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語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

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2011年10月05日
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山本作兵衛氏の炭鉱画が、ユネスコの世界記憶遺産に認定されたことをきっかけに、石炭産業の歴史を見直そうという動きが高まってきているようです。原発の問題もあり、この国のエネルギー政策はいったいどんな流れをたどって今があるのかそういった見方もできるのではないでしょうか。
私の故郷でもある福岡県筑豊地方はかつて、我が国有数の産炭地でした。黒いダイヤといわれた燃える石を求めて、たくさんの人が命がけで地にもぐり、それを掘り出し、日本の近代化を支えるエネルギーの源を作りあげていました。常に死と隣り合わせの想像を絶する過酷な労働。それを支える家族、仲間…おのずと人と人との絆が強くなります。連帯、団結してその命がけの労働に誇りを持ち、権力と闘い、搾取を許さず。
そんな労働者の日常が、とても興味深い人形劇となって残されていました。
1955年、当時の炭鉱労働組合が、労働者の士気を高めるために制作したものと思われる46枚のモノクロフィルム。
これが幻灯絵噺「せんぷりせんじが笑った!」です。

原作は、鞍手町在住の記録作家、故上野英信氏。ご子息、朱さんによって発見されたそのフィルムは、長く後世に残すべきと4年前にDVDになりました。その際、朱さんが台本を見直され、たまたまご縁があった私が、朗読を担当させていただいたのです。

これもまた作兵衛さんの絵に続き、現代に伝わる貴重な炭鉱の遺産ひとつと言えるのではないでしょうか。
今回、こうした動きがあって、このDVDにも新たな光が当たることとなりました。

10月20日 木曜日 午後6時半~8時
福岡市の赤煉瓦文化館(福岡市文学館)にて

幻灯「せんぷりせんじが笑った」の上映会が行われるそうです

炭鉱の歴史や作家上野英信氏の仕事に詳しい、編集者の坂口 博氏が解説をしてくださいます
恥ずかしながら、朗読者の私も少しお話をさせていただくことになっております

入場は無料です。秋の夜長にいかがでしょう
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最終更新日  2013年05月05日 00時26分51秒
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