は沖縄と北海道はいずれもNGでしたが、アンテナをもう少しちゃんと設置すれば、混信がない限りこれらの地域の局も受信できそうです。

  2008.07.21

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• ラジオの受信アンテナ

  　以前、鉄筋作りの自宅で少しでも快適に中波放送を聴くためにループアンテナを作りました。アンテナを室内に置くことを前提にして四角いコイルとバリコンで共振回路を作り、これをラジオに導くミズホ等の製品をまねたものでした。　近場の局はどれもよく聞こえるようになりましたが、アンテナを家の外に出して東京等の遠くの局も聞いてみたいという下心がわいてきました。無線で使うアンテナカップラからの連想か、外に出したバリコンの容量変更が必要だという先入観がありましたが、バリキャップを使えば遠隔操作も容易だとの助言をくださった方があり、そういえば送信が要らなければバリキャップの利用が楽そうだ、と気づきました。　例によってネットで調べてみると、このページに、まさに私が求めていたループアンテナの製作情報がありました。同じものを作ろうと思い立ったのですが容量の変化率が大きくとれるバリキャップが広島では手に入らず残念に思ったのですが、先日東京に出かけた際に、千石でAMラジオ用のものを仕入れることができました。　その後野暮用の連続でなかなか製作に着手できていませんでしたが、ようやく今日、ラジオ近くの手元で使う、電源部を作りました。電源には以前使っていたノートPCのACアダプタを使うこととし、周波数とバンド変更のための電圧がうまく出ているところまで確認しました。　来週末くらいまでには完成したいものです。　

  2008.07.13

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• IC-706のフロントパネル再度故障

  　車に戻して約一週間、7MHzでも聞いてみようかとIC-706の電源をいれようとしたのですが、カチッとリレーが動作するかのような音がすれども電源が入りません。　何度やっても同様です。送信していないのに電源が入らないので電源系がおかしいと考え、色々触ってみましたが状況に変化ははありません。バッテリ上がり防止のために車のACCと連動させるため組んであるリレーの不良だったらインパネの奥に埋まっているので面倒だなあと思いながら、セパレートケーブルを固定してある、先週修理したフロントパネルのつめ部分をみると、再び割れてケーブルが少し浮いていました。　このコネクタを手で押さえつけながら電源スイッチを操作すると正常に電源が入りました。フロントパネルのつめは板厚のない樹脂部品なので、十分な接着強度がでなかったようです。　もう一回修理してもまた繰り返しそうな気がしたので、無線機屋さんに行ってつめだけ注文してきました。最後まで自分でやりきる気力が衰えてきています。

  2008.03.23

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• IC-706のフロントパネル修理

  　先日のコンテストで50MHzに出るため、普段は車に積んであるIC-706をおろしてそのままになっていました。　ジャンク箱の上に載せておいたところをうっかり足で引っ掛け、30cmほどの高さから床に落ちてフロントパネルが外れてしまいました。よく見ると、取り付けたパネルをロックするつめが割れています。　おそらくフロントパネルから床に落ち、スライド方向の衝撃が加わったのでしょう。樹脂製のつめは5つのかけらに分離していました。事実上私のメインリグである706をこのままジャンクにしてしまうわけにもいかず、拾い集めた破片をエポキシの接着剤で修復しました。　幸い、補修したつめには通常ほとんど力が加わらないようなので、おかしな力を加えなければ少なくともしばらくは使えそうです。この無線機、そろそろ元は取った頃にも思えますが、引退までにはもう少しがんばってもらいます。

  2008.03.10

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• バリキャップ

  　ベランダのモービルホイップで細々とQRVする合間に、最近ときどきMWやHFのラジオを聞くようになりました。　モービルホイップだとさすがにアマチュアバンドから外れると急に受信感度が落ちるので、受信用のアンテナを作ってみようとネットを探してみました。いろいろ調べてみると、どうもバリキャップを使って共振周波数を遠隔操作できるようにしたループアンテナがよさそうです。　そこで、要のバリキャップを探しに部品屋さんにでかけました。基本的な部品のように感じていましたが、たずねてみた3箇所ともほしかったMWラジオ用の容量比の大きなものを見つけることができませんでした。アンテナで遊ぶつもりだったのに何かすかされた気分です。　ダイオード程度なので、通販を利用するか、いつかまた東京に行く機会をみつければよいことではありますが、すごく時代遅れなことをやっているような気分です（実際時代遅れではありますけれど、hi）。

  2008.01.14

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• ハンドマイクの不具合

  　昨日揚げたアンテナで久方ぶりにFM衛星に向けてハンドマイク(HM-12)を握ったところ、くだり信号にブーンというハムが載っていました。　とりあえずはガラクタの山に埋もれていたスタンドマイクにつなぎかえてしのぎつつ、不具合をしらべてみました。　手でマイクコネクタを触るとほぼハムは収まります。コネクタの接触不良が疑われたので、コネクタを分解してみましたが、ジャックのピンもコネクタのコンタクトもきれいそのもの、半田もしっかりしていて(さすが既製品？）問題らしいものは見当たりません。　そこでマイク本体をばらしてみたところ、ふたを開けた時点ではハムが残っていましたが、コンデンサマイクのユニットをはずしたところノイズがなくなりました。不思議なことにもう一度マイクユニットをもどしてもハムが乗ることはなく、このまま再度組み立てて一応問題が解決しました。　結局原因がわからなかったのでまたいつ再発するかわかりませんが（なにがいけなかったんでしょう）、とりあえず動作するようになりました。NYPはHFのほか、このマイクで144のFMをやるつもりです。

  2007.12.31

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• TS-440中波のアッテネータ

  　全市全郡疲れか、ここしばらく電波を出さずにおとなしくTS-440でラジオを聴いています。　中波の放送は、ループアンテナを使えば近くの局ならば良く聞こえます。しかしループアンテナはチューニングが面倒なので、チューニングのいらない（というかチューニングできない）ベランダのモービルホイップにすると、当地では信号の弱い、たとえば岩国のAFNあたりはノイズっぽくなって、優雅に聞き流すという感じの受信はしづらくなります。　そこで、愛機に刃物やこてを当てるのは気が引けたのですがこれを我慢して、TS-440の中波帯の受信アッテネータ(-20dB)をはずしてみました。ネットで調べてみると、アッテネータの抵抗をはずすにはRF基板を起こして、さらにはんだ付けしたシールド板をはずさなくてはならず、面倒そうです。そこで後でもとに戻すことも考え、基板上の抵抗は外さずにそのままにして足のカットとショートを基板の表側からおこないました。　結果は当然ながらMWの信号が軒並みアップ、Sにして4から5程度改善しました。モービルホイップでも強い局は9+20dBほど振るので、1.9MHzのちゃんとしたアンテナをつなげばRFは飽和してしまうと思われますが、まともなアンテナを設置する予定はとりあえずないのと、TS-440には別途20dBのアッテネータがさらについているので、私のアンテナ環境ではこれでちょうどよい感じです。

  2007.10.23

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• 超短縮ダイポール

  　今夕から始まる全市全郡コンテスト向けに、3.5MHzにQRVするためのダイポールを張りました。　全長10mほどの超短縮アンテナなので、スコアを競うというよりも普段あまりQRVしないこのバンドで少しでもQSOするのが目的です。今日設置していきなりぶっつけ本番です。　SWRは良好で、かつ無線機のチューナを使えばCWバンド全体でQRVできそうです。しかしこの時間（午後4時）、まだあまり信号が聞こえてきません。アンテナのせいでなく、バンドがまだ開いていないだけならよいのですけれど・・・。

  2007.10.06

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• TS-440の基準発振器

  　しばらく活躍することのなかったTS-440を久しぶりに出してきてBCLのようなことをしています。　アマチュア機として少し高いクラスの無線機と比べると受信のノイズっぽさが多少気になるこの機械も、所謂ラジオとして使ってみると感度、周波数安定度、操作性、そして何より音質はすばらしいものがあります。オーナー馬鹿っぽいのですがこのころのケンウッドはデザインもいいなぁと改めて感心したり・・・。　昨年末IC-706の周波数が3ppmほどずれているのに気づいたので、さらに古いこの440はどうだろうと調べてみると、はたして5ppmちょっとずれていたので校正しました。HF専用機なので、5pmというと28MHzでも150Hz程度の誤差、しかも周波数表示が100Hzまでなので実用上の問題はありませんがそれでも周波数が正確になったということでなんだか満足です。

  2007.09.30

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• リグコン・・・あなたの知らない世界

  　FT-817の制御がCSatmateでうまくいきそうだったので、ベランダのホイップですが実際の信号を聞いてドップラシフトの補償の具合を確かめています。　つい先ほどのパス、ASQさん？とRNNさんが聞こえました。賑やかなRNNさんの下りをしばらく聞いてみたところ、いつもなら追いきれずに信号をよく見失うMELをはさんで、FT-817のダイヤルに触ることもなく手放しでずうっとパイルをおいかけることができました。これまで冷や汗をかきながら必死にアンテナの向きと受信周波数の調整をしてパドルをたたいていた自分が可笑しくなりそうな快適さです。　いやー、なんだか幸せな気分です。菊抜きの泡つき菊酒（ビールともいう）で祝杯を挙げています。

  2007.09.09

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• CSATmate FB

  　PCの負荷が大きく私の環境ではなかなか実現していなかった’リグコン’、うまくいきそうな見通しが出てきました。　これまで、UVJさんが作られたExcelのマクロをIC-821でトライしていましたが、PCの負荷が小さい？条件でうまく動くこともあるもののとても不安定で使い物になっていませんでした。　手動でもそれなりにQSOできるのでリグコンの実現もほったらかしになりかけていたのですが、どこかでIVNさんのCSATmateは軽いというのをみかけました。そこで、とりあえず手元にあるFT-817で試したところ、P2-333MHzのボロPCにもかかわらずあっけなく動作しました。このPCではポートがひとつしかないので817一台しか制御できませんが、もう一台のデスクトップをつかえば、これも古くて遅いマシンですが821の制御あるいは817と706の組み合わせによる、憧れのリグコンが実現できそうです。　久しぶりに移動でもしてみようかという気分になってきました。

  2007.09.07

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  IC-706のキージャック

  　車に積んでいるIC-706のキージャックの接触がしばらく前から悪く、時には運用中に符号が出なくなってあせったりしていました。2,3回キーのプラグを抜き差しすると直るのでだましだまし使っていました。また、プラグの抜き差しで直るのと、抜き差しのときの手ごたえがかなり弱いため、スプリングのへたりが原因の接触不良だと思っていました。　この706、先日AH-4の動作確認のために車から降ろしてそのままになっていましたので、この機会にジャックを交換しようと考え、買ってくるべきジャックを調べるためにふたを開けてみました。　するとなんと、ジャックの半田が割れていました。ジャックには、基板に機械的に固定するプラスチックのつめがありますがこれが十分機能せずプラグからの力が直接半田に加わっていたようです。修理は簡単、半田づけをやり直したところ、プラグをどう触っても接触不良はおきなくなりました。そういえばパドルのラインが回り込みの要因のひとつになっていたようなので、この修理で回り込みについても改善するかもしれません。　週末にも試運転してみるつもりです。

  2007.08.30

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• AH-4不調の原因?

  　今年のはじめあたりから移動で使っているAH-4が不調です。バンドによってチューンがとれなかったり、一度チューンがとれてもCWで送信するとSWRがあがってしまったりと、動作が不安定です。　インターネットを探してみると、回路を調べて公開されている方がいらっしゃいます。どこかのリレーが怪しいように思われるので、この回路図を参考に不具合の可能性があるリレーの絞込みを試みました。　手元に手動のアンテナチューナーがなかったので詳細な調査はおいておいて、ダミーロード2個を使って25/50/100Ωの負荷で試してみました。1.9MHzから50MHzでチューン動作と50W送信でSWRを観察しました。その結果、50Ωと100Ωは全バンドOK、25Ωは28MHzまでOK、50MHzでSWRが1.5か2くらいとなりました。　50Ω負荷の動作に問題ないことと、25Ωと100Ωの負荷でいずれもほどんどのバンドでチューンが取れることから回路図にあるRL5-13,RL3,RL4/14は問題なさそうです。50MHzでSWRが落ちきらなかったのが最近の不具合の再現かどうかには疑問が残りますが、RL17-24、RL15-16、RL25-26のいずれかに問題がある可能性がありそうです。　またこれらのリレーのうち、アンテナ側の高電圧にさらされている事情を考慮すると、RL15-16,RL25-26が怪しいように思えます。さらによく基板を観察すると、RL16が焼けているようにも見えます。　ということで、まずRL15とRL16の交換をしてみようと思います。リレーの入手が厄介ですが、来週ハムフェアに行くつもりなのでこのついでに手に入れるつもりです。

  2007.08.19

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• ルーフタワー

  　常置場所では、3mのルーフタワーに二本のロータリダイポールを揚げています。　通信能力の点ではビッグガンの皆さんとくらべると見劣りしますし、ローカルが599を送っている相手局が聞こえないことさえあるような代物ですが、住宅地なのでこんなアンテナでも台風の際はいつもひやひやします。設置して数年、台風の直撃に2度か3度耐えてきた実績はあるものの、どうしても一抹の不安を拭えないでいました。　そこで、今日はHFのコンディションがいまひとつでしたので、思い切って前々から考えていた、ステーの補強作業をしました。もともとあったルーフタワートップと中間からのステーに加えて、トップからのステーをもう一組追加です。　もともと4方向に8本張ってあったステーが合計12本になり、しかも追加分は建物側の固定位置もずらしたため見た目は美しくありません。でもこれから秋にかけての台風の心配が少しでも緩和されるのと、汗だくで作業したのでこの後のビールが美味く飲めそうです。

  2007.08.14

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  アンテナ切替器 （その３）

  　私の場合、自作品は自分で組んだにもかかわらず往々にして数ヶ月もたつとどんな仕掛けだったか忘れてしまい、後々改良しようとしてもわけが分からなくなって下手をするとそのまま部品取りの憂き目に会うということが過去に何度かありました。　ということで今回作ったアンテナ切替器の回路を残すべく絵にしました。下の画像は縮小したので詳細は見えませんが雰囲気は分かると思います。この切替機、製作がさして面倒なわけでもなく、でもすこぶる便利です。アンテナ端子が少ない無線機をお使いの方は似たものを試してみられてもよいかと思います。

  2007.07.29

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• アンテナ切替器 （その２）

  　先週作った切替器のおかげで、アンテナの選択が無線機連動となりQSYがとても楽になりました。ケースが暖かいのでリレーの発熱があるような気がしていましたが、原因は無線機からの熱だったようで、基本動作はOKでした。　ただ、その後インターネットで拾った無線機のサービスマニュアルを眺めてみると、メーカー製の無線機では使っていないアンテナ端子をグランドに落としてあるようです。また、当たり前といえば当たり前ですが、リレーの数をケチって無駄に複数のリレーを通過させる設計にもなっていないようでした。　これら二点は、実用的な問題というよりもむしろ気分の問題だとは思ったのですが、気になりはじめてしかたなくなってきたので、改造を加えました。　元々3つのアンテナ端子を2個のリレーで切り替えていたところを、リレーの数をアンテナ端子と同じ3個とするべく三つ目のリレーの駆動回路を追加しました。リレーを3個とするとケースに収まらなくなったので、リレーを少し小型の、mkVのアンテナ回路で使っているのと同じもの(AGP2013)に変更、さらに未使用のアンテナをアースに落とすようにしました。　リレーの小型化に伴って消費電流が少なくなった以外に、使用上の表面的な変化はありませんがようやく気が済みました。

  2007.07.21

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  アンテナ切替器

  　固定では7-28用とWARC+50MHzの二本のダイポールを切り替えて使っています。これまでは、バンドをまたぐQSYの度に手動の切替器で切り替えていましたが、追いかけ等で色々なバンドを渡り歩く際は面倒だと感じていました。　そこで、無線機のバンドに連動してアンテナを切り替える仕掛けを作ってみました。BCDで出てくるバンド情報をデコーダにかけてフロントに並べたスイッチを選択、二個のリレーを駆動して3本のアンテナを選択できるようにしました。ロジックICやフォトカップラあたりは安かったのですが、3ポジションのスイッチが意外と高く、数が多いためにスイッチだけで2000円以上もかかってしまいました。　先週から少しずつ組んでようやく完成、リレーの切替はOK、配線ミスもないようでバンドの取り違えもないようでした。めずらしく一発OKか、と思いつつパドルを触ってみましたが送信できません。インターネットで調べてみるとどうやらLinearというのが送信禁止信号らしく、このピンをグランドに落とすことで、送信できない問題を解決できました。　結果は上々、アンテナの選択をいちいち気にせずにすむのですこぶる快適です。少し気になるのは、リレーが多少発熱することです。リレーはケチってありあわせのパワーリレーを使ったため、そのうち交換が必要かもしれません。

  2007.07.15

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• TVの受信ブースタ

  　昨年末、固定の430MHzがTVIを起こしていることが判明しました。ほとんどアクティビティのないこのバンドの不具合が見つかったのもサテライトのおかげです。　20Wで送信するとアンテナの向きによっては見るに耐えないほどの重症で、5Wでも障害がのこる有様です。電源ケーブルに対策をした上で無線機から電源ケーブル以外を全部はずしてもだめ、電源や無線機の置き場所を変えても状況は変わりません。JARLのHPにあるトラップが有効だったとの情報がありましたのでこれも試してみましたが効果がありませんでした。　TV波はUHFで、受信ブースタを介した受信です。比較的TVの電波は強いはずの場所なので、元々最大に設定してあったブースタのゲインを最小にしてもだめでした。この際ブースタ(日本アンテナ製）の中身をみてみると、アンテナ同軸の芯線も編線もかなり腐食がすすんでおり、中にはくもの巣がはっています。聞けば設置から15年ほどたっているとのこと、なんとなくブースタ自身が怪しそうに感じていました。　そこで、確信はなかったもののだめもとでこのくそ暑い中を我慢して、ブースタを新しいものと交換させていただきました。買ってきたのは近くの電気屋さんにあった、1万円弱のマスプロのごく普通のものですが、ケーブルの接続にはFコネが使ってあるうえに、ブースタ本体にはシールドケースがついていて、見た感じはなかなかよさそうです。　一か八かの交換でしたが、効果はてきめん、フルパワーで送信しても画面の乱れは全くなくなりました。原因はブースタの仕様か、経年劣化か、何なのかよくわかりませんがとにかくUHFでも安心して電波が出せるようになりました。固定から430MHzにQRVする機会がごく少ないとはいえ、気になっていた懸案を片付けることができてほっとしました。マスプロのブランドイメージが私の中で急上昇しました。

  2007.06.16

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• IC-821リグコン不調

  　Pentium2 333MHzのノートPCでうまく動かなかった衛星通信用のリグコントロールソフトですが、数週間前Athlon700MHzのデスクトップでは動作することを一度確認していました。　今週は久しぶりの固定からのQRVですので、ドップラシフトの自動補償による快適なCWの運用を楽しみにしていましたが、なぜかこのたびはこのリグコンがうまく動作しませんでした。動作確認したときと今日うまくいかなかった環境の違いといえば、今回はLANが無線であることとモニタやキーボードが違うことくらいで大差なく、不良の原因がわかりません。　不要なソフトウエアを落としてみたり、ソフトウエア自体を変えてみたり（UVJさんのものとIVNさんのもの）、CI-Vの無線機側アドレスをIC-910のものに変えてみたり、いろいろやってみたのですが結局NGでした。自作の接続ケーブルも、前回と同じなのでお手上げです。　CWの使える２基の衛星のうちのひとつであるFO-29がダウンしていることもあり、今日の結局衛星には事実上FM衛星にしか出ませんでした。　こんなペースで環境を整えていたら、私が快適に衛星で運用できるようになるころには皆さんの衛星熱がさめてすっかり静かになってしまっているのではないかと危惧しています, hi hi.

  2007.04.30

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• ALL JAコンテストの準備

  　来週のALL JAは今年も固定から参加しようと考えています。種目はまだ決めていませんが、オールバンドかモノバンド、いずれにしてもこのコンテストでは過去にほとんどまともに出たことのない3.5MHzに出てみるつもりです。　これまで固定からの80mのアンテナはロングワイヤにアンテナチューナでしたが、先日作ったベランダアンテナがまずまずうまくいったので、このときの経験も参考に短縮ダイポールを試すことにしました。　スペースの制約から全長を10m弱とし、またインピーダンス整合に自信がないので給電点のインピーダンスがほぼ50オームになることと、短縮コイルのインダクタンスが極端に大きくならないことを条件にMMANAで設計しました。　エレメントが極端に短い上に、この条件ではコイルがエレメントの中央あたりとなりますからあまり効率は期待できないのですが、インターフェアが大丈夫なら200Wつっこむつもりです。　今日は材料のアルミパイプを仕入れた上で、ローディングコイル部分を巻きました。直径13cmの銅線製空芯コイル、予想を若干下回る28ターンで必要な115μHを得ました。改めて考えてみるとコンテストまであまり時間がないので本番までに完成できるかどうか微妙です。当日私の3.5MHzの信号が聞こえていたら完成したものと思ってください・・・。

  2007.04.22

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