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[無線機器] カテゴリの記事

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  中波用ループアンテナ

  　現在の住まいは鉄筋造りのため、中波のAM放送の受かりがよくありません。AMの受信に現用しているミニコンポは、付属のアンテナを壁の近くに設置することでローカルの局ならば実用的な品質で受信できますが、わずか30kmほど離れた岩国の米軍が放送している1575kHzのAFNは、出力が1kWと小さいせいもありようやく内容が分かる程度で聞くに堪えませんでした。　そこで暇つぶしがてら、子供のころを思い出して中波受信用のループアンテナを作りました。エレメントなしのコイルとバリコンの共振回路に、ラジオとの結合用コイルを組み合わせたものです。ホームセンタにあった樹脂製の棒は元々1mありましたが、私が使っているサイドテーブルに置くには大きすぎたため、70cmほどに切ってフレームとしました。　ディップメータで観測しながら、バリコンの羽根をほぼ抜ききった状態で1575kHz付近に共振点がくるようコイルを巻いてゆきました。巻き線の間隔は適当に設定したので線間容量が気になりましたが、当地で最も低い放送周波数である702kHzはもちろん、BCバンドを余裕で全部カバーできました。　使用感は大変快適です。ノイズっぽかったAFN放送の、変調のかかっていない瞬間のノイズもほぼ収まり、昔流に表現すればSINPO55555（古い！）になりました。共振周波数の調整はラジオのチューニングダイヤル並みにクリティカルですが、Qが取れている証拠でもあり、逆によい気分です。

  2007.04.15

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• 3.5MHzのアンテナ　その4

  　先日ようやく共振点をみつけることができたベランダアンテナですが、SWRが高かったのでマッチングのコンデンサを調節（容量を1/3程度に減らしました）したところ、最良点のSWRを1.2から1.3程度まで落とすことができました。　試運転のため、高めの周波数で2,3度CQホレを出してみましたが応答がなく、やはりだめかと思いかけました。しかしその後少し下がってCQを出している局を呼んでみたところ一発でコールバックがあり、ちゃんと電波が出ていることが確認できました。　この後、再度移動運用風のCQを出してみたところ30分少しのQRVで30局弱とQSOでき、上々の結果となりました。今の住まいは常置場所とは異なり、コールサインに/4がつくため、皆さんおっと思って呼んでくださったのではないかと推測しています。　このアンテナは、釣竿でワイヤを外に出すため運用する度に設置と撤収をしなくてはならず、いつでも出られるというわけにはいきませんが、それなりに飛んでいそうなので、移動の迎撃や和文の練習に使っていきたいと思います。

  2007.03.23

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• 3.5MHzのアンテナ　その３

  　ディップメータができたので、作りかけになっていた3.5MHzのベランダアンテナを再調整しました。　以前調整がうまくいかずあきらめた際は、まず共振させるためSWRの極小点を探したつもりでしたが、ディップメータであらためて調べてみると400Hzほどアマチュアバンドより低いところで共振していました。わずか400Hzですが、このずれが修正しきれなかったわけです。この度は方向がわかって調整したので、すぐに最良点にたどり着くことが出来ました。　インピーダンスの実部はLマッチで持ち上げたつもりですがSWRは3程度で、まだ改善の余地はありますが、とりあえず無線機の内蔵チューナでオンエアしてみました。山梨の局を呼んでみたところ、こちらは10Wでもあり先方はかなり苦労されていましたが、なんとかQSOできました。　今日の感じだと調整しきってものんびりQSOするのは難しいかもしれませんが、週末にでももう少し追い込んでみるつもりです。

  2007.03.20

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  ディップメーター

  　3.5MHzのベランダアンテナがトライアルアンドエラーではどうしてもうまく調整できないので、急がば回れということで、ディップメータを作りました。　発振は教科書どおりの簡単な一石のコルピッツ回路です。回路部品はジャンク箱に転がっていた部品で間に合いましたが、メータやケース、その他こまごましたもので3000円ほどの投資となりました。　回路が簡単な分、工作の出来が性能に影響しそうに思いますが、とりあえず7MHzのモービルホイップで良好なディップを確認できました。本来の目的がだんだん分からなくなりつつありますが、コンディションが春になりきる前に時間を見つけてもう一度ベランダからのローバンドQRVに挑戦してみるつもりです。

  2007.03.17

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• 3.5MHzのアンテナ　その２

  　ベランダから3.5MHzにQRVすべく、短縮アンテナを作ろうとしています。　形式はボトムローディングのバーチカル、短めの投げ竿でワイヤのエレメントをベランダより出し、ラジアルは手すりとしています。手持ちの計測器ではL,CとSWRのみ計ることができるので、エレメント長やLはシミュレーションソフトウエアで設計しました。　先週の段階ではインピーダンス整合にコンデンサを使いましたが、これだと調整が難しいと考え、コイルにタップを出して給電するようにしてみました。受信はよく、今日はコンテストをやっているようでとてもにぎやかですが、SWRが思うように下がってくれません。3.5MHzはバンドが狭いこともあり、バンド内のSWRの計測だけではエレメントを伸ばしたものか縮めたものかもよくわかりませんでした。　ディップメータがあれば、と思いますがないものは仕方がないので、手間をかけて調整してみるしかなさそうです。ベランダのアースもひょっとすると怪しいかもしれません。今回のアンテナはすこし難しそうです。

  2007.02.18

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• 3.5MHzのアンテナ

  　現在の住まいは常設のアンテナを設置できないためQRVするといえばまれにベランダから出したモービルホイップで144のFMに出るくらいです。さらにHFも、車につんでいる7MHzのモービルホイップをベランダで使えば10W出力にもかかわらず、ラグチューは無理でも半分以上はとってもらえます。　さらにこの時期、夕方以降コンディションが安定している3.5MHzに家からも出てみたくなり、短縮アンテナの製作を試みました。　まずはローディングコイルです。ホームセンターで仕入れた園芸用と思しき銅線を、徳用で買ってきたCDのケースに巻いて作りました。直径1.2mmとあまり太くないので強度が心配でしたが、コイルに巻いた後で接着剤で線間をかためると思いのほかしっかりしたものに仕上がりました。玄関に転がっていた投げ釣りの竿を使えば6m程度エレメント長がとれるので、mmanaを使ってエレメントと組み合わせるコイルのLを、3.5MHzあたりで共振するよう50μH程度としました。　さらに、コイルを入れたのみだと共振周波数のインピーダンスがものすごく低いようなので、整合のためのコンデンサを給電部に追加しました。　大体3.5MHz付近で大体動作するように各種定数を決めたつもりでしたが、SWRを観測してみると10以上ありました。おかしいと思いつつ、チューナーを入れて無理やり運用してみたところ、CQを出している局を見つけて2,3局呼んでみたもののやはり全く応答いただけませんでした。10Wとはいえ気づいてさえいただけないのは電波がまともに出ていないのではないかと思います。　少々調整してどうにかなるように思えなかったため、今日はここまでにしました。10Wに数mのエレメントでは快適な運用は望むらくもありませんが、QSOできないのもおかしいのでもう少し改善を試みたいと思います。

  2007.02.12

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• IC-821好調

  　これまでサテライト向けの移動使っていた送信IC-706mk2Gに受信FT-817+寺子屋プリ（144/430とも）のコンビですが、正月休みに固定で運用した感じだとIC-821（プリアンプは144が817で使っていた寺子屋、430はAG35）の受信がアンテナの違いを差し引いてもかなりよいようなので、今年は少し図体が大きいのを我慢してIC-821を移動に持ち出そうとしています。　明日行くつもりの豊田郡でデビューでもよいのですが、ぶっつけ本番には少し不安があったので試しに近くから運用してみました。　アンテナはいつもの、144/430それぞれ3エレ/5エレのシングルブーム（マルドル？）です。広島からの最大仰角15度のFO-29とこれまでの817だと受信にかなり苦労しそうなパスながら、一度建物の影で信号を見失ったほかは快調なリンクが保てました。これで明日の豊田郡も安心です。14:10 FO-29 @広島市南区 (17QSO）JH0PVF JM1WBB JH4MGU JI5RPT/7 7N4OBV JA1TCF JG5WLVJJ3JHP JA7KJR JA1BML JE2CPI/2 JA2BVS JF1CQH JR3KQJJA1GZK JA2JTN JR8PXO/1　なお帰宅後、古いノートPC(Pen2-333MHz）で動作が不安定だったjh1uvjさんのリグコンソフトウエアをデスクトップのPCでためしたところこれも良好に動作しました。やはり私のPCでは能力が足りなかったようです。移動では手動に頼らざるを得ないことになりますが、移動先から呼びにまわることはほとんどない、というか私の技能ではむずかしいので実害はなしです。

  2007.01.05

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  IC-821/IC-706mk2Gの基準周波数調整

  　IC-706mk2Gで周波数の誤差に気づいてから周波数の精度が気になり始めていたので、VU専用機のIC-821も調整してみました。　計測器がないので基準は相変わらずNHKテレビの映像信号のキャリアです。私が持っている受信機でこの周波数をCWモードで受信できるのはIC-706しかないので、まずIC-706でこのキャリア信号を受信して706の誤差を評価し、IC-706でIC-821のPLL基準発信器の周波数誤差を計測、両者の差をとることでIC-821の周波数誤差を推定しました。これで、IC-706を介してIC-821からNHKのテレビまでのトレーサビリティは取れていることになります。CWモードで正確なゼロインをするためにはフリーのFFTソフトウエアを使い、分解能1Hz程度で計測しました。　まず現在の実力をみるために、電源投入後の周波数ドリフトをみてみました（上側のグラフ）。IC-706/IC-821の周波数安定度の仕様それぞれ7ppm/3ppmに対し、温度が安定している室内では絶対精度も含めてこの仕様を十分満足していました。　元々IC-821の調整のみするつもりでしたが、IC-706のほうも多少周波数ずれが残っているようでしたので、両者とも基準周波数発信器の調整をしました。下のグラフが調整後の周波数誤差です。いずれも周波数の絶対誤差は0.2ppm以内におさまりました。また、理由は不明ですが調整前にみられたIC-706の周波数の不安定も落ち着いたようです。　周波数の誤差は、自分側だけでなく相手側のずれもあるため今回の調整をしても実際のQSOではオーバークオリティとなりますが、自分側の周波数が高精度になったという気分的な満足があります。FMに出ている局のキャリアを受信して周波数のずれを評価してみて、あらためてVUの無線機の周波数表示誤差を体感しています。

  2007.01.03

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• IC-821のリグコントロール

  　衛星のアクセスを快適にするために、Hamradio Deluxeやjh1uvjさん作成の秀作ExcelマクロによるIC-821の制御を試しています。　しばらくの間色々やってもなかなかうまくいかなかったのですが、いずれのソフトウエアもPCがスタンバイに入った後の復帰直後にうまく動作する、という事例が二度ほどありました。確信はないものの、どうもPCの能力が不足しているようです。私が使っているPen2-331MHzのノートというと一昔前はそのすばらしいパフォーマンスに感動したものですが、そろそろ処理の負荷が高いイレギュラーな使い方には耐えられなくなってきたようです。　うまく動作しているときの感じだとたとえばuvjさんのソフトウエア、送信周波数を触るだけでドップラシフトの補正をオフセットつきでリアルタイムで修正してくれ、とても便利そうでした。釣りに例えると多機能の電動リールで船釣りをしているような感じ？ではないでしょうか。　PCをすぐに変えるのは難しく、しばらく自動制御の恩恵にあずかるのはできそうにないので、呼びにまわる際のオペレーションの腕を磨いて対応する必要がありそうです。

  2007.01.01

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• 無線機の周波数制御など

  　正月休みに入ったので、久々に固定からQRVしています。　サテライトの移動運用では2mが3エレ、430が5エレの八木を大雑把に衛星のほうに向けるだけですが、固定からはそれぞれ5エレ、12エレなのに加えてローテーターが使えるので移動運用ではアクセスが難しいAO-7や音声モードもやってみようと思っています。とりあえず、ためしに夕方のFO-29でCWに出てみました。相変わらず信号が弱いこの衛星ですが、きちんとアンテナをまわすと弱いながらに安定して受信でき、おなじみの皆さんを中心に14局ほどQSOできました。　また、固定ではIC-821を使っていますので、流行のPCを使った周波数制御を試してみようと携帯電話用のものを改造して作ったケーブルで接続を試みました。まずCI-Vが動かなくては始まりませんので、'Ham Radio Deluxe'で周波数制御を試みましたが通信がうまくいきません。ケーブルがよく似ているFT-817ではうまくいったのですが、IC-821では何か問題が起きているようです。　休み中に解決できるとよいのですが、どうなりますやら。

  2006.12.29

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• モービル基台のアース改善と回り込み対策

  　先日モービル基台の芯線側コンタクトが開いて接触不良を起こすトラブルの対策をしましたが、これより以前から50MHzの動作に不安定（SWRが不安定でなかなか下がらない、SSBのもがもががオーディオにまわりこむ）がありましたので、この時期まず運用することのないバンドではありますが今日はこの対策をしてみました。　アースはルーフ後方に位置するルーフキャリアの基台からリフトゲートのステーダンパ車体側ブラケットにかけて30cmくらい編線を配線していました。しかしCQ誌（立ち読みです、CQ出版さんごめんなさい）の記事によると、ハイバンドでは基台と車体との距離は10cm程度以下にしたほうがよいようです。　私の車の基台位置から最短距離にある車体のボルトはルーフキャリアの取り付けボルトなのですが、このボルトも車体側のナットも塗装してあって接触に不安があったため、同じ記事にあった、電線を半田づけした銅箔テープを車体に貼る方法をとることにしました。新車なら躊躇する方法ですが、車が古いのでもう気になりません。基台のちょうど下、ルーフレールで少しでも隠れる位置に10cmほどのテープを貼って基台と接続しました。結果は良好、CW/SSBバンドからFMバンドあたりまで良好なSWRが実現できました。　それからオーディオへの回り込み、以前はスピーカの配線に電波が乗っているものと思っていましたが、今年の夏くらいに、サブウーファが原因ということが判明していました。そのときはオーディオ本体からきている信号線や電源ラインにコアを巻いたものの効果がほとんどなくそのままになっていました。ただその後で考えてみると、音楽を聴いていないときでももがもがいうので、回り込みでサブウーファの電源が入ってしまう、つまりリモート線に問題がありそうに思えていました。そこで一本だけ未対策になっていたリモート線にコアを巻いたところ、回り込みがきれいになくなりました。　そんなわけでモービルシャックはぼちぼち整備していますが、このところなんだかんだであまりオンエアできていません。その上、また明日から来週末までは無線がお預けになります。早くこのあわただしい時期を乗り切って正月がきてほしいものです。

  2006.12.16

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  IC-706mk2GのQRH

  　周波数精度の件、そろそろ収束させたいところですが、周波数安定度の実力をはっきりさせてみたくなり、PLLの基準発信器を再度調整した後、少し時間をかけてQRHを評価してみました。　周波数の基準はNHK 3chの映像信号キャリア103.24MHzです。この周波数、かなり精度が高いものと思っていましたが、IC-706の表示誤差をやはりNHKの7ch 189.26MHzの信号と比べてみるとその傾向が0.2ppmばかりいつも異なるので、テレビの送信電波とはいえさほど絶対周波数は高精度ではないのかもしれません。しかし周波数は安定しているようですし、これ以外によい基準がないため、3chの映像信号をリファレンスとしました。　下のグラフが無線機の表示誤差です。100Hzの誤差が約1ppmに相当するので、10分ほど暖機すれば以後の周波数誤差は0.3ppm程度に収まることが分かります。1時間45分から後で時々急激に周波数が下がるのは冷却ファンの動作によるものです。2時間半ほどでほぼ定常状態となったので7MHzのCW 50Wで5分および10分の送信をしてみました（フルブレークインで適当な電文を打ってみました）。送信すると発熱のせいか周波数誤差が過渡的に増えますが、冷却ファンのおかげかさほど周波数は暴れないようです。　周波数安定度の仕様が±5ppmの標準でも実力0.3ppmの安定度なので、TCXOをつけるとさぞ安定するのだろうと想像しています。調整前に周波数の絶対値に3ppmの誤差があったときでさえ、430MHzのCWでようやくその誤差に気づいたほどなのでQSOの道具としては現在の実力で実用上の問題は全くないのですが、さらに安定した状態があることがわかると、TXCOにもなんとなく魅力を感じます。

  2006.12.04

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• 無線機の周波数表示精度　その５

  　無線機の周波数精度が気になり始めて試行錯誤を重ねた結果、最終的に短波放送のキャリアを使って基準発信器の調整をしました。その後インターネットであれこれ調べてみると、NHK本局の映像信号のキャリアがかなり安定している（10の-11乗のオーダー、つまりアマチュア的？には事実上誤差がない）ことがわかりました。　そこで今日、江田島まで一時間ちょっとのドライブを利用し、NHK広島の3ch、103.24MHzの信号で再度周波数表示精度をしらべてみました。電源オン直後の誤差は-70Hz（-0.7ppm）ほどでしたが、数分後には-40Hz程度まで改善、このあとは-20Hzから±0Hz程度の間で変動していたようでした。　取扱説明書の仕様では周波数変動は5ppm以下ということになっていますが、室温の範囲内では0.2ppm程度の変動に収まるようです。UHFのSSBやCWでは無視できない誤差にはなりますが、周波数確度とQRHがそれぞれ0.5ppm程度で、これ以上調整しても意味がないことが確認でき、ようやく気が済みました。　本シャックにおいてあるIC-821もおそらく周波数ずれがあると思われるので、正月休みにでも調整しようと思います。

  2006.12.02

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• 無線機の周波数表示精度　その４

  　先月430MHz帯でIC-706の周波数がずれているのに気づき、タクシー無線の周波数を参考に校正をしていました。しかし参考にした局の周波数はいずれも指定周波数と思われる周波数から数百Hz程度以上ずれており、不完全な校正が気になっていました。　そこで改めてきちんと調整すべく、10MHzに出ている中国の基準局を使おうとしましたが、どうもすぐ近くに別の信号があるようでうまくいきませんでした。そこで11MHzと15MHzのAMの短波放送のキャリアを使って基準周波数の調整をしてみました。中には周波数の誤差が1ppmを超えると思われる例外的な局もありましたが、大部分の局の周波数は安定しており、数局のキャリアを使って周波数表示を誤差数Hz以下、つまり0.1ppmのオーダーまで追い込むことができました。　ついでにFT-817も同様に校正をしました。結果的に調整前の周波数表示の誤差はIC-706は3ppm程度、FT-817は0.5ppmほどでした。706の誤差はUHFでは悪くすると相手信号を見逃してしまう可能性もある誤差ですが、とはいえ車に何年も積んでいたのにわずか3ppm、HFならわずか数十Hzの確度を保っていたわけで（817はさらにずっと優秀）、メーカー製の機械の精度には頭が下がります。

  2006.11.26

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• プリアンプの補修

  　同軸ケーブル経由で電源を供給しようとしてトラぶっていた144MHzのプリアンプを改修しました。　不具合の原因は、ハイパワーで送信した際にDCを分離するチョークが過熱/一部ショートしたためでした。十分なインダクタンスがあればリレーのコイル程度の電流がとれさえすればよいと考えて（ここに基本的な勘違いがあるのかもしれません・・・）小型のコイルを使っていましたがこれがいけませんでした。　幸いアンプ本体は保護用にコンデンサとダイオードを入れていたせいか生きていたので、DCのチョークをトロイダルコアに巻いたものに交換し、少なくとも25Wの送信までは問題なく動作するようになりました。ついでに、リレーが高周波用でなくSWRが1.5ちょっとあったので信号線に入れてあるコンデンサを小さくしてリレーのリアクタンスをある程度キャンセル、SWRを1.2まで落としておきました。　完全ではないもののこれである程度使えそうです。

  2006.11.18

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• AG-25風、焼損

  　サテライト向けの移動では、アンテナの小ささやその向きの制御の精度の悪さから、受信に使っているFT-817の性能を補うためにFCZ研究所のプリアンプを使っています。スタンバイ回路なしの受信専用で使っていましたがこのプリアンプ、値段が安いくせにあるのとないのとでは弱い信号の聞きやすさがかなり違うため、地上波でも使いたくなってきました。　そこでアイコムのAG-25の構成をまねて、ケーブルに重畳したDCでプリアンプの電源供給とスタンバイ制御ができるようにしてみました。加えてアイコム以外の無線機でも使えるようにトランシーバ側で送受切り替えに連動してDCを載せられる仕掛けを作りました。　FT-817で試したところ、スタンバイもプリアンプの動作もFBです。そこで次に、耐圧試験ではありせんが、25Wのモービル機でFMの運用をしみてました。受信はOK、送信もOK・・・と思っていたらなにやら不穏な臭いがただよってきました。SWR計をみると反射波が少し増えています。　あわてて送信を停止、中をみてみると電源系のチョークコイルが焼損していました。プリアンプ自体は生きているようなのですが、何らかの不具合が生じている可能性もあるので、アンプ本体を含め、週末にかけて損害の調査と修理をしようと思います。　たかがスタンバイ回路さえで満足に作れないとは我ながら情けないのですが、トラブルシュートでもう2,3日楽しめそうです。

  2006.11.15

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• バグキー

  　私のいつもの間違いだらけのボロボロのオペレーション（言い訳をしておくとひざの上においた調子のわるいパドルを使っています・・・）をご存知の皆さんには、エレキーも満足に使えないのになにを寝ぼけたことを、と言われそうですがバグキーの練習をしています。　機械的なしかけだけで符号を送出できるバグキーにはなんともいえない魅力があります。私の持っているのはバイブロの一番安いものですが、見ているだけでも惚れ惚れします。　真夏ころから時々練習するようになって、どうにかまずまず安定した符号が打てるようになりました。これで和文のQSOをしてみたいと考えているのですが、長点を長くしない普通の符号を心がけているためもあってバグキーの速度はかなり速く、受信がこの速度だと少し難しいので実戦ではまだ移動局相手の599BKスタイルでしか使っていません。　受信もあわせてもう少し練習し、正月にはバグキーで新年の挨拶といきたいところです。

  2006.11.13

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• モービル基台の強度

  　正確には基台でなくMコネなんですけれど・・・。　車のルーフレールにHFのモービルホイップをつけるための基台を載せています。実際にモービルホイップでHFにQRVすることはほとんどないのですが、半年くらい前からSWRが高めになっていました。アース線の車体との接触を改善したりしていましたがどうも芳しくありません。この間久々に送信しようとしたところSWRがほとんど無限大となり全くチューニングが取れなくなってしまいました。　小型のダミーロードをつないでみるとSWRはほぼ1なので、ケーブルの問題ではなさそうです。色々悩んだ挙句、基台のMコネクタを眺めてみると、どうも芯線側のコンタクトがわずかに開いているように見えました。そこでこのコンタクトを指先で縮めてホイップアンテナを取り付けてみると今度はうまくチューニングが取れました。しばらく走行するとまただめになりましたので、どうも走行風か振動で芯線側のコネクタが開いて接触が悪くなっているようです。　結局、塩ビ管の切れ端でコネクタの開き防止のリングをつくり、これをはめ込むことで安定してマッチングが取れるようになりました。思えば1mを優に超える長いアンテナを端部で支持しているわけで、機械的負荷はかなり大きいのだと思います。　基台に限らず諸々の設備はかなりくたびれてきていますが（OPも、hi）、まだまだ働いてもらいます。

  2006.11.08

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• 無線機の周波数表示精度　その３

  　IC-706の周波数ずれ、どうも確実なようなので調整しました。PLLの基準を触るなど測定器を持たない私にとってはこれまで一種のタブーでしたが、思い切ってやってみました。　UHF帯の業務無線を参考に調整しました。基準となるこれら業務局の周波数も500Hz弱程度の指定周波数からのずれ（といっても1ppmほど）が普通のようで、まったく正確な調整というわけにはいきませんが、UHFでも表示誤差は2-300Hz以内に収まったと思います。 　これで430MHz帯でも、周波数を約束しての待ちうけも（たぶん）OK。みなさんUHFもお相手よろしくお願いいたします。

  2006.10.26

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  無線機の周波数表示精度　その２

  　無線機(IC-706mk2g)の周波数表示精度をみるのに、先日は周波数が厳密に管理されていそうだということで10MHzを聞いてみましたが、どうも実際に144MHzや430MHzのQSOで体験したずれとよく対応しません。　そこで、アマチュアバンドの近くにある業務局の電波を使って誤差を評価してみました。業務局の電波自体どれだけ周波数の管理ができているのかわかりませんし、こちらの無線機のQRHもあるので正確な測定はできませんが、数局の指定周波数と無線機の表示周波数をくらべてみてだいたいの様子がわかりました。　どうも私の機械は、3ppmばかり実際の周波数よりも高く表示されるようです。HFではたいしたことのない誤差ですが、uhfではばかにできないどころか大いに問題となるずれになってしまいます。それにしても、これくらいのずれは一般的に不可避なんでしょうか、それとも私の機械特有なんでしょうか・・・。高い周波数は何かと難しさがあるようです。

  2006.10.25

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• 無線機の周波数表示精度

  　これまで既製品の無線機で周波数の精度など気にしたことはありませんでしたが、先週末に相手局との周波数の違いを感じてから急に気になりはじめました。　使っている無線機はic-706mk2g。144MHzで相手より500Hzくらい、430MHzで1.5kHzくらい表示が低いようでした。ブロックダイアグラムをみると、この無線機の局発はすべて30MHzの基準発振器を参照しているのでバンドによらず周波数誤差の割合は同じはず。週末の事例から推測するに誤差は3ppmくらいということになります。　でもって、誤差を確かめるために10MHzをきいてみました。Hz単位まで気にすることは普段はありえませんが久しぶりにまじめなゼロインをやってみました。基準発振器の誤差が3ppmなら30Hzほどずれているはずですが、結果9Hz表示が低めでした。誤差約1ppm。この間のvuでは相手の方が逆方向に2ppmほどずれていたのか、あるいは気温の違いでこちらの誤差が緩和されたのか。無線機を調整する前に、別の日に試してみる必要がありそうです。　ところで無線機の周波数に関する仕様は、ほとんどQRHが**ppmとなっていますが、現実のQSOではQRHが問題となることはほとんどないので(シビアなコンテストのQRMの中で長時間ランニングしたところで100Hzやそこらなら動いてもしれてますし、デジタルモードも大体のソフトウエアは多少のずれならソフトウエア側で追いかけてくれますよね）、特にuhfでカスカスな信号の相手とqsoするときは周波数のずれで相手を見逃すこともありえるので、周波数精度も絶対精度で表示してほしいなあ、と感じた一件です。

  2006.10.23

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