自分のこと好きですか?126
「手に入れること、手を離すこと」物事なんでもそうなのですが、知識や経験以外のものは人によってある程度「持てる容量」が決まっているところがあります。ですから古くて本当はいらないものを何時までも持っていると、本当に必要な新しいものも入ってこなくなります。時折手を離すことを思わず「もったいない」と思って躊躇してしまうことは誰にでもあります。けれどある時期がくると思い切ることが可能になります。手を離すことは悪いことではありません。それがあった時期を否定するものではありません。その時期は貴方が必要としたからあったのです。そしてそれは新しい次へのステップへとつながっているのです。もし時期がきても手を離さずにいたら、それは貴方にとってネガティブに働くことが多くなります。貴方を縛りつけ、貴方が自由に動くことを奪い、貴方らしさをなくし、落ちていくだけということにもなりかねません。貴方が今持っているもので貴方を自由に動くことを妨げているものがあるなら、それを一度見直してみましょう。それを貴方が本当に必要だと思うなら、何が貴方を縛っているのかを一度考えて見ましょう。そうでないならば手を離してしまうことも選択の一つです。そうして手を離したらしばらくはその空洞は寂しいと思うかもしれません。しかしそれはまた新しい「何か」が入ってくる準備でもあるのです。そうすれば必要なときに必要なものが手元に入ってくるのです。もし何かを貴方が欲しいと感じてもどうしても手に入らないのであれば、それはまだ貴方の手元にくる時期ではないのです。または貴方にとっては本当に必要なものではないのです。本当に必要なものは必ず貴方の手に入ります。もし本当に必要だと感じるものが手に入っていないなら、ただそれが今この時期で無いだけなのです。変に執着すればするほど、それは歪んだ形でしか手に入らなくなります。そうして「こんなはずではなかった」ということにもなりかねません。それで貴方は幸せなのでしょうか。手に入れたいものがあって、それに向かって努力するのはいいことです。しかしその過程でどうしても手を離さなくてはいけないものも出てくるのです。もちろん手を離さないほうがいいと選択したならそれはそれで構いません。しかし必要以上に執着しないようにも気をつけてください。そして貴方らしい取捨選択を忘れないでください。次回は「物事を楽しむ」です。