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いつまでも…二人で

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2024.07.08
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テーマ:独り(46)
カテゴリ:独りぼっち

もう梅雨が明けて、夏本番といってもよさそうな青空と白い雲…
京都は4日続けて猛暑日でした




祇園祭の山鉾巡行が終わって梅雨が明け、夏が来ると言われているので
七月に入ってすぐにこの暑さは、心も体もついていけないです…

そんな暑さのなか、たまたま空いていたクーラーで良く冷えた市バスに乗ったら
何処からともなくご年配女性お二人のおしゃべりが聞こえてきました
その、お二人はご主人を見送られてお一人暮らしのようでした

もうすぐ夏休みだから、お子さんやお孫さんが帰省するのか、旅行に行くのか等をお二人で話されていて

お一人の方は、お子さんは近隣にお住いのご様子
もう一人の方は、北海道か沖縄のようにとても離れたところにお住いのようでした

『近くにお子さんがいらっしゃったら心強いですね…』
『近くでもなかなか来ないですよ』

『旅行へ一緒に行かれるのですね』
『いいですね~、うち(私)は誘いもしてくれませんわ』

・・・・
こんなお話が行ったり来たり


そこでふと気付いたのです

お子さんやお孫さんがいらっしゃって、たまに実家に来られても
たまに一緒に旅行に行ったとしても

日常は、独りなんですよね

毎日、『おはよう』『お休み』『行ってきます』『ただいま』を言える人が居ない…という事なのですよね

子供たちは一人前になって家族を持てば、離れて暮らす親の事は心配でも
先ずは、自分の家族の事を優先するのは仕方のないことですよね

でも、どうしても期待してしまう
知らず知らずに甘えてしまう…

お二人の会話から、そういう事なんだな…と思いました


子供がいるとかいないとか
同居している人が居るとかいないとか

こういう事で、独りになってしまった人の安心が担保されたり
心が癒されるのではないのですよね

困った時に相談することができたり
たま~に、一緒に旅行へ行ったり
お正月に一緒にご馳走を食べたり
病気になった時、電話で『大丈夫?』と聞いていくれることがあっても

それで、心から安心できて
淋しさが無くなって、心が癒されることは無いのだと思うのです

自分の分身のような配偶者を失ったことで、ぽっかり空いた穴を
子供たちや孫たちが居ることで、塞ぐことはできないのでしょうね

自分の子供を持たない私は、実は心の奥底では
やはり、頼れなくても遠くに住んでいようとも
この世にいてくれるだけで、安心できるのではないかと思っていました

でも、これはもしかしたら違うかもしれないのです

子供がいないからこそ
私は、この先に人生に何も期待していないのです
正確には『期待していない』というよりは『期待できない』でしょうか

どちらにしても、独りで何とか生きて行かないといけない、と思っています

でも、子供たちが居れば
頭でわかっていても、期待してしまうのかもしれませんね
もしかしたら、何度も期待が叶わない思いをする方が辛いのではないのかな…

家族連れが多いファミリーレストランで
ポツンと一人でご飯を食べるより
空いているレストランで独りでご飯を食べている方が孤独を感じない…という話を聞いたことがあります

結局、『隣の芝生は青く見える』のかもしれません


人は、一人で生まれて一人で死んでいく

どんな環境でも、人は平等に独りなのかも知れません


なんだか今日は、ぼんやりとこんなことを考えました

実は、自分の事は一番分からない…
やはり独りは寂しいし、独りは嫌だなと思っているのかもしれません
だから、いろいろな事を考えながら自分を納得させようとしているのでしょう…


頑張れ、私!ですね(^^)



今日もお読みくださってありがとうございました<(_ _)>
では、また明日に



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最終更新日  2024.07.08 22:44:50
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