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テーマ:たわごと(26778)
カテゴリ:ただの物語
と、いう訳で昨日ダウンロードされたものです。
ただ思ったより早くボロボロ忘れて言っているので、やはりこれを下すのは難しかったのかも?とちょっと考えてしまいました。 これは降りてきた通りではない書き方をしてますのでご注意ください。 そして念のため。 これはただの物語です。 さらっと流してくださいね♪ ****** その子供は倦んでいた。 投げかけられる言葉に、投げかけられる期待と絶望に。 幼いころから少し周りから浮いていたのは知っていた。 でもそれも個性だと思っていた。 大きくなったらみんなと同じになるものだと。 それまでは純粋に周りのことを疑問に思わずに素直に行為を受け取っていた。 しかし誰にだろうか、ある時毒を流しこまれた。 体にではない。 それならいくらでも浄化手段があるし、現に彼に浄化できないものはなかった。 流し込まれたのは心にだった。 『なぜ、大天使たちがお前を愛するか知っているかい? 君は大天使ザドギエル様の光を核にして作られた魂だからだよ。 いわば“ザドギエル様の子”なんだよ。 じゃなければ一般の天使であるお前に大天使たちが構う訳ないだろう?』 それは僻みだったのかやっかみだったのか。 それとも邪なものに乗っ取られていたのだろうか。 公の場でそれを言った相手がその後どうなったかは知らない。 ただその時を境にみんなからも一線を引かれるようになった。 何か出来れば当たり前とされ、失敗されれば不出来な作品を見るような眼でみんなが見るようになった。 まだみんなが知らなければ、一笑に付したかもしれない。 しかし追い打ちをかけるように同じ年頃の子どもたちは彼と距離を取り始めた。 『気にしなくていい。みんなそんなことの為にお前をかわいがるわけではないのだよ』 そういったのは大天使の誰だったのか。 しかしそう言われても心に流れ込んだ毒は清められることはなかった。 『結局彼は****や****と同じ作られたものだから、私たちとは最初から違うんだよ』 そんな言葉も耳にした。 普通に生まれさせてくれればよかったのに。 特別なんて、ザドギエル様のかけらなんていらなかったのに。 感情を下手に出せば、高慢だの勘違いしているだのわざわざ彼に悪意を投げかけてくるものもいた。 そして子供はだんだん笑うことも泣くことも少なくなっていった。 反応しなければ彼らの悪意は増長することはなかったのだから。 そうすることで余計に彼らとの間に溝を作っていることに気付く余裕もなかった。 ただ、自分の心を守ることだけで精いっぱいだった。 ある日その子供は気がつくと別の場所にいた。 光が乱舞する不思議なきれいな場所。 「子供、どこからここに入りました?ここは選ばれたものと巫女しか入ってはいけない場所です」 目の前に現れた巫女にそう言われるまで、子供は呆然と風景を魅入っていた。 巫女を見返すと感情のうかがい知ることのできない表情で彼を見ていた。 「その様子では知らずに入ってしまったようですね。無理もありません。あなたの抱えている光がそれを可能にしてしまったのですね。まったく大天使たちはいったい何を考えているのでしょう」 表情の少ない巫女であったが、呆れているのはよく分かった。 「今から衛兵のいるところに案内します。彼らに連れて帰ってもらいなさい」 そういうとさっさと巫女は歩き始めた。 あわてて子供は後を付いていく。 しかし周りの様子に興味があった。 「ここは何ですか?」 しばらく黙々と歩くと耐えきれなくて子供が聞いた。 巫女はちらりと彼を見ると答えた。 「ここは魂たちの休息の場です」 きょとんとしている子どもに巫女は言葉が足りないのだと気づいた。 「魂たちが外に出て傷ついたり疲れたりして戻ってきたときの休息の場です。あの光の一つ一つが魂となるものです。生まれてきたばかりの光もあります。小さすぎてまだ魂になれないももいます」 そこで巫女は言葉をいったん止めた。 「言うならばあなたや私の生まれ故郷とともいえるかもしれないですね」 そういうと後は黙々と歩き続けた。 衛兵に連れて帰られた彼を怒る大人は誰もいなかった。 そもそもその場に行ってしまったこと自体があり得ないことであり、それゆえに公にされず罰せられることもなかったのだ。 巫女もいわば天使としては異端の存在である。 それを知った彼は時々彼女を訪ねるようになった。 ****** ね、いったいどーしろと???? って思いますよね~~~。 さらに途中です。 この後は本当に自分で創作した??としか思えないので。 さて、受け取り方はご自由に~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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