カテゴリ:映画
それまで時間があるから、映画見ましょ~! ってことで 選んだ作品こちら。 「潜水服は蝶の夢を見る」 <あらすじ> ジャン=ドミニクは「ELLE」の編集長として華やかな人生を送っていたが、 ある日突然倒れて体が動かなくなる。 唯一動くのは左目のみ。 彼はその左目の瞬きで自伝を書き上げる。 実話だそうです。 原作も発売されています。 ちなみに私は原作は読んでおりません。 そんな私の感想記。 読みたい方だけ、左クリックのままGO! ごめんなさい。 私は感動できませんでした。 多分、主人公が好きになれなかったから。。。 絶望の中で、生きる希望を見出したこと。 そのこと自体は素晴らしい。 でも、如何せん 彼はかなりのプレイボーイなのだ。 そして、愛人が原因で離婚。。。。 1番私が印象に残ってるシーンって、これなのよ。 これ ↓ ある日、病室にかかってきた電話。 それは、一度も見舞いに来てない愛人から(今は恋人ってことか?) そのとき、彼の側にいたのは”元妻”。 元妻は夫のことをまだ愛している。 この日は、元妻以外に彼の意思を他人に知らせることができる人がいない。 席を外してくれという愛人。 断る妻。 彼は 元妻に1分だけ席を外してくれという。 席を外す元妻。 もう、この時点で 私は悔しくってならないわけです。 非常に心が苦しくなってました。 彼は話せないので 彼女が一方的に話します。 見舞いには来てないけど、きっと治ると信じていること。 好きであること。 時間がたったと戻ってくる、元妻。 そんな元妻に彼は伝えます。 愛人(あえてそういいますね)への伝言を。 『chaque jour attende(毎日、待っている)』 ダメです。 私も奥さんをやっている人ですから 元妻の気持ちの方が伝わり過ぎちゃうのです。 フランス語を一応習っている身なので、 1文字ずつ伝えるこのシーンでは 途中で何を彼が言いたいのかわかっちゃうんですね。 字幕が出てくるまでが辛くて辛くて。 何だよ、この男! と 思ったら、素敵な映画に思えなくなってしまったのです。 まあ、こういう主人公の 生きてるときそのまんまの人間くささとか姿勢が 生きる勇気を与えるんでしょうけど。。。。 ダメでした。。。 勝手にいい人を想像していた自分が悪いんですけどね。 ちょっと メディアにだまされちゃった感がありますね。 とはいえ、映画は良く出来てます。 撮り方が面白い。 最初は彼の目線。 瞬きの感じがよくわかる。 彼の動けない視線での映像。 後半は、 彼を全体から見た映像で 彼の気持ちが前向きになった感を表していて面白い。 そして、 ときおり混じるユーモア! これは、フランス映画のエキスがあって絶妙! 彼が空想するシーンも違和感なくって あ~、こういうこと考えるよね。って納得(笑) そして、音楽が良かった。 映像にあった選曲。 ナイスです。 なかなか上手い映画。 なので 主人公が家庭人だったら、きっとお気に入り映画だったな。 まあ、こればかりは 実話でそういう人だったので仕方ないか。 原作はどんな感じなんでしょうね。 実は、もっといい人風に書かれてたりするんでしょうか。 それが気になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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