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テーマ:最近観た映画。(40092)
カテゴリ:政武楼のキネマ~ニャ
【H18.10 いよいよシリーズ化へ、映画レビューのコーナー「政武楼のキネマ~ニャ」】近日中に連休が取れる見込みができたので、今日高速バスを予約しました。行き先は高松。四国へ行って本場の讃岐うどんでも食べる予定です。今から楽しみです。 さて、今日は本当の久々の新コーナー。以前から時々書いている映画レビューをコーナーに昇格させます。題して「政武楼のキネマ~ニャ」。決して手品兄弟とかは関係ありません(?)。 さて、記念すべきvol.1は「フラガール」です。 ストーリーを大まかに言いますと…、高度成長期真っ只中の昭和40年、福島県の「常磐ハワイアンセンター」ができるまでの、どことなく悲しく、どことなく切なく、どことなく温かい、実話を基にしたお話。 【エネルギー需要が石炭から石油へと変化し、炭鉱が閉山となり、失業者があふれる】 この失業者問題を解決すべく、考え出されたのが「常磐ハワイアンセンター」でした。この映画の主題は、そこでの「ハワイアンダンサー」達が繰り広げる成長ドラマと炭鉱で働く労働者の葛藤ストーリー言ったところでしょうか。 まず、つまらないツッコミを…。この映画の冒頭で、舞台は「いわき市」と表記されますが、昭和40年は、常磐ハワイアンセンター周辺は、「いわき市」という名前では無かったそうです。(常磐市が正解) まぁ、こんなのは映画の本筋から外れるのでここで終えといて…。この映画のキャスト。まず、自分はいぶし銀の脇役に目が行ってしまうのが癖のようで…。この映画でいうなら、岸辺一徳。役柄は常磐ハワイアンセンターの開設責任者といった感じでしたが、相変わらず渋い演技でした。特に光ったのは、福島弁でキレるところですね。 目立ったところでは、南海キャンディーズの山崎静代(しずちゃん)。てっきり、「最近良く邦画に見かける、お笑い芸人がチョイ役で出てきて、ちょっと笑わせて終わり」みたいな感じかと思っていたらとんでもない。フラダンサーという主要どころで立派に役をこなし、意外な好演でした。見る価値はありです。 でも、やっぱり今回一番の秀逸は蒼井優。あのダンスのキレと、ラストシーンの達成感が垣間見える『笑顔の涙』。これは必見です。あの笑顔で、全てのストーリーを見事にフィニッシュさせました。思わず凝視してしまい…頭に焼き付いて離れません。 ストーリー展開は、綺麗にまとまっており、無理なく見られました。どんどん映画の内容に引き込まれてしまいました。自分は、何となく間が空いてしまったり、つまらないという時は、上映中に時計を見る癖があるんです。ちなみに過去に見た映画だと、「日本沈没」は4回くらい、「UDON」で5回くらい、「ゲド戦記」にいたっては10回以上見てます。今回の「フラガール」上映中に腕時計を見た回数は1回…。2時間強という長丁場だったにもかかわらず、それくらい集中できましたので良いストーリー展開だったといえます。 総評:「大変すばらしい作品」といえます。フラガール達の懸命に踊る姿、本当に感銘を受けました。スパリゾートハワイアンズ(常磐ハワイアンセンターの現在の名称)、行ってみたくなりました~。アカデミー賞外国映画部門にノミネートとの事ですが、胸を張って日本の代表として頑張ってほしいですね。 ではお決まりの一言を…。 いやぁ、映画って本当に良いものですね。(by MikeMizno) 以上、政武楼がお送りしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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