手が長い不利、好都合
私の背の高さは普通です。平均身長です。でも、手は長い。普通両手を広げた長さは伸長と同じと言いますが、私の場合10cmほど長い。上に手を伸ばせば2mまで届くのだ。別に小学校の頃バケツを提げて廊下に立っていたからでも思い学生鞄を中、高と下げて歩いたからでもありません。手が長いというのは、とても便利。高い所に手が届く。たいした前屈をしなくても床に手が届く。さらに、便利な事に痒い所に手が届く。背中なんか痒くたって全部掻けるのである。背中で手を繋いだりも出来るのだ。私は自分の手が長いことをとっても好都合だと思っているのだが、マイナスもあるのだ。実は着る物が婦人モノだと袖が短い。スーツの中に着るシャツのボタンをとめると手を前に出せない。それに自分の背中に手が届くので、誰にも頼らず背中のファスナーが上げ下げ出来るし、痒くても、こってても自分で何とか出来ちゃうのだ。だから、人に背中を掻かせる夫は、多分、私の背中だって痒くなる事もあるなんて知らないのです。自分のことは自分でってのは基本ですが、たまには人に頼る事も必要なのに、自分で出来ちゃうと言えないんだよね。たかが手の長さなんだけど、それだけですまないのが人生?