いつまでも…二人で

今日から世間は大型連休ですね
夫がいた頃から、この時期は何処へ行っても混むのでお出かけは近所でお散歩やお買い物をして、ゆっくりと過ごしていました
だから、独りになったからと言って世間の人たちが旅に出かけても特に羨ましいとも何とも思わないので、心が乱れず良かったです

それで私は、やっと映画へ行って行きました

この「やっと」というのは、独りになったハードルです

映画は好きな方ですが、映画館へ行くほどでもないので
夫が行く時に、いつも一緒に行っていたのです

だから、独りで映画へ行った経験が無くて
おまけに映画を見る時はいつも横に夫がいてくれるのが当たり前でしたので
なかなか、助走だけで飛び越えることができなくて…

それで、そろそろ行こうと意を決して今日、行ってきました

「四月になれば彼女は」
藤井風さんが主題歌を書き下ろされたので、その映画を見てみたいと思って
お仕事の隙間を狙っていても、なかなか時間が取れなかったので
土曜日だから混んでいるかもしれないと、少しビクビクしながら行きました


ちょうどお昼ごろでいたが、人もまばらで一安心でした



お目当ての映画は、昼と夜の2回だけ…




座席もあまり詰まっていなくて、真中を取りましたが
この列は、私だけでした(^^)

主題歌の藤井風さん『満ちてゆく』
映画を見た後に聞くと、また違った感動があります
　　


初めて一人で映画を見ましたけれど、
映画自体は人とお話したりするものではないので
自分の世界に浸りながら物語の中へ入っていくので、何の抵抗もありませんでした

反対に、なぜ今まで一人で来なかったのか…ちょっと損した気分になりました
映画が終わってから、お茶やお食事をして映画のお話をするのは楽しいですけれど
別に、そのおしゃべりが必ず必要でもないな、と感じたので
これからは、見たい映画があれば何のハードルを感じることもなく見に行けます

そして、二つ目のハードルは「ラーメン屋さん」です

夫は、このお店のラーメンが大好きで、映画館の近くにあります
夫は独りではもちろん行っていましたが、
私はいつも夫に連れていってもらいました(^^)

夫の、テリトリーのラーメン屋さんです

前に来たのは、コロナ前
映画を観終わってから寄ったと思います
その頃に比べて、コロナ対策で隣との間が仕切られた仕様になっていたので
独りでも、とても入りやすく、いつものラーメンを迷うことなく頼むことができました



此処のラーメンは、伝統的な「京都ラーメン」で背油チャッチャ系ではありません
独身時代は、仕事の合間のお昼ご飯にラーメン屋さんで一人ご飯を食べる事は平気でしたけれど
結婚してからは、常に夫と一緒だっただけに、夫のテリトリーのラーメン屋さんでラーメンを食べる事は、私にとってとても高いハードルでした

でも、食べ出すと懐かしい味に感動して
きっと、夫も一緒に来ているような気がして
『やっと、食べることができたな～』
と言っているような気がしました

今日は、独り映画と独りラーメンという大きなハードルを二つ超えることができて
心もお腹も満足することができて、なんだかとても充実した日でした

それと、変な感覚ですが…

夫が、私に入り込んだいるような…
半分とは言いませんけれど、私の2割くらいの場所に入り込んで一緒に生きているような…そんな変な感覚を今日、感じました

こんなにはっきりと感じるのは、初めてで…
ハードルを越えたから感じられるのか
夫の存在感を感じることができたからハードルを越えることができたのか

どちらかは分かりませんけれど、
いつもお守りのように、私と一緒にいてくれる感覚が今までとは比にならないくらい

とてもリアルで大きいのです

この感覚がこれから続くのであれば
きっと私は、
しっかりと生きて行けそうな気がするのです…


大型連休初日は、動き過ぎてちょっと疲れました
明日は、お天気も良く予想最高気温が31度なので
お洗濯をしたり家事をして、家でゆっくりと過ごしたいと思います


今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ



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