久し振りに、テレビから『明日への手紙』が流れて来て懐かしく聞き入りました
独りになってから聞くことは無かったので、
歌と共に私の中で流れる情景が、今までとは全く違うもので、ちょっと驚きました
この歌は、2016年の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
の主題歌だったので記憶に残っている方もたくさんいらっしゃると思います
私はドラマは見ていなかったのですけれど
綺麗な歌声に心洗われるような気がして当時はよく聞きました
それが、今日聞きなおしたら
今の私に寄り添ってくれるではありませんか…
故郷を離れて独り暮らしを始めて未来に向かって頑張っているわが子を案じた母が送ったであろう歌詞なのですが
今日は、私の今までの人生を振り返るような、そんな気がしたのです
まだ、夫と巡り会ってもいない思春期に
自分の将来がどのようになっているか分からない不安と同じぐらいの未来への期待が入り混じって
毎日を精一杯過ごしていて
何か困ったことがあれば、『父と母のいる実家がある』と思うだけで
怖いものは何もなく、目の前の課題に挑戦することができました
恋もその中の一つだったように思います
当たって砕けろ、で何でも積極的に歩いていけました
夫と巡り会ってからも、何の不安もなく気持ちを貫くことができて
二人で、自分たちの生活を作って行けたのです
実際にできるできないではなく
父や母が居るという実家の存在が、何も怖くないほどの安心を与えてくれていたのだと思います
結婚してからは、夫との二人の家が一番安心できる場所となって
この二人の場所があるから何も怖くなかったんだと思います
色んな不安も、二人なら難なく乗り越えられるという
根拠のない自信に満ち溢れた二人の日常でした
そして夫が逝ってしまって一人になって
安心の象徴だった二人の生活が綺麗に崩れ去って
ぐるっと見渡す限り地平線で、そこに一人ぼっちで…
そうだ、実家があったと思っても、そこには両親もたった一人の兄も
もうこの世にはいなくて…
実家の存在は夢の跡だったんだ…と思い知ることになって
私が大人になってから
心の支えにして生きていたものが、何もかも無くなっていたことに気付いて…
でも、この歌の中盤からの歌詞で教えてもらったような気がしたのです
若い頃から、支えがあると思ったことで
目の前の未来に向かって、私は確実に歩んできて
もう、人生の折り返し地点も過ぎました
実は、支えなんて初めからなかったのかもしれないけれど
あると信じたから安心して突き進めたのでしょう
そして、人生の もうこんなところまで歩いてきました
だから、誰かが支えてくれると思うことは
それだけで、本当に支えになるのだ、ということを私はもう、
知っているのです
だから、だから…
歌詞を抜粋しました ⇩
形のないものの輝きを、そっとそっと抱きしめて
進むの
大切な人のぬくもりを、ずっとずっと忘れずに
進むの
人は迷いながら揺れながら歩いて行く
明日を描こうともがきながら
今 夢の中で
形のない物の輝きを、そっとそっと抱きしめて
進むの…
わかっていても、なかなかできない事ですけれど
ずっと夫との思い出を抱きしめて生きることは
できます
今日は、久しぶりに独身時代から好きだった身近なお菓子を食べました
🍌まるごとバナナ🍌
パテシェの作る上質なケーキも良いですけれど
何故かふと、心優しくなれるこんなオムレットも食べたくなります…
今日もお読みくださってありがとうございました
明日も、良い休日になりますように(^-^)
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