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いつまでも…二人で

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2023.07.21
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テーマ:持病(3)
カテゴリ:体調


私の地域では梅雨が明けました
梅雨前線が南に下がっても梅雨が明けるのかと今更ながら知りました
幾つになっても学ぶことはありますね

最近感じているのですけれど
不安を覚えることが少なくなったように思います

十数年前・・・
夫が消化器外科最大級の15時間に及ぶ手術を受けて
手術は成功したのですけれど術後に傷口が開いて膿が溜まったりして
なかなか体調が安定しないで

手術傷が開いたままで、膿が消えないと縫合すらできないので絶対安静が60日以上続きました
広めの個室を取っていたのですけれど、個室に戻れずナースセンターの横のガラス張りの部屋に居ることになったので、私が個室で仮眠しながら24時間付き添っていたのでした

個室へ戻れるまでの40日ほど、夫のベッドの横で付き添っていてのですけれど、酸素マスクが外れるたびにアラームが鳴ったりするので、ずっとモニーターを見るだけの日々でした

その、100日に及ぶ入院を終えて、家に戻っても絶対安静が60日以上も続くとリハビリをしてもなかなか歩けなくて・・・

でも、夫は頑張り屋さんだから退院後2週間もしたら町内を一周するくらいにはなったのです


それは良かったのですが、


夫の入院中に、私のお弁当を買いに病院近くの商店街で買い物している時に
急に大声で『ワー!!』と叫びたい衝動に駆られて
腕に掛けていた長雨傘を振り回したい衝動も襲ってきて

自分に対して『我慢して、我慢して』と心で呟いて、片手で片腕を力を込めて押さえていました

『私、どうしたのだろう?』

そう思った事を覚えていて、この頃に発症していたみたいなのです


夫の漢方の主治医に、外来受診で付き添っていた時にチョッと気になると言われて、私も診察を受けることになって…

結構重症に近いかもね

と言われて、西洋薬を使いたいと言われたのですけれど
当時、すでに薬に対する不安と恐怖が出ていたので、
時間がかかるけれど漢方で様子を見ていくことになったのです


日常生活でも困りましたよ
基本、家を留守にするときは電気やガス何かが気になって気になって
確認して家を出ても、50歩ほど歩くとだんだん気になってくるのです

換気扇切ったかな、コンロの火は消えていたかなとか

忘れたこともないのに、指差し確認しても
不安で不安で、前に進めず確認のために家に戻る・・・
これを3回くらい繰り返さないと夫と出かけることができないのです

夫は精神的に強い人だったので横で『一緒に確認したから大丈夫だよ』と言ってくれるのですが、理屈ではなく不安になったら確認しなければ、不安が収まらないのです

他にも・・・
例えば瓶詰の上等なパスタソースをお鍋に移し替えるときに
瓶のふたを開けた時、軽く開いたりしたものなら

『あれ?これ蓋が最初から開いてた?』と思ってしまいます

いやいや、開けるときに『ポン』と音がしたやん

と冷静な私の声がするのですが

いや、いや、蓋が開いていたかも、という
悪魔のような声がだんだんと大きくなって

どうしたと思います?全部、捨ててしまったのですよ

一事が万事

シッカリと意識をもって行動しないと、あれ?と思ったら最後で
食べ物は全部捨てることになります

パスタソースの時は、捨てちゃったので急遽違う料理を作りなおして
夫を何時間も待たせることになりました

あまりに神経が休まらないので、キッチンのリホームをして
IHコンロにして、セキュリティ会社と契約して
いつでも、留守の家が気になる時はガードマンが家に赴いて確認してくれるようにもしました

そういうことをしてもなかなか収まらなかったのですが
夫の病状が良くなって、元気に旅行へも行くようになると
少し不安も収まって、夫の病状と不安恐怖症が連動しているね、と
漢方の先生が仰っていました


そうして、夫を襲った強烈な癌
夫の命が危ういと感じた時、何だか家の事とか心配事とか急に気にならなくなって・・・

理由はわかりません

夫が逝ってしまう

最上級の不安を感じたら、それ以外の物は不安ではなくなったのでしょうか
不思議と、、夫の最後の闘病となった一年間は、あまり不安も恐怖も感じることはなかったと思っています


でも、一人になったら、心が壊れてしまうと
確信に近い思いがあったので、精神科医さんを探すことも始めました


しかし、一人になってから
少し脳がマヒしているようなぼんやりした感覚に包まれていて

そのおかげか、あまり不安と恐怖を感じていないのです

外出するときには、コンロ、良し!換気扇、良し!テレビ、消した!等々
声に出して確認したら、すんなりと外出できるのです

一度出かけて、家に戻ることはほぼ無いです

食べ物を『怪しい』と思って捨てる事なんて一度もないですし
少々、賞味期限切れていても大丈夫よ
なんて今までと比べたら、信じられない考え方にもなっています


もしかしたら、ショック療法みたいなものなのかしら?と思っています
漢方の先生に聞いても、特にコメントはありませんが
そういえば、夫に対する心配事が無くなったことでストレスが無くなったのかもしれません


明けても暮れても、心配していた頃が懐かしく戻りたいですけれど・・・


体としては、楽になったと感じているようです


もしかしたら、夫が横で『大丈夫』と言い続けてくれているのかもしれませんね

私が不安恐怖症という、日常生活でとても生き辛い症状に悩まされているのは自分のせいだ、と夫は思っていたようですので、治してくれたのかなと思っておきます


十年以上、悩まされた不安恐怖症が収まってきて
その分、悲しみと言い表せない辛さが現れましたけれどね

プラスマイナス、ZERO でしょうかね



今日のおやつ



瀬戸内レモンドーナツ棒

レモンが効いていて美味しかったぺろり





明日は、会合に出てその後と明後日で旅行の準備をします(*^^*)

絶妙のタイミングで梅雨明けしたのも、偶然?
夫からの贈り物?

もちろん後者ですよね^^









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今日も宜しくお願いいたします(*- -)(*_ _)ペコリ
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最終更新日  2023.07.21 21:17:36
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