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テーマ:最近観た映画。(40090)
カテゴリ:政武楼のキネマ~ニャ
【諸事情により、いつもと違う映画館へ…のキネマ~ニャ】今日は久々に仕事以外で街へ出てみました。普段は閉じ篭り気味なので、たまには良いですね。行った先は埼玉県熊谷市、なぜそんなところにといいますと…、このコーナーの為です。政武楼のキネマ~ニャ。 なぜ、いつもの映画館でなくてここなのかといいますと、フフフ…。 …何のことはありません。最寄の映画館が結局「虹の女神」が上映期間終了となってしまったためです。今週から埼玉県で唯一、「虹の女神」を上映している映画館がここ熊谷「シネティアラ21」となります。 それでは、前回の予告どおり、今回は「虹の女神」のレビューといきます。 いつもと違う映画館で少し迷子になった以外はいつもとおなじです。相変わらず一人で、映画館へw この手の映画の「カップル」を目撃するのかなぁなんて思ってましたが、それすらほとんどいませんでした。映画を観ていたのは、全部で10人前後です。封切りからだいぶ経ってますからまぁしょうがないですかね。 大まかなストーリーを言いますと…、学生時代に気になっていた渡米している女友達に写メール+メッセージを送ったところ、返事がない。その友達は、飛行機事故で亡くなった事を知り…、という現在の話の中に、学生時代の回想が入っているという感じです。本筋は学生時代の方ですが、これが伏線ととなっていて、ラストへと繋がっています。 …、なんか前回紹介した、「ただ、君を愛してる」と筋が似てますが、中身は違います。「虹の女神」のほうが何となくリアルな話にみえます。 キャストは、なかなか豪華です。目立ったいぶし銀キャストは、小日向 文世ですね。この方「UDON」でも良い味を出していましたが、今回はヒロイン、あおいの父親というアットホームな役。なかでも家族であおいの確認の為渡米するシーン、あおいの妹が飛行機に乗るのをを嫌がっている時、小日向の感情が高ぶった迫真の演技が光ってました。 今回も蒼井優の盲目という難しい役回りの名演ぶりが目立ちましたが、でも今回よかったのは主役のお二人の「ぶっきらぼうなやり取り」です。(もちろん良い意味でぶっきらぼうですw) 台詞の事細かまでは覚えていませんが、とにかくぶっきらぼうで自然なやり取りでした。これが話に妙なリアルさをかもし出していたのかもしれません。特に上野樹里は、最近見ているTVドラマ「のだめカンタービレ」の「のだめ」の不思議系イメージで見始めてしまったため、落差があって驚きましたw(この映画では、ものすごく毅然としたシャープな演技です) この映画、編集の仕方も少々変わっていた気もします。同じ部屋でのシーンなど、ところどころで、切らなくてもいいところでシーンを微妙に切って再び繋いでいました。人によっていろんな印象があるかと思いますが、このような編集方法も新鮮味があって良いかなと思いました。 総評:自分がこの映画から感じ取ったもの、それは「自分をごまかしていると、きっと後悔することになる。」ということでしょうか? 話の詳細は言いませんが、映画の後半に出てくる34歳の女、取材先で手を挙げられなかった岸田、ラストのあおいの手紙…、どれをとっても切なさが感じられ、後悔を滲ませているような気がしました。妙なリアル感があるこの話、見終わった後、いろいろとずっしり来ました。せつない…。 それと、映画の中で上映されたあおいの自主制作映画「地球最後の日」も、不思議な感じでしたね。映画の中の映画ですし…。ちなみにこの映画の中の映画のラストも衝撃的です。気になる方はぜひ一度ご覧ください。 ではお決まりの一言を...。 いやぁ、映画って本当に良いものですね。(by MikeMizno) 今度は何を観ようかな?の、政武楼がお送りしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 19, 2006 01:07:07 AM
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