カテゴリ:設備・仕様、使用感
実を言うと法定検査があった事で、 浄化槽の日記を書いていない事を思い出したんですよ。 それまでは浄化槽の事が分からなくて、散々調べていたのにです。 とりあえず使用実績もまだ無い事から、 これくらいだったら流しても大丈夫とかいう結果も出ていなくて、 これからそういう物をすこしづつ蓄積していこうかと思っています。 そして法定検査があった事で初めて浄化槽の中を覗く事が出来ました。 もっと凄い匂いとかするのかと思ってたんだけど、 意外や意外。 開けた蓋の横でいろいろと説明を聞いていても、 耐えられないような匂いは特にありませんでした。 そうなんです!ここぞとばかりに検査員の方に根掘り葉掘り質問しちゃいました。 特にイヤな顔一つせず、むしろ興味を持ってもらえる事は嬉しいと気を良くして、 いろいろとお話しをしてもらう事も出来たので、今日はそのお話し。 まずは我が家の浄化槽の断面図。 メーカーのホームページからカタログをダウンロードしてみました。 ただのポリタンクに微生物を入れてるだけかと思ってたら違ったんですね。 実際に撮影が出来たのはこのうち『担体流動槽』と『消毒槽』『沈殿槽』の真上の蓋からで、 その他、我が家の浄化槽には上の図とは違い『夾雑物除去槽』と『嫌気ろ床槽』、 2つの槽の真上に蓋がついてるんです。 ↑担体流動槽 『担体流動槽』以外は撮影してもよく分からなかったのと、 やっぱり浄化槽だけにUPしない方が良さそうな絵だったので、そこはパスしました。 浄化槽のお話しでよく出てくる微生物(バクテリア)は、 この『担体流動槽』の中に生息しています。 我が家の『担体流動槽』は『担体』と言われるボールが槽の中に入っていて、 そのボールに微生物が付着しているのだそうです。 ↑担体 このボールには未だ微生物が繁殖していなんだそうで、 1年が経つ頃にはもうすこし苔状?のものが繁殖しているんだそうです。 この他にも、ボールではなく、 板状の物に微生物が付着させられているタイプの浄化槽もあるらしく、 我が家に設置されているボール状の『担体』は、 外部からタニシ等、微生物を餌にする生物が侵入した場合にも、 対応できるタイプだと説明を受けました。 ボール状の『担体』が常に水流によって撹拌されている状態なので、 そこに付着している微生物を餌にしようとタニシなどが侵入しても、 タニシの方が『担体』へ付着できない。しずらい。のだそうです。 周囲の環境によって設置する浄化槽が違ったりもするんでしょうかね。 そしてこの『担体』。 我が家の浄化槽タイプにはなんと200個も入ってるだって! ↑担体が撹拌されている様子 すげー(〃゚д゚;A ちなみに、この図の赤で囲った白い容器。 ここに消毒薬が入ってます。 設備の点検や清掃、そして消毒薬の補充、 これをやるのが先日ご紹介した民間業者のお仕事という訳なんですね。 あっ!あとブロワに問題が生じた場合にも民間業者の出番になるそうで、 このブロワが壊れると微生物まで酸素を供給できなくなり、 微生物が死んでしまうのと、 いわゆる悪臭が発生してしまうのだそうです。 このブロワ。壊れると大抵は止まってしまうのだそうで、 そのように設計されているのだそうですが、止まる率は80%くらい。 ごくごくたまに壊れていても止まらない場合があるそうです。 逆に言うと悪臭がある場合にはブロワが原因の可能性があると言う事らしいですね。 その他にも悪臭が発生するパターンがあるそうで、 冬の終わり(春先)、梅雨の時期とそれぞれがそうらしいです。 それって1年の約半分? 冬の間は微生物による分解があまり進まず暖かくなる頃、促進させるそうで、 まずはその時期。 梅雨の時期は湿気が多くなると人間の方が匂いに敏感になるらしく、 匂いが気になる事もあるのだとか。 浄化槽の設置の段階から選択肢がある場合には、 上に物が建たない(カーポートも含め)風通しの良い場所が理想なんだそうです。 最近、エアコンの室外機なんかでも流行っているラティス状の囲い、 あれがいいと言う話しは専門業者になるほど聞きませんね。 ブロワでもそれは同じで、やはり風通しの良い場所が良いそうです。 室外機とかブロワにスウェーデンハウスのオーニングってつけられないかな。。。 風の強い日が来る度に1つ1つ畳むのは大変そうだけど。。。 @ @ @ 浄化槽関連 複合日記 @ @ @ 【1】浄化槽のお話し【スウェーデンハウス】 【2】浄化槽の使い方【設備・仕様、使用感】 【3】浄化槽の法定検査【設備・仕様、使用感】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月10日 21時37分40秒
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