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祝祭男の恋人

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Nov 27, 2005
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カテゴリ:小説をめぐる冒険
 『明るい夜』著/黒川創を読む。
 11月21日の読売新聞で紹介されていた記事が目に留まったのだ。

 「一人ひとりの中に世界があり、それを耕している。
  何で生きているんだろうと考えたり、アルバイトしながら
  気持ちがへこんだりするのって、本人には大問題ですよね。
  この小説は、答えが出ないことを答が出ないままに生きる根性
  についての話だと思う」

 という言葉を頼りに書店へ走る。
 
 後半、イランから移住して
 レストランで働く男の語るエピソードがある。
 隣国との戦争に駆り出された兄が、両足と下顎を吹き飛ばされて
 帰ってくる。そういう故郷を離れ、男は日本にやって来る。

 浮かんでは消え、浮かんでは消えるエピソードを通して
 ぼんやりと、いろんなものがちょっとずつ見えて、また、隠れる。

 自分の故郷が、「5階建ての団地で、ベランダから、自衛隊の
 基地と、でっかい自動車工場が見えるだけの場所なんだよ」と
 「わたし」は言う。
 「そんなもんやで、誰かて」と元友禅職人が言う。
 「人間、たまたま居着いただけの土地に、だんだん馴染んでいく」
 ということもあるのだと言う。

 小説の最初の一行が書き出せない若者が出てくる。
 彼はどうなるのか…

 さらりとした風の中に、ふっと何か気になる香りが混ざっている。
 そんな感じの残る小説だった。





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Last updated  Nov 28, 2005 02:45:29 AM
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