上昇気流に乗って

本日トラブルが発生したのが発覚しました。
生産遅延による納期遅れです。

店舗からの問い合わせから判ったのですが、工場も生産が遅れているのがわかっていたのに先に連絡がないので、店舗とエンドユーザーはかなりご立腹の様子。

そりゃ自分の使用予定があるのに納期が来ても連絡なければ、しかも使用予定日より遅れるという連絡があれば怒りますよね～。

先に連絡があればまだ打つ手はいくらでもあるのですが、それがないから余計に火に油を注ぐ行為というより、何もないところにわざわざ油撒いて火をつけるようなものです。

遅れるのはいろんな条件があって起こりうることなのは理解できます。
店舗もエンドユーザー様も正当な理由があり、先に連絡をしておけばたいていの場合理解してくれるのです。

しかし納期遅れを発覚するまで隠すというのはあまりにもナンセンス。

まるでどこかの電力会社のようです。

確かに最初にトラブル発生を伝えると批判の矢面に立ちやすいので、怖がる気持ちがあるのは理解できます。

しかしそれを怖がっていたら余計に後で何倍もの批判やそれを対処するための労力がかかるのです。

ですからトラブルが起こったらまず身近な上司に相談がしましょう。
もし上司がトラブル隠しを行うように指示したらその上に相談しましょう。

トラブルは隠しておくと一歩間違えると会社・部署の存続を危ぶむとんでもない損害をもたらし、利益など一つもありません。

・・・しかしこうやって考えるとトラブル隠し（しかも帳尻を合わせることも出来ない）のは日本の根の深い悪癖の可能性もあるのかもしれません。

またトラブル報告に対して感情のままに怒ったり、不当な批判や評価を下す上司が多いのもトラブル隠しを増徴させているのかも知れません。

怖いですよね。