駅は何処?私は誰? (Perugia その6)
次はあそこ(サンピエトロ教会)に行こう。 ↓城門の外側に見える鐘楼(小さい塔)に向かう。この城門のちょっと手前に共通券で入場可能な国立ウンブリア考古学博物館は、サラッと見て出てきました。(工事しててあんまり見るものも無かったので・・・)←今回こういうパターンが多い。「鐘楼には足場が組んであるなー・・・」「やっぱりそうかなー」「いや、運良く入れる!」「いつものパターンで・・・」まあ兎に角入り口までは行ってみないと分らないので、ここは突入。がっ、一人のイカツイオジサンに出くわす。彼は「 Tutto Chiuso ! Va Bene !!」と大きな声で言う。「この先には大学の農学部らしいが、それの事か? このオジサンも何となく、大学の教授に見えなくも無いし。。。。」と思ってるうちに、オジサンに入り口と睨んだ場所閉められました。(-_-;)「時既に遅かったか。」仕方が無いので城門を抜けて再びCentroに戻る。山の上(岡の上)は日の陰りも早い。辺りはだんだんだんだん だんだんだんだんだんだん暗くなってきたのです。暗い分これ(クリスマスツリー)よりは綺麗?オマケの観覧車暗くなって、行きたい所も大して開いてなかったので、大聖堂付属美術館(?)に入ってみる(共通券で入れる)。これは何の気無しに入ったけれど、なかなか良かったと思います。(時間が有れば、入ってみても面白いと思います。)見学終えて外に出ると上の観覧車の写真の如く日はトップリと暮れていたのです。シンデレラのお帰りの電車は本数がとてーーーも少ないので、乗り遅れたら大変です。急いで帰りましょう。カボチャの馬車は有りませんが、心配要りません。下へ向かえば良いのです。下に。でも、来た時とは違う道。同じ道を帰ったのではつまらない!?(既にどの辺を通ったか暗くて判別不能。)「どうやら、現在位置が到達予測地点と違うんじゃないだろうか?」(-_-;;))))「それに暗い。」「あれはスタジアムか?この道を行くと全然違う所に・・・?」近くにバス停が有ったので、人に聞いてみる。「Perugia駅に行きたいんだけど、ここは何処?どっちに行きゃ良い??」シニョーラに聞いてみるがよく分らないらしい。が、彼女は分りそうな人に聞いてくれた。40代くらいのオジサンが「この道を真っ直ぐ行ったら、左に階段が有るだろう。そこを右に降りていって、次に左にズーーッと降りて行ったら良い。最初は右に、次に左」「Grazie mille !」暗い夜道を早足で下って行く。「階段を右に下りて、次に左で、一直線。」電車の時間までは30分。「ここからどれくらいかかる?」遅くなる方は想定しなかったので、この後に直通電車が有るのか分からない。こう言う時は焦らず急がなければ。「イタリアで電車は遅れるもの、慌てるべからず!」なのである。とは言うものの、早足は止まらない。何人かとすれ違うが、暗くてもう人の顔は判別できない。10分くらい坂をくだっただろうか、ようやく見覚えのある風景が暗がりにも分った。「もう、10分とかからない。」そう思って、駅近くのスーパーへジュースを買いに寄ったのだが、ややレジが混んでいたためか、駅に着いたのは予定発車時刻の3分ほど前。。。これでPerugiaも終わりとは名残惜しい。今回見られなかった所は、ほんの5,6ヶ所。何時かまた来ようと思いつつ、約20分遅れの電車に乗り込みFirenzeへの帰路に就くのでありました。Perugia編 おしまい