象の背中
映画化にもなり、主題歌は「泣け歌」としてもメディアで紹介された「象の背中」の絵本とDVDを買いました。絵本は、JULEPS(ジュレップス)が歌う主題歌の歌詞と、そのDVDのアニメーションを元に作られています。意外に小さな絵本で、サイズはA5サイズほど。主題歌「旅立つ日」ではなく、朗読CDが付属しています。余命を宣告されたお父さん、「旅立つ」その日までに家族との絆・思い出を大切にしていく内容で、お父さんの「心の思い」を視点に描かれています。絵本は歌詞にあわせて2部構成で、「旅立つ日」と「雲の上のお父さん」というサブタイトルがついています。「旅立つ日」お父さんが神様に告知を受け、亡くなるまでの残りわずかな時間で家族との思い出を作っていく内容。「雲の上のお父さん」お父さんが亡くなった後、お父さんがいた日々を思い出したり、まだ小さな長男がお父さんがいなくて寂しがったりという内容。【絵本】象の背中 \1,365最近、続編として「続・象の背中-バトンタッチ-」も発売されました。こちらもJULEPS(ジュレップス)が歌う「バトンタッチ」の歌詞とDVDアニメーションが元になっています。※「【DVD】続・象の背中 -バトンタッチ-」は、2月27日発売!「続・象の背中-バトンタッチ-」は、成長した娘が「旅立つ(お嫁に行く)」のを、天国のお父さんが見守っている様子を描いたもの。生前の、娘との思い出を振り返りながら、「彼」のもとへ嫁いでいく父親の心情が歌詞となり、絵本のセリフにもなっています。個人的にはコチラの方が「号泣」でした!子どもが生まれたパパさんには「象の背中」を、さらに「娘さん」が生まれたパパさんには「続・象の背中」を、ぜひ読んでもらいたいです。【絵本】象の背中(続)\1,365TVでも紹介された「JULEPS(ジュレップス)の歌&象のアニメーション」が見たいという方ならDVDがおススメ!※JULEPS(ジュレップス)のCD「旅立つ日」に付属しているDVDは、アニメ前半のダイジェスト版だそうです。フル・アニメーションならDVDの選択をおススメします。【DVD】象の背中 -旅立つ日- \1,796(ただ今10%off)※「【DVD】続・象の背中 -バトンタッチ-」は、2月27日発売!元は「秋元康」さんの小説が原作の「象の背中」ですが、実はいくつかマンガ化もされています。その中でも私がおススメするのはコチラ。【マンガ】象の背中 ~妻の手紙~ \560「象の背中」そのものは「男性視点」で描かれていますが、こちらのマンガは女性である「妻の視点」で描かれたもの。若い「女」がいたり、余命を宣告されたことを黙っていて延命治療を拒否していたり、なんて独りよがりで自分勝手な!・・・と、決して絵本のように「良いお父さん」ではありませんが、そこが逆に人間臭くて、リアリティーのある内容となっています。このマンガで登場する妻・美和子は、正直「出来すぎた嫁」かも知れません。女がいることを確信しながら黙認し、最期を家族と過ごしたいという夫の意思を受け入れ、さらに夫亡き後、愛人への分骨まで許す・・・。この一文を読んだだけの女性から見れば「良い嫁を演出しすぎ?」的な感じもありますが、実際にマンガを読んでいる読者には、美和子の心の不安や葛藤、憤りや嫉妬という人間的な部分が全て見えているので、その結果「夫の意思を尊重する妻」というまとめには、「妻だから出来ること、妻の誇り」みたいな思いが伝わってきます。夫に対して妻・美和子が一途な人だったからこそ出来たことだとも思いますが・・・。女を確信した時点で夫への愛が完全に冷め、熟年離婚とかを考えているような妻だったら、「分骨」なんて絶対無理!・・・だと思います(笑)余命が告知されたからといって、夫婦だからとか全ての妻が「余命短い自分の意志を尊重してくれる」な~んて、調子いいこと思わないことですね~(笑)情も愛情も「充電」されきゃ続かない、日頃の努力次第ってことですから(笑)