ヤサイエンジン

今日の未明12mm、午前中10mmの降雨。観測にはかかっていないと思うけれどほぼ一日中小雨がぱらつく。

昨日の豪雨など連日の雨で畑は久しぶりに水が溜まって、ぬかるみもかなり増えてきている。有機物マルチをしている部分はほぼいつもの状態で歩ける。有機物マルチの威力ってたいしたもんだと感じる今日この頃。
といってもそろそろいったんは乾いてくれないと今度は根腐れが心配になってくる。

スパイダーモアの使用感
天候と畑がこんな状態で、スパイダーモアを使いたくてしかたないのに午前中はやむなく自宅待機。
午後から雨脚が鈍ってきたので一部収穫して出荷を済ませてから後顧の憂いなく、畑にモアを持ち出した。

クボタの「カルモ」という商品。スパイダーモアの中でも最も小型で最軽量の部類に入る。重さは25kg弱で男性なら持ち上げられるくらい。詳しいスペックはリンク先。
リコイルスターターだけど軽くエンジンはかかる。エンジン音は結構うるさいけど、チップソーよりもエンジンの位置が遠くなったのでそれほど気にならない。これはチップソーと比べてひとつのメリットかも。

これがカッターの回転盤。チップソーを地面すれすれで動かしてるような感じ。

まずは平らなところから。自走式でゆっくり歩く程度の速度。刈り幅30cmでこれはチップソーとさほど変わらないけど、自分で竿を振っているのと違ってまったく疲れないし作業は早く感じる。実際はほぼチップソーと同じぐらいだろう。
地表面すれすれで刈ってくれるし、刈り後も草は細かく裁断されているし地表面を這うような草以外は綺麗に刈れている。メヒシバなど多少草丈が高くても問題ないし。
ただあまりに密生していると刈った草に乗り上げたり、なかなか刈れずにスピードが鈍る。あと木質化したような雑草には弱い。

次に法面を刈ってみた。畦などの法面はチップソーと違って無理な姿勢をすることもないので楽。ただモアがずり落ちないようにある程度支える力が必要。

チップソーと一番の違いというと安全性が飛躍的に高まるということだろうと思う。石などはほとんど飛んでこないし、飛んだとしても水平方向。万一のためにゴーグルは必要だろうけど。草の破片もほとんど飛んでこないし汚れない。
次に暑くない。チップソーの場合はエンジンが近くにあるし、シャフトも熱を持つので冬でもかなり暑いけど、これにはそういうのはない。服も軽装で大丈夫だし。

今日一日使ってみて感じたのはこのくらいかな。あさってくらいまでは借りている予定なのでまた気づいたことを書こうと思う。

畑の前の公園の木についていたセミの抜け殻。かなりセミがうるさくなってきたので梅雨明けはもうすぐだろう。