テーマ:ねこといっしょ(8889)
カテゴリ:肝臓王子
前に記事にした呼吸の荒いフォアグラ君 昨日やっと検査にこぎつけました 肝臓の再検査に行ったのが11月の初めごろ サポート食のおかげで数値はほぼ通常の値まで戻っていたので このままサポート食を続けましょうということになりました その時に呼吸のことも相談したら 心臓超音波のうまい先生を紹介してくださり 日程の関係で(半日預けることになるので)昨日の予約となっていたのです その病院は偶然にも以前うらんたんの腫瘍摘出手術をしたオトコマエ先生のとこだったのですが まず呼吸音がおかしいということでレントゲンを撮ると なんと肺が半分以下の小ささになってしまってる! つまり胸の中に水だか何かが溜まって肺を圧迫している状態だったのです そりゃあ呼吸も苦しくなるわけです 先生曰く、よくこんな状態で元気でいられるなあと(食欲と元気はありましたから) 直ちに酸素室に入れられたフォアグラ君 とにかく胸腔穿刺をして胸水を抜き取り、それを検査に出すという方針になったのですが ただ、この状態で病院内にいることはとても危険で 検査中に興奮しすぎて失神したり、針が心臓に刺さったりするリスクもあるとのこと 突然にそのような(つまり突然死)覚悟まで強いられて、わけがわからないまま フォアグラ君を預けて病院を後にしました とてもそんな気分じゃなかったけど、用事があったのでとりあえず外出し 病院から電話がないことを祈りながら(万が一の時は連絡がある)用事を済ませ 連絡はないまま夕方に迎えに行きました 先生がホワイトボードに書いた病名は「乳び胸」 なんじゃそりゃ 脂肪を含んだ白いリンパ液が胸腺を通る時になんらかの原因で漏れ出し、胸腔内にたまる病気らしい 原因は心臓疾患や腫瘍・ウイルス感染などの場合と、原因がわからない特発性のものがあるとのことで 腫瘍などの場合は治療をすれば乳び胸は良くなるのですが 原因が見当たらない場合は対症療法しかなく(外科的処置もあるが猫の場合成功率は低い) 何回も胸に針を刺すのはリスクも高いけど、それを続けられれば長生きするかもとのこと とにかく胸水の検査結果が出ないと次のステップに進めないので 10日後ぐらいにまたレントゲンを撮りましょうということになり帰宅 原因がわかったのと、たちまち命に関わる病気ではなかったのでちょっと安心しながら ネットでいろいろ検索して調べたりしてたのですが(あまり予後は良くないみたい) 帰宅後、検査疲れでどこかに潜り込んでしまったフォアグラ君 2時間後ぐらいに出てきたのですが、なんだかぐったりしてる 呼吸は小さくはなっていたものの、相変わらず速くて浅い感じだし それまではしていなかった咳(症状の一つ)も出ていて、ポコポコと音の出る呼吸もしていて 受診前よりもあからさまにしんどそう もしかしてもう胸水が溜まった? 不安になって夜間診療の病院に連絡して車を走らせました そこでもレントゲンとフォアグラ君の負担にならないぐらいの簡易な超音波検査 それに昼間にはしていなかった血液検査をしました 結果、胸水は溜まっておらず呼吸はそれほど苦しくないはずだけど 心拍が異常に速く、血液検査も心臓の異常を示す値が出ていたりして 乳び胸とは関係のないところで、何かしら心臓に異常があるが 今の段階では何の病気とは断言できないということでした 病名がわからないから治療のしようもなく、ただ様子を見守るしかないのです ステロイドを入れれば楽になるかもしれないが、感染症の疑いもあり原因不明の今はできないとのこと 心臓の精密検査も、少し日を置いて落ち着いてからすれば何かしらの原因がわかるかもということで いずれにしても胸水の検査結果待ちですね 今朝のフォアグラ君 相変わらず呼吸は速いししんどそう 夜の間もずっとコタツに潜り込んだままで食欲も当然なし トイレは何とか行けたみたいだけど、水も飲めてないし このまま食べられなかったら点滴に行かないとな 少し具合が良くなったのか、今はキャットタワーのてっぺんで寝ています これは今の写真じゃないですけどね オトコマエ先生は胸水を見ただけで乳び胸だとわかったので 本来の目的である心臓の詳細な超音波検査はしなかったのですが もう少し粘ってくれても良かったのかなあなんて思わないでもないですね でもフォアグラ君の負担になるのでなかなか難しいところなのかもしれません 昨日は長い1日でしたが 長いのはむしろこれからです 早くこんな風なのんきなフォアグラ君に戻ってくれるといいのですが 胸水抜いて体重が激減したフォアグラ君 そりゃあ330mlも抜けばね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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